文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

リムブレーキ式カーボンホイールのブレーキ鳴き

2020-09-03 | 自転車
ホイールをアルミ製の Campagnolo Zonda C17 からカーボン製の Fulcrum Wind 40c に変えました。 Fulcrum Wind 40c に同梱されていた(リムブレーキ)カーボンホイール用のブレーキシューに交換した以外は、今まで使っていたアルミホイール Campagnolo Zonda C17 と同じように利用していました。

Fulcrum Wind 40c (シマノ用)に同梱のブレーキシューは Campagnolo BR-BO500X1 という型番でシマノ用です。


買ったばかりの新品 Fulcrum Wind 40c ホイールです。念のため前後輪すべてのスポークのテンションを測定してノートしておきました。そして、タイヤを(後輪はスプロケットも)装着した状態でぶれ取り台にのせて1円玉を使ってホイールバランスを調べてゴルフクラブ用のバランス用鉛シートを必要なグラム数になるように貼りつけるといった簡易ホイールバランス調整を行いました。そしてホイールの横ぶれを診たところ手を加える必要もなく余裕で 1 mm 以内に納まっていましたが、後輪で一か所だけ気になるところがあったので更に追い込んでおきました。まぁそれでも、ブレーキシューがリムと触れるか触れないかくらいになるようにブレーキレバーを徐々にひいていくと、最初に接触するリムの箇所はいつも決まってましたので、ホイールのぶれがゼロでないことは確かです。ちなみに縦ぶれは診ていません(縦ぶれを診るときにはタイヤを外しておかないと)。

一般道やサイクリングロードを走行している限り、アルミホイールだからとかカーボンホイールだからとか、ブレーキのかけかたについて意識するようなことは、カーボンホイールに交換してから数カ月の間、全くありませんでした。しかし最近になって、どうも勝手が違うような気がしてきました。それは、急こう配を下っていて結構速度が出ているときになるべく短い距離で止まろうとしたときや平地を30km/h程度で走行中に危険回避のための急ブレーキをかけたときなど、要するにきつくブレーキングしたとき、ブレーキから異音と振動が発生するという症状に見舞われたからです。

症状をスマホで動画撮影してブログでお伝えしようと考えましたが、すでに同様のご経験をされた先達の動画を見つけることができましたので、自分で撮影するのは省略して、この動画を参照させていただくことにしました。小生の場合は、この動画と同様の異音が後輪のブレーキから発生しました。動画なので音だけで振動まではお伝えできませんので振動について少々補足しておきますと、あたかも肩こり用のバイブレーターのような振動が後輪ブレーキから太ももに伝わってまいりました。

カーボンホイールブレーキ鳴き(下の画像をクリックするとYouTubeへ飛びます)


ブレーキ鳴きの原理的な原因は、トーイン調整で対応するのが基本のようです。トーイン調整の原理は下図のとおりです。



実際のトーイン調整方法もYouTubeにわかりやすい動画が見つかりましたので一例を参照させていただくことにしました。

ロードバイク ブレーキの音鳴り 解決方法! リムブレーキ編(下の画像をクリックするとYouTubeへ飛びます)


減速のためのブレーキングなどゆるくブレーキングしているときの強度レベル(仮に0~5としてみます)のうえに積まれる感じで、きつくブレーキングしているときの強度の感じを仮に5段階(6~10)で表現することにしてみます。トーイン調整前は6くらいで鳴き始めてしまいましたが、トーイン調整後は6くらいでは未だ鳴かず7くらいになってから鳴き始めるといった感じに変化がありました。

その後ふと思い、ブレーキシューの取り付け位置を再度確認したところ、後ろブレーキのブレーキシューが前後の向き(リム進行方向)は正しいのですがそもそも左右を逆に取り付けていたことが判明しました。正しく取付けなおしてみたところ、7くらいでは未だ鳴かず8くらいになってから鳴き始めるといった感じに変化がありました。

