文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

Freetel FT132A で SMARTalk、着信性能の最近の状況

2014-04-13 | VoIP
SMARTalk を起動したばかり、すなわちサーバー登録したばかりの頃は、呼び出し音1~2回で鳴動開始するのですが、数時間後に呼び出してみると、5回以上呼び出し音がしてからでないと鳴動開始してくれません。着信性能としては、実用的とは呼べませんね~

SMARTalk での発信については、先方に聞いてみますと、声がザラザラだけど何を言っているのか分かりますよん、という感想なので、まぁ実用になっている感じですな。

SMARTalk で笑っちゃったのは、右手に090のケータイ、左手にSMARTalkのFreetelを持って、ケータイからFreetelへ電話してfreetelでの着信実験をしていたときです。ケータイでfreetel(SMARTalk)へ電話をかけて、10回呼び出し音を聞くも全然freetel(SMARTalk)に着信しないねぇ~ってことで、ケータイを切って、2分位経過したら、freetelのSMARTalkに着信が始まったんです。ふざけんなよ、て感じですね、これでは実用どころではありません、むしろ困ってしまいます。

★050plusは、相変わらず、安定した着信性能です。
そう言えば最近「050plusでおつなぎします」というアナウンスが無くなってますね。
それでも違和感なく着信するということは、着信の為のシグナリングが性能向上したのかしらん?

freetel FT132A でも使える micro USBケーブル

2014-04-12 | 周辺機器
最近のスマホやauの最新型多機能移動電話機のいわゆる充電/通信ケーブルは、PCに挿入する側は普通のUSBですが、電話機に挿入する側は micro USB です。USBには規格がありますので、電気的特性や物理的寸法等の特性は決まっているはずだと思っていました。

micro USBの金具の長さは 5 mm だと思っていたら、7 mm の製品も市場に登場しているのを最近知りました。ほとんどの製品は、5 mm を前提に作られているので、7 mm の micro USB ケーブルが存在していても実用上の互換性問題は生じませんでした。要するに害が発生することがたまたま無かったということです。

ところが、最近購入した freetel 社が販売する FT132A という Android スマホの充電及び通信端子として提供される micro USB 端子が、7 mm の micro USB でないと届かない作りになっているため、混乱に陥れられてしまいます。

はじめて不便を強いられることになりました。なにしろ、micro USB ケーブルなのに使えるモノと使えないモノがあるという状況に陥れられてしまうからです。 2 mmの違いを物差しで測って、利用者が区別せよなんてナンセンスであることは自明です。いわゆる標準仕様をないがしろにして、利用者に迷惑をかけていることになります。小生は、freetel社の志を支持していますし、よくやっている企業のひとつなのだと思いますが、FT132A の micro USB コンセントについては、仕様再点検の詰めが甘かったのかもしれませんね。 7 mm の micro USB ケーブルは、freetel eSHOP にて税込み 680 円で販売していますが、「格安・高品質Simフリースマートフォン"freetel"FT132A専用のUSBコードです。汎用のUSBコードよりもUSB端子の長さが2mm長くなっています。他のUSB機器のコードとしてもお使いいただけます。」として、正直に表明していることは好感が持てます。

標準仕様に適合している汎用の micro USB ケーブル(micro USB プラグの金具の長さが 5 mm の製品)なら、可用性があり、互換性のある多様な製品が多様な価格で市場に提供されています。7 mm の micro USBケーブルは、5 mm 品に比較して可用性が低いので、入手先情報を多く把握することで可用性を補おうという考えで、インターネットで検索したところ、100円ショップのダイソーでも売っているという情報が得られました。パッケージの写真を撮影しましたので下に掲載します。ちなみにケーブル長は50cmです。製品名は、「スマートフォン用USB充電・通信ケーブル」です。型番は、携帯電話No.42です。



袋から取り出したケーブルは、次のとおりです。



下の写真に写っているプラグは、左から順に、「freetel社製FT132A端末に同梱されているmicro USBプラグ」「ダイソーのmicro USBプラグ」「PCに挿入するUSBプラグ」です。


