ホイールをアルミ製の Campagnolo Zonda C17 からカーボン製の Fulcrum Wind 40c に変えました。 Fulcrum Wind 40c に同梱されていた(リムブレーキ)カーボンホイール用のブレーキシューに交換した以外は、今まで使っていたアルミホイール Campagnolo Zonda C17 と同じように利用していました。
Fulcrum Wind 40c (シマノ用)に同梱のブレーキシューは Campagnolo BR-BO500X1 という型番でシマノ用です。
買ったばかりの新品 Fulcrum Wind 40c ホイールです。念のため前後輪すべてのスポークのテンションを測定してノートしておきました。そして、タイヤを(後輪はスプロケットも)装着した状態でぶれ取り台にのせて1円玉を使ってホイールバランスを調べてゴルフクラブ用のバランス用鉛シートを必要なグラム数になるように貼りつけるといった簡易ホイールバランス調整を行いました。そしてホイールの横ぶれを診たところ手を加える必要もなく余裕で 1 mm 以内に納まっていましたが、後輪で一か所だけ気になるところがあったので更に追い込んでおきました。まぁそれでも、ブレーキシューがリムと触れるか触れないかくらいになるようにブレーキレバーを徐々にひいていくと、最初に接触するリムの箇所はいつも決まってましたので、ホイールのぶれがゼロでないことは確かです。ちなみに縦ぶれは診ていません(縦ぶれを診るときにはタイヤを外しておかないと)。
一般道やサイクリングロードを走行している限り、アルミホイールだからとかカーボンホイールだからとか、ブレーキのかけかたについて意識するようなことは、カーボンホイールに交換してから数カ月の間、全くありませんでした。しかし最近になって、どうも勝手が違うような気がしてきました。それは、急こう配を下っていて結構速度が出ているときになるべく短い距離で止まろうとしたときや平地を30km/h程度で走行中に危険回避のための急ブレーキをかけたときなど、要するにきつくブレーキングしたとき、ブレーキから異音と振動が発生するという症状に見舞われたからです。
症状をスマホで動画撮影してブログでお伝えしようと考えましたが、すでに同様のご経験をされた先達の動画を見つけることができましたので、自分で撮影するのは省略して、この動画を参照させていただくことにしました。小生の場合は、この動画と同様の異音が後輪のブレーキから発生しました。動画なので音だけで振動まではお伝えできませんので振動について少々補足しておきますと、あたかも肩こり用のバイブレーターのような振動が後輪ブレーキから太ももに伝わってまいりました。
カーボンホイールブレーキ鳴き(下の画像をクリックするとYouTubeへ飛びます)
ブレーキ鳴きの原理的な原因は、トーイン調整で対応するのが基本のようです。トーイン調整の原理は下図のとおりです。
実際のトーイン調整方法もYouTubeにわかりやすい動画が見つかりましたので一例を参照させていただくことにしました。
ロードバイク ブレーキの音鳴り 解決方法! リムブレーキ編(下の画像をクリックするとYouTubeへ飛びます)
減速のためのブレーキングなどゆるくブレーキングしているときの強度レベル(仮に0~5としてみます)のうえに積まれる感じで、きつくブレーキングしているときの強度の感じを仮に5段階(6~10)で表現することにしてみます。トーイン調整前は6くらいで鳴き始めてしまいましたが、トーイン調整後は6くらいでは未だ鳴かず7くらいになってから鳴き始めるといった感じに変化がありました。
その後ふと思い、ブレーキシューの取り付け位置を再度確認したところ、後ろブレーキのブレーキシューが前後の向き(リム進行方向)は正しいのですがそもそも左右を逆に取り付けていたことが判明しました。正しく取付けなおしてみたところ、7くらいでは未だ鳴かず8くらいになってから鳴き始めるといった感じに変化がありました。
小生の場合、前ブレーキは鳴きません。
小生の場合、鳴くのは後ろブレーキだけです。
ブレーキシューの表面に紙やすりをかけるという対策を紹介しているブログがありましたのでその説を受け入れて、小生も紙やすりをかけてみましたが、ブレーキ鳴きの症状に対して変化はありませんでした。
ブレーキシューをBBB社の製品(CARBSTOP BBS-29)に交換するといいと紹介しているブログがありましたのでその説を受け入れて、さっそく小生も購入して試してみました。BBS-29に交換して初めての走行試験での様子は、8くらいでは未だ鳴かず9くらいになってから鳴き始める場合もある(鳴かないこともある)といった感じに変化がありました。その後2回目3回目と回を重ねていくと馴染んできたようで9くらいでも鳴くことがなくなりました。BBB社製のカーボンホイール専用ブレーキシューでブレーキ鳴きを抑圧できることが分かりました。その代わりということになるのか別の話になるのか不勉強でわかりませんが、BBB社製のBBS-29ブレーキシューの減り方はCampagnolo社製のBR-BO500X1ブレーキシューの減り方よりも若干多いような印象を受けました。ちなみに、小生のロードバイク師匠曰く「鳴かなくなったと思ったら、気が付くと減りが消しゴム並みだったりします。笑」だそうです。
