文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

ドコモ T-01A で Tethering できるようにする方法

2010-05-05 | Weblog
WM6.1, WM6.5共通の手順

(1) T-01Aは,3Gネットワーク接続が活性化している最中にWi-Fi及びBluetooth機能を活性化させないという東芝(ドコモ)独自の制約が実装されている。これは仕様であり,取扱説明書に同時接続しないようにと書かれている。
(2) 3G・Wi-Fi・Bluetoothの同時接続制限を回避するために,Disengage2.exe というソフトウェアをWindows Mobile OSの「Windows」フォルダにある「スタートアップ」フォルダへ入れる。これは,Windows Mobile OSの再起動時に自動でDisengage2.exe が立ち上がるようにするため。
(3) WMWifiRouter-International.cab をインストールする。
(4) T-01Aの電源ボタンを10秒以上長押しして再起動する。

T-01Aは,以上の処置によって,ドコモ3Gパケットデータ通信ネットワークへのWiFiアクセスポイントを提供する装置になります。PC側の無線LANの設定は,アドホックモードを用います。T-01Aが利用するAPNは「Biz・ホーダイダブル」定額専用の mpr.bizho.net となります。

写真は,ELECOM Bluetooth Wireless Keyboard TK-FBP013BK と Targus Bluetooth Mouse と T-01A です。これならある程度ノートパソコンの代わりになりそう。旅先でのメールチェック,インターネット検索,ブログの更新,そして電話に使えそうです。

T-01Aは,ゴールデンウィーク後半の道楽として昨日,本体価格の総支払額ゼロ円にてビックカメラにて入手しました。入手してすぐにWindows Mobile 6.1から6.5へのアップグレード手順に従って実行しました。いろいろといじくり回しているうちに,「Pocketの手」だったか何かお手軽レジストリ操作ソフトをインストールして,レジストリのバックアップというのをやったあと,いくつかのレジストリをいじって遊んだあと,レジストリのリストアをしちゃいました。そしたら,いろいろなエラーが出まくるようになってしまいましたので,もう一回Windows Mobile 6.5を上書きできないかと思って試みましたがダメでした。そういえば,6.5にアップしたあと端末がセンターへIMEIを報告したみたいですからダメなんでしょうねたぶん。その後,PCからUSBケーブル経由で巨大なファイルをT-01AのmicroSDメモリへ転送中に,うっかりT-01Aのリセットボタンを押しちゃいました。そしたらNTT docomoという白いロゴが表示されるのですが待ち受け画面にならなくなりました。昨日の今日ですが早速故障ってワケです。ドコモショップに持って行きました。それでまたWindows Mobile 6.1に戻りましたので,しばらくこのまま使ってみることにしました。WM6.1はWM6.5に比べるとBluetooth Mouseのカーソルの動きが軽やかです。また,マウスのセンタースクロールホイールが使えるアプリケーションがWM6.5に比べて多いですね。ただし,WM6.5に比べてWM6.1では,突然再起動になることが結構多いですね。

X02HTをWindowsXPのPCへUSB接続してtetheringする方法

2010-05-05 | Weblog
下記URL↓の記事のように,
http://blog.goo.ne.jp/monjugawa-kq/e/fc11bb7a9abfda2bf0e97e058ce2bffa
X02HT (Windows Mobile 6.5)でUSB tethering 可能にしたX02HTをWindowsXPと合わせて使う場合の手順です。

(1) MicrosoftのホームページからActiveSync4.5をダウンロード
(2) WindowsXPにActiveSync4.5をインストール
(3) WindowsXPを再起動
(4) X02HTとPCとをUSBケーブルで接続する
(5) 「プロファイルが作成されていません。
   コントロールパネルの「メール」のアイコンを選択して,
   新しいプロファイルを作成してください。」
  というメッセージが現れた時には,OKボタンを押す。
  すると次に,以下のメッセージが現れます。
  「続行すると,ファイル,フォルダ,および他のOutlook以外
   のアイテムのみを同期できます。電子メール,予定表,連絡先,
   仕事,およびメモをこのPCと同期するには,次のことを行います。
   デバイスを切断し,Outlookを実行します。デバイスを再接続し,
   同期セットアップウィザードを実行します。」
  上記のメッセージを読んだらOKボタンを押す。
  すると次に「Smartphone同期セットアップウィザードへようこそ」
  というウィンドウが現れますので,次へボタンを押します。
  すると次に「同期オプション」が並びますのでチェックを全部外し
  てから次へボタンを押す。
  すると次に「ワイヤレス接続を許可する」というウィンドウが現れ
  ますので,「デバイスがコンピュータに接続されている間の無線
  データ接続(MMSまたはインターネット電話など)を許可します。」
  にチェックを入れて次ボタンを押す。
  するとまた次のウィンドウが現れますので完了ボタンを押す。
(6) X02HTの「スタート」ソフトキーを押す。現れた画面をスクロール
  してIntShrUIという名前のアイコンをみつけて,それを起動する。
(7) X02HTの画面が「インターネット共有」になる。
  「接続」ソフトキーを押す。
(8) これでWindowsXPは,X02HTを経由してSoftBankの3Gパケットデータ
  通信ネットワーク経由でインターネットにつながりました。
(9) ネットワークから切り離すには,X02HTの画面で「切断」ソフトキー
  を押します。