Freetel社のFT132Aという端末

2014-04-07 | Android
【はじめに】

ドコモが2009年に発売した最初のAndroid端末で、HT-03Aというのがありました。Androidのバージョンは1.5、CPUは528 MHzのシングルコア、RAMは96 MB、画面は3.2インチの480×320ドットでした。はじめてFreetel FT132Aを見かけたときの印象は、端末サイズや画面解像度があたかも往年のHT-03Aのやうでした。そして何気なく仕様表に目をやると、CPUクロックがほぼ倍の1 GHz、RAMが5倍の512 MBに強化され、Androidのバージョンが1.5から4.1.2へと進化していました。

【FT132A (Freetel社製)】

2013年11月16日に、プラスワン・マーケティング株式会社という日本企業が、12,800円で国内発売を開始。FT132Aには、SIMロックが施されていないため、ドコモ及びソフトバンクのSIM並びにそれらのMVNOのSIMを利用できるばかりでなく、海外渡航先で現地のSIMを挿して利用することもできます。テザリングも普通にできます。ちなみに、普通でないテザリングというのは、一体どういうことなのかと言いますと、ドコモブランドのスマホがそうなのですが、テザリングの際に端末が強制的に秘密のアクセスポイント名を使う特別仕様になっていて、しかもこの秘密のアクセスポイント名は変更できないようになっているわけです。従って、ドコモブランドのスマホは、ドコモを利用するMVNOのSIMだとテザリングができないという不利益が生じます。更にドコモにSIMロック解除してもらってもその不利益はが残ってしまいます。
FT132Aの端末本体の仕上がりは、ドコモブランドの初代アンドロイド機であるHT-03Aに比較すると、少々ゆるいところがあります。しかし、12,800円だということを考えますと、その仕上がりのコストパフォーマンスは抜群によいと言えるでしょう。
端末色の選択肢は、白、黒、緑、桃の四色展開です。今回は緑を購入しましたが、ドコモの昔の三洋製キッズケータイにあった淡い水色の端末を希望します。


【製品仕様】

 http://www.freetel.jp/smartphone/index.html

サイズ:116.5×61.5×11.3 (mm)  質量: 113 g
SC7710 (中華人民共和国Spreadtrum社製
   シングルコアWCDMA/HSPA+チップセット(1GHZ))
   GSM/GPRS/EDGE baseband
   EGPRS class12,type B
   (MCS1-9 in downlink and MCS1-9 in uplink)
   Cryptographic Algorithms:
    A5/1 A5/2 A5/3,GEA1,GEA2,GEA3
   Inter-RAT cell reselection & handover
    between GSM/WCDMA
   WCDMA/HSDPA/HSUPA baseband
   Compatible with WCDMA standard
    in 3GPP Release 6/7
   Support 3GPP
    Band I to Band VI
    Band VIII
    Band IX
    and Band X
   Support HSDPA & HSPA+ 21Mbps (Cat14)
   Support HSUPA 5.76 Mbps (category 6)
   Quad vocoders for adaptive multi-rate (AMR),
   enhanced full rate (EFR),
   half rate (HR), and full rate (FR)
 GSM:850/900/1800/1900 MHz
 WCDMA:850/1900/2100 MHz
 バッテリー容量: 1500 mAh
 OS: Android 4.1.2
 ディスプ:3.5 インチ (480×320 ピクセル)
 RAM:512MB + 8GB(microSDカード標準搭載済)
 ROM:512MB
 microSDカード最大対応容量:32 GB
 背面カメラ:2.0 Mpix FF (自動焦点機能無し)
 前面カメラ:0.3 Mpix VGA (自動焦点機能無し)
 Bluetooth:version 2.1
 GPS搭載、WiFi IEEE 802.11 b/g/n

【同梱品】

ACアダプタ、イヤフォン、USBケーブル、ユーザーマニュアル、保証書、端末カバー、保護フィルム。

【Google Playあり】

FT132A端末には、Google Playを標準搭載していますので、Googleアカウントを利用してAndroidアプリを端末へとダウンロードできます。

【かな漢字変換がプリインストールされているので困る】

Google日本語入力がユーザーエリアではなくシステムエリアの方にプリインストールされているためrootを取らないと消去できません。従って、ただでさえ少ないシステムRAMを無駄に消費してしまいます。Google日本語入力を使わない場合には、停止させることができますが、停止させても数メガバイト分は、システムRAMを占拠し続けます。
小生は、かな漢字変換アプリとして「OpenWnnフリック対応」を愛用しておりますので、Google日本語入力アプリは使いません。「Wnn Keyboard Lab」ではなくて「OpenWnnフリック対応」の方です。小文字qwertキーボードにアットマークがあること及びかなテンキー→qwerty→数字テンキーのモード切替順が良いです。