ところで、ブレーキング強度10は全力急制動になると思いますから、落車するといけないので小生は未だ試してませんが、ブレーキング強度10だとブレーキ鳴きするのかどうかは、どこか長い急坂をくだる機会があったら、その時に余儀なく確認できるかもしれません。
リムブレーキ式のカーボンホイールでブレーキングするときには発熱を抑える効果が期待できるからポンピングブレーキを使いなさいと紹介しているブログがありましたのでその説を受け入れてみました。タイヤをロックさせない範囲でブレーキレバーを握る力を増やし続ければ、途中でブレーキは鳴きだす(BBS-29だと鳴きません)し、ブレーキシューとリムとの摩擦は増え続けるので温度は上がる一方であろうと思います。ポンピングブレーキを使えば、タイヤがロックする前尚且つブレーキ鳴きが始まる前に、ブレーキを緩めることになり、ブレーキシューとリムとの摩擦が増え続けることを避け一瞬でも摩擦ゼロにすることさえ可能となりリム及びブレーキシューの温度が上がる一方になることを避けることができると思います。試してみたところ、有効にポンピングブレーキするにはタイミングを練習する必要がありそうですが、効果もありそうなので身に着けておいた方がいいだろうと感じました。
最近のカーボンホイールのブレーキシューの当たるリムの部分をブレーキシューの食いつきがよくなるようにザラザラに加工してあります(Fulcrum Wind 40c にもその加工が施されてます)が、それでも雨が降っている中を走行する際には、晴れや曇りのときに比べてブレーキが利かないという情報がありました。本日(9月3日)たまたま、サイクリングに出たらすぐ雨に降られてしまいましたので、雨の日のカーボンホイールリムブレーキの初体験をする機会になりました。ブレーキが全然利かないことも想定して、近所のいつも通る道(平坦路あり最大勾配10%程度坂道あり)で雨の降る中で慎重にブレーキングしてみました。
小生のローバイク師匠から「初動はツー・・・っと滑る感じが出てきて、スピードが出てると怖い思いをすることがある。」と助言をいただきました。実際に自身で、雨の中でブレーキングをしてみて、師匠の言っている意味を肌感覚で理解することができました。そうなんですね。小生の感想としてはブレーキが利き始めるのが遅れる感じです。晴れの日よりも若干(車輪一回転分≒2メートル程度)遅れる感じとでも言いましょうかそんな感じなのです。まさに初動はツー・・・っと滑る感じ、換言すればブレーキングしても利かずに2メートル程は進んでしまう感じです。程度の差は調べてませんが、キャリパーブレーキのアルミホイール(アルミリム)でも雨の日には似たような挙動があったように思います。いずれにせよ、いいわるいではなく、こういう特性があるんだということをよく理解して安全に道を走行する義務があると思います。
Fulcrum Wind 40c (シマノ用)に同梱のブレーキシューは Campagnolo BR-BO500X1 という型番でシマノ用です。
買ったばかりの新品 Fulcrum Wind 40c ホイールです。念のため前後輪すべてのスポークのテンションを測定してノートしておきました。そして、タイヤを(後輪はスプロケットも)装着した状態でぶれ取り台にのせて1円玉を使ってホイールバランスを調べてゴルフクラブ用のバランス用鉛シートを必要なグラム数になるように貼りつけるといった簡易ホイールバランス調整を行いました。そしてホイールの横ぶれを診たところ手を加える必要もなく余裕で 1 mm 以内に納まっていましたが、後輪で一か所だけ気になるところがあったので更に追い込んでおきました。まぁそれでも、ブレーキシューがリムと触れるか触れないかくらいになるようにブレーキレバーを徐々にひいていくと、最初に接触するリムの箇所はいつも決まってましたので、ホイールのぶれがゼロでないことは確かです。ちなみに縦ぶれは診ていません(縦ぶれを診るときにはタイヤを外しておかないと)。
一般道やサイクリングロードを走行している限り、アルミホイールだからとかカーボンホイールだからとか、ブレーキのかけかたについて意識するようなことは、カーボンホイールに交換してから数カ月の間、全くありませんでした。しかし最近になって、どうも勝手が違うような気がしてきました。それは、急こう配を下っていて結構速度が出ているときになるべく短い距離で止まろうとしたときや平地を30km/h程度で走行中に危険回避のための急ブレーキをかけたときなど、要するにきつくブレーキングしたとき、ブレーキから異音と振動が発生するという症状に見舞われたからです。
症状をスマホで動画撮影してブログでお伝えしようと考えましたが、すでに同様のご経験をされた先達の動画を見つけることができましたので、自分で撮影するのは省略して、この動画を参照させていただくことにしました。小生の場合は、この動画と同様の異音が後輪のブレーキから発生しました。動画なので音だけで振動まではお伝えできませんので振動について少々補足しておきますと、あたかも肩こり用のバイブレーターのような振動が後輪ブレーキから太ももに伝わってまいりました。
カーボンホイールブレーキ鳴き(下の画像をクリックするとYouTubeへ飛びます)
ブレーキ鳴きの原理的な原因は、トーイン調整で対応するのが基本のようです。トーイン調整の原理は下図のとおりです。
