文珠川慧久の道楽帳2

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廃線跡サイクリング:湘南軌道(4回目)

2020-08-25 | 自転車
過去三回、湘南軌道の経路を妄想したあと、答え合わせサイクリングを楽しみました。駅跡の碑は、全て確認することができましたが、いづれの回もそれ以上の確証は得られませんでした。100年前のことがきちんと記録に残っていてわかるケースもあるんだと思いますが、湘南軌道は、そういうケースではなさそうです。記録が無いとわからないということを改めて認識させられたと思います。

今回は4回目の湘南軌道の経路の妄想及び答え合わせサイクリングです。今回は、湘南軌道の経路を下の地図のように妄想してみました。答え合わせサイクリングをしてみた感じでは、合っているとも全然違うとも、確証は得られませんでした。






(1)葛川にかかる清水橋

二宮から北上して中里駅跡の碑を通過したら中里歩道橋交差点で左折して葛川橋交差点で右折して、葛川沿いの道を通って、二宮高校入口交差点へといってみました。ところどころ途切れているところを道の曲がり具合を地図で見てつながっていると妄想してみると、湘南軌道がここを通っていたとしておかしくない気がしてまいります。しかし、この辺は整備事業によってかなり整備されてきれいになっています(整備事業の碑がありました)ので細かい痕跡を見つけるのは難しそうだという感想です。











サニーライフ二宮の東側、葛川にかかる人と自転車用の細い橋(水門)のたもとにある古めかしい小屋です。







(2)室川のここを渡っていたのかも


上口接合井(南側)


上口接合井(北側)


上口接合井(北側)と新常盤橋(R62)との間にある根下橋


根下橋からの西側の風景





(3)水無川のここを渡っていたのかも


この写真は、湘南軌道が水無川を渡っていた場所を特定している神奈川県立秦野曽屋高等学校2年生の伊藤道明さん及び岩田柊さんの研究レポート「湘南馬車鉄道設立の軌跡」があります。その特定個所よりも新常盤橋寄りです。


そこにはこんなコンクリート製人工物のようにも見えるものが沈んでいました。これはなんだろう。もしかして橋脚の土台なんだろうか。わかりません。






これは結構新しいものかもしれないので湘南軌道とは関係ないのかもしれません。




常盤橋から水無川左岸を西へ少しだけ行くとこんなふうに護岸がなっているところがあります。そこから見える川底にもなにやら似たようなコンクリート製人工物ぽいものが沈んでいるのが見えました。






この写真は、高校生の研究レポートが特定している湘南軌道が水無川を渡っていた場所です。














この写真に写っている丸い穴が、湘南軌道の橋脚の土台柱の挿入されていた痕跡だとしたら、本当にここを渡っていたということなのかもしれません。









参考にさせていただいたブログ:
湘南軌道(Wiki)
軽便(けいべん)鉄道100年の節目 掲載号2013-05-02
廃線探索 湘南軌道
湘南軽便鉄道・写真展示会見学
はだのめぐり 軽便鉄道を歩く その1
はだのめぐり 軽便鉄道を歩く その2
湘南軌道 ジオラマ
神奈川県立秦野曽屋高等学校2年生の伊藤道明さん及び岩田柊さんの研究レポート「湘南馬車鉄道設立の軌跡」
廃線跡サイクリング:湘南軌道(1回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(2回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(3回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(4回目)

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