【Dual SIM のこと】

FT132A端末は、Dual SIM サポートです。SIM1及びSIM2の挿入口があります。SIM1はWCDMAによる音声及びデータ通信用途で、SIM2はGSMによる音声通話用のSIMを設置することができます。海外渡航先で使うGSM用SIM(又は現地のWCDMA/GSM対応SIM)は、無くさないようにSIM2に入れっぱなしにしておけばよいでしょう。日本国内では、GSMサービスが提供されていませんので、Freetel FT132AのSIM1だけ利用することになります。GSMサービスのある国や地域へ行ったら、SIM1に現地でデータ通信する方のSIMを入れ、日本で利用していたSIMはSIM2へ移します。こうすることで、普段日本で使用している電話番号(SIM2)でGSM網を利用して通話の発着信が可能となり、同時に、現地SIM(SIM1)でデータ通信が可能となります。現地SIMが通話もできるプランだった場合には、SIM1でも電話番号を利用した通話の発着信が可能です。要するに、GSMサービスのある国や地域では、SIM1及びSIM2の通話用電話番号が両面待ちできるということです。以上は、CPUの仕様書から読み取れる内容であり、実験結果ではありません。実験する機会があったら、このブログ記事に手を加える予定です。

【対応周波数帯】

FT132AのCPUは、中華人民共和国の企業Spreadtrum社製で、SC7710という型番です。仕様書によれば、3GPPで規定されているBand I~Band VI,Band VIII, Band IX及びBand Xをサポートしているということですので、CPU自体は、以下の4つの周波数帯に対応している模様です。
Band I 2100MHz = ドコモ,ソフトバンク
Band VI 800MHz = ドコモ(FOMAプラスエリア)
Band VIII 900MHz = ソフトバンク(プラチナバンド)
Band IX 1700MHz = イーモバ,ドコモ
では、SC7710を搭載したFT132Aは、端末として上記周波数帯に対応しているかどうかについては、FT132Aの販売元が明らかにしていません。
誰かのブログ「FOMAプラスエリア対応可能 SIMフリー スマートフォン」によれば、上記周波数帯に対応しているハズだとされていますが、2chやその他の誰かのブログでは、FOMAプラスエリアには対応していないとの書き込みもあります。また、信頼できそうな情報として、b-mobileのサイトでFT132AはFOMAプラスエリアには対応していないと明記されています

【イヤホンの左右がわからないこと】

イヤホンは、ステレオなので、イヤーピースが二つありますが、その短い方のケーブルの先に付いているイヤーピースを左耳に、長い方のケーブルの先に付いているイヤーピースを右耳に入れます。

【普通のUSBケーブルが使えないこと】

FT132A用のUSBケーブルは、マイクロBコネクタの金具の長さが少し長めです。多くのUSBケーブルがFT132Aでは利用できないでしょうから、FT132Aの販売元が売っているいわゆる純正USBケーブルを入手するのが無難だろう。しかし、単にマイクロBコネクタの金具の長さが少し長めなだけですから、プラスチックのモールドの部分をナイフで削って長さを少し長めにしてやれば利用できます。あるいは、ダイソーで売られている(らしい)マイクロBコネクタのUSBケーブルを入手してもよいでしょう。

【無線LANの不都合解決方法】

FT132Aには、無線LAN機能があり、自宅の無線LANや公共無線LANホットスポットに接続することができます。更に、FT132A端末自身が無線LANのアクセスポイントになること、すなわち無線LANルーターになることができます。ところが、自宅の無線LANへの接続がつながったり切れたりを繰り返すという変な症状に見舞われてしまい、とても困りましたが、Freetel社の関係者のamebaブログにその暫定的な対処方法が紹介されていました。この方法を適用したらとりあえず問題を避けることができました。
http://ameblo.jp/freetel/entry-11801745312.html
どのような対処方法かと言えば、自宅の無線LANルーターの設定を変更するというものです。認証のパラメタ設定を変更します。WPA/WPA2 mixmode-PSKだったものをWPA2-PSK固定に変更しました。WPA固定に変更でもOKらしい。要するにmixmodeでなく固定にするという事です。自宅にある他のPCやスマホには全く影響ありません。