実際のトーイン調整方法もYouTubeにわかりやすい動画が見つかりましたので一例を参照させていただくことにしました。
ロードバイク ブレーキの音鳴り 解決方法! リムブレーキ編(下の画像をクリックするとYouTubeへ飛びます)
減速のためのブレーキングなどゆるくブレーキングしているときの強度レベル(仮に0~5としてみます)のうえに積まれる感じで、きつくブレーキングしているときの強度の感じを仮に5段階(6~10)で表現することにしてみます。トーイン調整前は6くらいで鳴き始めてしまいましたが、トーイン調整後は6くらいでは未だ鳴かず7くらいになってから鳴き始めるといった感じに変化がありました。
その後ふと思い、ブレーキシューの取り付け位置を再度確認したところ、後ろブレーキのブレーキシューが前後の向き(リム進行方向)は正しいのですがそもそも左右を逆に取り付けていたことが判明しました。正しく取付けなおしてみたところ、7くらいでは未だ鳴かず8くらいになってから鳴き始めるといった感じに変化がありました。
小生の場合、前ブレーキは鳴きません。
小生の場合、鳴くのは後ろブレーキだけです。
ブレーキシューの表面に紙やすりをかけるという対策を紹介しているブログがありましたのでその説を受け入れて、小生も紙やすりをかけてみましたが、ブレーキ鳴きの症状に対して変化はありませんでした。
ブレーキシューをBBB社の製品(CARBSTOP BBS-29)に交換するといいと紹介しているブログがありましたのでその説を受け入れて、さっそく小生も購入して試してみました。BBS-29に交換して初めての走行試験での様子は、8くらいでは未だ鳴かず9くらいになってから鳴き始める場合もある(鳴かないこともある)といった感じに変化がありました。その後2回目3回目と回を重ねていくと馴染んできたようで9くらいでも鳴くことがなくなりました。BBB社製のカーボンホイール専用ブレーキシューでブレーキ鳴きを抑圧できることが分かりました。その代わりということになるのか別の話になるのか不勉強でわかりませんが、BBB社製のBBS-29ブレーキシューの減り方はCampagnolo社製のBR-BO500X1ブレーキシューの減り方よりも若干多いような印象を受けました。ちなみに、小生のロードバイク師匠曰く「鳴かなくなったと思ったら、気が付くと減りが消しゴム並みだったりします。笑」だそうです。
ところで、ブレーキング強度10は全力急制動になると思いますから、落車するといけないので小生は未だ試してませんが、ブレーキング強度10だとブレーキ鳴きするのかどうかは、どこか長い急坂をくだる機会があったら、その時に余儀なく確認できるかもしれません。
リムブレーキ式のカーボンホイールでブレーキングするときには発熱を抑える効果が期待できるからポンピングブレーキを使いなさいと紹介しているブログがありましたのでその説を受け入れてみました。タイヤをロックさせない範囲でブレーキレバーを握る力を増やし続ければ、途中でブレーキは鳴きだす(BBS-29だと鳴きません)し、ブレーキシューとリムとの摩擦は増え続けるので温度は上がる一方であろうと思います。ポンピングブレーキを使えば、タイヤがロックする前尚且つブレーキ鳴きが始まる前に、ブレーキを緩めることになり、ブレーキシューとリムとの摩擦が増え続けることを避け一瞬でも摩擦ゼロにすることさえ可能となりリム及びブレーキシューの温度が上がる一方になることを避けることができると思います。試してみたところ、有効にポンピングブレーキするにはタイミングを練習する必要がありそうですが、効果もありそうなので身に着けておいた方がいいだろうと感じました。
最近のカーボンホイールのブレーキシューの当たるリムの部分をブレーキシューの食いつきがよくなるようにザラザラに加工してあります(Fulcrum Wind 40c にもその加工が施されてます)が、それでも雨が降っている中を走行する際には、晴れや曇りのときに比べてブレーキが利かないという情報がありました。本日(9月3日)たまたま、サイクリングに出たらすぐ雨に降られてしまいましたので、雨の日のカーボンホイールリムブレーキの初体験をする機会になりました。ブレーキが全然利かないことも想定して、近所のいつも通る道(平坦路あり最大勾配10%程度坂道あり)で雨の降る中で慎重にブレーキングしてみました。
小生のローバイク師匠から「初動はツー・・・っと滑る感じが出てきて、スピードが出てると怖い思いをすることがある。」と助言をいただきました。実際に自身で、雨の中でブレーキングをしてみて、師匠の言っている意味を肌感覚で理解することができました。そうなんですね。小生の感想としてはブレーキが利き始めるのが遅れる感じです。晴れの日よりも若干(車輪一回転分≒2メートル程度)遅れる感じとでも言いましょうかそんな感じなのです。まさに初動はツー・・・っと滑る感じ、換言すればブレーキングしても利かずに2メートル程は進んでしまう感じです。程度の差は調べてませんが、キャリパーブレーキのアルミホイール(アルミリム)でも雨の日には似たような挙動があったように思います。いずれにせよ、いいわるいではなく、こういう特性があるんだということをよく理解して安全に道を走行する義務があると思います。
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