USBテザリングのいいところは,なんといってもX02HTの電池切れの心配がいらないことです。そして欠点は,ケーブルで接続しなければならないので,少しじゃまくさいところ。WMWiFiRouterという有料ソフトウェアをインストールしてやればケーブルを使わずWiFi接続が可能になりますので,必要に応じて適した方法を使えばよいと思います。
ちなみに,Ubuntu 10.04にこのX02HTをUSB接続したところ,有線イーサネットとしてプラグアンドプレイで認識されてちゃんと使えました。また,Windows Vista (Windows Mobile Centerインストール済)に接続した場合もOKでした。

X02HTの予定表をGoogle Calendarと同期させる

2010-05-03 | Weblog
X02HT (HTC社製SoftBank Xシリーズ端末)
Windows Mobile 6.5搭載

X02HTのWindows Mobile OSが提供している予定表(Schedule)をGoogle Calendarと同期させることができます。元情報はここです→ http://google-mania.net/archives/1136

WM6.5にあるActiveSyncを使うのです。サーバに m.google.com を指定して,ユーザ名とパスワードをGoogle Calendarで使っているものを指定してやればOKです。

【注意点】
PCとActiveSyncさせたことがあるとダメなので,そういう場合は,一旦PCとX02HTとを接続した状態でPC側の設定を削除すればOKです。

【感想】
いままでは,半導体やハードウェアが高価だったので,Microsoft Exchange Serverを中心に据えて,事務所ではDesktop型PCにWindowsを,出張先や外出先ではLaptop型PCにWindowsを,移動中は携帯端末にWindows Mobileというビジネスモデルが成り立ったと思います。しかし,半導体やハードウェアが劇的に安くなり,しかもGNU Software ToolsやLinuxなどの高度なフリーソフトウェアの登場しました。それらのリソースを前提にした新しいパラダイムをMicrosoft自身ではなくてGoogoleが提供してくれました。もはやこの勢いは加速こそすれ止まらないでしょう。Windows Mobile OSを搭載したX02HTは,Microsoft Exchange Serverと一切接続せずにその機能をフル活用できちゃうということです。2007年(平成19年)9月21日発売ですが,それからまだ3年も経ってない状態で,こんな劇的な状況変化があったということだと思います。

X02HT (Windows Mobile 6.5)でWiFi tethering

2010-05-03 | Weblog
X02HT (HTC社製SoftBank Xシリーズ端末)
Windows Mobile 6.5搭載

1/ インターネットからWMWifiRouter-International.cabをダウンロードしてきます。 http://www.wmwifirouter.com/

2/ アプリケーションアンロック済で尚且つIntShrUIソフトウェアをインストール済のX02HTへWMWifiRouterをインストールします。

3/ IntShrUIを動作させてインターネット共有状態にしてから,WMWifiRouterを3GネットワークをWiFiで共有する設定で起動します。

※これでX02HTがあたかもPocketWiFiのように無線LANルータになります。Androidの場合はルートをとる必要がありましたが,WindowsMobileの場合には,アプリケーションアンロックするだけでOKなのでとてもお手軽です。

X02HT (Windows Mobile 6.5)でUSB tethering

2010-05-03 | Weblog
X02HT (HTC社製SoftBank Xシリーズ端末)
Windows Mobile 6.5搭載

1/ PC(Vista)側にMicrosoft Windows Mobile Device Centerをインストールしておきます。PC(XP)の場合には,Active Sync 4.5です。
これは,X02HTとPCとをUSBケーブル接続してアプリケーションアンロックを行う為に必要です。

2/ X02HTのアプリケーションアンロックという処置を行う。
X02HTのWM6.5のレジストリをレジストリエディタで数カ所変更。
ググれば情報あり。

3/ SDA_ApplicationUnlock.exeというアプリケーションソフトウェアをインターネットで見つけてきて,PC側で実行する。

※これでアプリケーションアンロックが完了し,署名の無いアプリケーションソフトウェアをX02HTへインストールする事が可能になりました。

4/ IntShrUI (インターネット共有)というアプリケーションソフトウェアをインターネットで見つけてきて,インストールします。CABファイルならばX02HTの中で実行します。ググれば情報あり。

5/ IntShrUIを起動すると,画面左下のソフトボタンに「接続」と表示が出ますので,それを押すことでUSB tetheringとなります。接続先APNはopensoftbankとなります。この接続先APNで使用した通信料金の上限は,パケットし放題Sの上限額である9,334円となります。
   2010年5月1日~ 2010年5月31日
   合計金額9,400円
   通話料 ホワイトプラン0円
   定額料 パケットし放題S 9,334円
   通信料 S!メール(MMS)@0.1円21円
   通信料 アクセスINT@0.2円66円
   通信料 ウェブ@0.1円1円
   通信料 PCダイレクト@0.1円65,508円
   割 引 パケットし放題S 対象通信分-65,530円

上記は,いろいろ実験してみた2010年5月分の情報です。Windows Mobile 端末でインターネット共有(IntShrUI)を利用すると,お手軽に定額パケットデータ通信用アクセスポイントを利用できるようになりますが,9,400 円になります。