【カメラ】

オートフォーカスではありませんし、画質は悪いです。従って、別途デジカメが必要になるでしょう。
それならば、いっそのことFT132Aにはカメラを搭載しない方が良かったと思います。
その分安くした方が良かったと思います。

【受話音量】

通話の際の受話音量は、歪を極力抑えて、必要最小限を確保できていて好感が持てます。しかし、カメラのコストを受話品質向上及び音量増大に使っても良かったのではなかろうかと思います。騒音の中で余裕で相手の言っていることがわかる程の大音量の受話器を備えているスマホは価値があります。

【着信音量】

着信音量は、歪を極力抑えて、必要最小限を確保できていて好感が持てます。しかし、カメラのコストを着信音品質向上及び音量増大に使っても良かったのではなかろうかと思います。騒音の中で歪無く余裕で聞こえる大音量着信音を出せるスマホは価値があります。

【通話録音機能】

FT132AのVoIPでない方の電話アプリには、通話録音機能が付いているのでとても便利です。先方と当方の声をAMRフォーマットで録音してくれます。但しHiFiではありませんが必要十分な感じです。録音した声は、オーディオファイルとして専用フォルダに保存されますので、音楽プレーヤ等で再生できます。音楽プレーヤですので背面スピーカーから音が出まして、受話器で聞くことはできません。受話器で聞けるといいんだけどな。

【留守番電話(伝言記録機能)】

FT132Aの電話アプリには、ありません。

【050plus運用】

IIJmioのSMSオプション付きのデータ通信専用SIMでしばらく運用してみました。通勤は電車で片道50kmの距離を移動しています。フル充電して8時間くらいで電池が無くなってしまいました。本体が熱くなることはありませんでした。050plusへの着信成功率は、かなり良好です。090の普通のケータイに比べると着信音がなかなか鳴り始めないので、050plusへ電話してもらうときには、最低でも10回以上は呼び出し音を聞いてくれと言っておく必要があるでしょう。メール数通、通話1分、スケジュール管理数回、ツイッター閲覧3回、ウェブ検索5回、マップ3分程度の運用でした。電池寿命については、データ通信専用SIMで050plusを利用した電話待受では、一日持たないことから、実用性無しと言わざるを得ません。

【SMARTalk運用】

IIJmioのSMSオプション付きのデータ通信専用SIMでしばらく運用してみました。通勤は電車で片道50kmの距離を移動しています。フル充電して10時間くらいで電池が無くなってしまいました。本体が熱くなることはありませんでした。SMARTalkへの着信成功率は、かなり悪いです。050plusに比較して着信音がなかなか鳴り始めません。SMARTalkの050番号へ電話してもらうときには、最低でも20回以上は呼び出し音を聞いてくれと言っておく必要があるでしょう。メール数通、通話1分、スケジュール管理数回、ツイッター閲覧3回、ウェブ検索5回、マップ3分程度の運用でした。データ通信専用SIMでSMARTalkを利用した電話待受では、一日持たないことから、実用性無しと言わざるを得ません。PUSH通知に設定してあるのに意外に電池持ちませんでした。

【日本通信株式会社(b-mobile)"スマホ電話SIMフリーData"で運用】

090番号を入れたデータ通信SIMでしばらく運用してみました。自宅内及び自家用車で数キロ離れたスタバへ出かける程度の移動の場合、フル充電して24時間経過後でも、電池残量が23%ありました。片道50kmの距離を通勤のため電車で移動した場合には、10時間経過後の電池残量は16%でした。メール数通、通話1分、スケジュール管理数回、ツイッター閲覧3回、ウェブ検索5回、マップ3分程度の運用でした。050plus及びSMARTalkに比べると電池の持ちが良好という感じです。使うアプリによりますが、ぎりぎり24時間程度は持つかもしれない感じがします。10万円近くする最新鋭スマホだと大容量リチウムイオン電池搭載で2~3日持つ機種が増えていますが、12,800円の端末ですから、この辺りで妥協していいのかもしれませんが、3800mAh程度のデカ電池とそれ用裏蓋をセット販売してくれたら尚都合が良いと思います、あるいは、5000mAhのエネループを背中に装着してUSB給電でなくて直接本体へ給電する直結アダプタを提供してくれると尚更都合が良いと思います。

ソフトバンクから転出→日本通信株式会社(b-mobile)へMNP転入しました

2014-04-05 | 料金プラン
いわゆる携帯電話又はスマホの電話会社は、ドコモ、エーユー、ソフトバンク、イーモバイル、ウィルコムだけではありません。

ガラケーのときは、月額料金1,750円(全く使用しないとき)でしたが、パケットし放題のスマホにしたのに、50円も安い1,641円になりました。しかもパケットをいくら使っても1,641円よりも高くなりません。そういう料金プランがありました。

ソフトバンク3G契約のガラケーでwebブラウザを利用して、乗換案内、バス運行情報、天気予報、ツイッター、PCメールを見る機会が増えました。ガラケーのブラウザでウェブサイトを閲覧する場合には、対応可能な文字数に制約があって、満足に閲覧できない状況に遭遇する頻度が増えてまいりました。そこで、ソフトバンクのスマホに機種変更するのがベストなのかを検討した結果、小生の利用方法ならば、MNP制度を利用してソフトバンクから日本通信株式会社(b-mobile)へ移るのがベストだという結論になりました。小生の利用方法は以下のとおりです。

他にも方法があります。たとえば、通話のみの契約(例えばドコモだと1,007円)とデータ通信SIM(格安のServersMan(税込467円)でSMS(税抜143円)付なら税込619円)とを併用すると合計で税込で1,626円となります。この方法ですと、更に毎月15円安くなりますが、端末が2台になってしまいます。通話端末とメール/ウェブ端末とを分けたい向きにはこちらの方法もあるでしょう。しかし、小生としては、端末を1台で済ませられる方法を選びました。

ソフトバンクのガラケーの時には、メールをしてもウェブサイトを閲覧してもパケット代が上限額に向かってどんどん課金されていきました。もしそれがauのガラケーでメールやり放題の一番安いプランだったら、メールで使うパケット代は課金されませんけれどもウェブサイトを閲覧するとパケット代が上限額に向かってどんどん換金されていきました。しかし、今回選んだ事業者の料金プランへMNPすることにより、メールをやってもウェブサイト閲覧をやってもパケット代は課金されなくなります。但し、データ伝送速度が100kb/sちょいに制限されていますので、YouTubeなどの動画を携帯電話網経由で快適に閲覧することは無理です。小生の場合、動画は無線LAN環境で見るので十分なので、これでいいのだ、です。

今回MNPするソフトバンク回線は、2003年に契約したものですので、昨年で10年目を迎えている回線ですが、ソフトバンクの場合、長期契約による端末買増時割引や月額料金割引はありませんので、ソフトバンクからの転出で失うものもありません。

01.短い連絡メールの交換
02.乗換案内、バス運行情報、天気予報のサイト閲覧
03.PCメールのチェック
04.ツイッター
05.通話
06.LINE
07.地図
08.音楽プレーヤ
09.電卓
10.ボイスレコーダ
11.スケジュール管理
12.目覚まし時計
13.カメラ
14.メモ
15.QRコード読み取り

以上のアプリをソフトバンクのガラケーで利用した場合の毎月のランニングコストは、最小限で済んだ月は、1,735円となり、パケット通信を普通に利用した場合には、5,869円となります。
同じことをiPhone4S以前の機種に変更してソフトバンクで利用する場合には、毎月2,392円~5,869円の間となります。
同じことをiPhone5以降の新型機種に変更してソフトバンクで利用する場合には、毎月3,493円~8,029円の間となります。
ベストエフォートですが7GBまでフルスピードで利用可能。(2014年4月5日現在)

上で触れた小生が利用するアプリには、YouTubeを含んでいません。だからひと月7GBも使うことにならない事は自明です。マップアプリは、もちろん高速の方が実用的ですが、スマホがカーナビの代わりになる状況では未だないですから、期待をし過ぎるべきではないでしょう。なので、LTEでなくていいかもしれませんし、100kb/s程度帯域があれば多分OKなのだろうという感じがするというわけです。こういう利用方法ならば、1,750円/月という月額料金は仮に基準値として受け入れるとして、それが単純に2,392円/月とか3,493円/月に増える理由は、見当たらないことになり、ましてや8,029円/月にまで膨れ上がることは、全く腑に落ちる気がしないわけです。

小生のような利用方法に適した料金プランがソフトバンクにありませんでした。しかし幸い、最近は、ソフトバンク以外の移動体通信網提供社もあるので、そちらをあたってみたところ、日本通信株式会社(b-mobile)が提供している「フリーData "スマホ電話SIM"」というサービスを見つけました。このサービスは、月額料が1,685円で、通話及びSMSができて、データ通信(但し伝送速度は最大200kb/sまでに制限あり)が無料というサービスです。ソフトバンクのガラケー回線+パケット通信契約で、但し着信のみ&パケット通信利用ほとんど無しの場合、よりも50円安いのにネット使いたい放題ということです。

それは、月額基本料として1,641円支払えば、(1)通話の着信無料、(2)SMSの着信無料、(3)インターネット接続及びパケット代無料、という日本通信株式会社(b-mobile)"スマホ電話SIMフリーData"サービスです。

「フリーData "スマホ電話SIM"」サービスは、いわゆる携帯メールアドレスを提供しませんが、メールアドレスなら既にPCで利用しているものがいくらでもあります。また、移動体通信網提供社が提供するいわゆる携帯メールアドレスは、PCメールに比べて扱えるデータ量が少なかったりする場合もあり、更にMNPすると使えなくなるなど、不便なので使い道が無いことが多いという認識です。

日本通信株式会社(b-mobile) "スマホ電話SIMフリーData"
基本使用料: 1,560円(税別)→消費税8%ならば1,641円/月
データ通信基本料 0円{但し通常200kb/s、メールアドレスの提供無し}

通話料:20円/30秒(税別)
Tubo Charge: 100MB/300円(税別)or 500MB/1,200円(税別):最大90日有効
音声オプション利用料金
 キャッチホン 200円(税別)
 留守番電話 300円(税別)
 転送電話  0円
 国際ローミング 0円(通話料金の上限額は5万円になります)
 国際電話 0円(上限設定額: 0.5, 1, 2, 3, 5, 8, 10万円が選択可能)
 迷惑電話ストップサービス 0円
音声通話オプションサービス料は料金月ではなく暦月(毎月の1日から末日まで)単位で課金。
契約日、プラン変更日、解約日が暦月の途中にあたる場合は、日割り計算して課金。
NTTdocomo: LTE, WCDMA, HSDPA, HSUPA

日本通信株式会社(b-mobile)"スマホ電話SIMフリーData" サービスが提供する通話サービスは、国際ローミングできますので、海外へ持っていくことができます。

日本通信株式会社(b-mobile)"スマホ電話SIMフリーData"サービスは、家電大手量販店や秋葉原等や通販にて、3,000円前後でパッケージ販売されています。パッケージ代金の3,000円前後という金額が、いわゆる初期手続き費用になっているという感じだと思われます。電話番号が書き込み済のSIM(ナノ、マイクロ、スタンダードの大きさを選べます)が同梱されていて、パソコンか何かで、日本通信株式会社(b-mobile)のホームページへ行って、自分で契約手続きすれば、アクティベーション完了です。支払いはクレジットカードのみとなっています。とても簡単。但しMNPの場合は、それに比べると手順が少し増えますが、簡単でした。申し込み手続きに際して、本人確認のために、小生の場合は運転免許証を撮影した画像ファイルを添付しました。通常の対面販売での携帯電話ショップでも運転免許証のコピーをとられることは、ありますが、ネットなので、その画像ファイルということになるのだと思われます。

ソフトバンクのスマホ用の料金プランは、5,869円/月と高額ですが、音声のみならずデータ通信さえも海外ローミングできますから、日本で使っているスマホを海外へ持ちだして、そのまま、いつも通り利用できるという利便性があります。しかし海外渡航しないなら無駄に高額料金を支払っていることになります。そもそもデータ通信の海外ローミング利用料は、更に高額です。ちなみに、データ通信は電話番号と違って現地の安いデータ通信SIMを利用しても何も不都合はありません。

自分の利用方法に合った料金プランを選ぶとどのくらい節約になるかを試算してみたいと思います。
機種をiPhone4に替えてソフトバンク契約を継続した場合のランニングコストは、
5,869×12=70,428円/年となります。
一方、日本通信株式会社(b-mobile)「フリーData "スマホ電話SIM"」契約の場合のランニングコストは、1,641×12=19,692円/年となり、年間で50,736円の差となります。10年使うと50万円の差になります。