小生の場合、前ブレーキは鳴きません。



小生の場合、鳴くのは後ろブレーキだけです。



ブレーキシューの表面に紙やすりをかけるという対策を紹介しているブログがありましたのでその説を受け入れて、小生も紙やすりをかけてみましたが、ブレーキ鳴きの症状に対して変化はありませんでした。

ブレーキシューをBBB社の製品(CARBSTOP BBS-29)に交換するといいと紹介しているブログがありましたのでその説を受け入れて、さっそく小生も購入して試してみました。BBS-29に交換して初めての走行試験での様子は、8くらいでは未だ鳴かず9くらいになってから鳴き始める場合もある(鳴かないこともある)といった感じに変化がありました。その後2回目3回目と回を重ねていくと馴染んできたようで9くらいでも鳴くことがなくなりました。BBB社製のカーボンホイール専用ブレーキシューでブレーキ鳴きを抑圧できることが分かりました。その代わりということになるのか別の話になるのか不勉強でわかりませんが、BBB社製のBBS-29ブレーキシューの減り方はCampagnolo社製のBR-BO500X1ブレーキシューの減り方よりも若干多いような印象を受けました。ちなみに、小生のロードバイク師匠曰く「鳴かなくなったと思ったら、気が付くと減りが消しゴム並みだったりします。笑」だそうです。

ところで、ブレーキング強度10は全力急制動になると思いますから、落車するといけないので小生は未だ試してませんが、ブレーキング強度10だとブレーキ鳴きするのかどうかは、どこか長い急坂をくだる機会があったら、その時に余儀なく確認できるかもしれません。









リムブレーキ式のカーボンホイールでブレーキングするときには発熱を抑える効果が期待できるからポンピングブレーキを使いなさいと紹介しているブログがありましたのでその説を受け入れてみました。タイヤをロックさせない範囲でブレーキレバーを握る力を増やし続ければ、途中でブレーキは鳴きだす(BBS-29だと鳴きません)し、ブレーキシューとリムとの摩擦は増え続けるので温度は上がる一方であろうと思います。ポンピングブレーキを使えば、タイヤがロックする前尚且つブレーキ鳴きが始まる前に、ブレーキを緩めることになり、ブレーキシューとリムとの摩擦が増え続けることを避け一瞬でも摩擦ゼロにすることさえ可能となりリム及びブレーキシューの温度が上がる一方になることを避けることができると思います。試してみたところ、有効にポンピングブレーキするにはタイミングを練習する必要がありそうですが、効果もありそうなので身に着けておいた方がいいだろうと感じました。

最近のカーボンホイールのブレーキシューの当たるリムの部分をブレーキシューの食いつきがよくなるようにザラザラに加工してあります(Fulcrum Wind 40c にもその加工が施されてます)が、それでも雨が降っている中を走行する際には、晴れや曇りのときに比べてブレーキが利かないという情報がありました。本日(9月3日)たまたま、サイクリングに出たらすぐ雨に降られてしまいましたので、雨の日のカーボンホイールリムブレーキの初体験をする機会になりました。ブレーキが全然利かないことも想定して、近所のいつも通る道(平坦路あり最大勾配10%程度坂道あり)で雨の降る中で慎重にブレーキングしてみました。

小生のローバイク師匠から「初動はツー・・・っと滑る感じが出てきて、スピードが出てると怖い思いをすることがある。」と助言をいただきました。実際に自身で、雨の中でブレーキングをしてみて、師匠の言っている意味を肌感覚で理解することができました。そうなんですね。小生の感想としてはブレーキが利き始めるのが遅れる感じです。晴れの日よりも若干(車輪一回転分≒2メートル程度)遅れる感じとでも言いましょうかそんな感じなのです。まさに初動はツー・・・っと滑る感じ、換言すればブレーキングしても利かずに2メートル程は進んでしまう感じです。程度の差は調べてませんが、キャリパーブレーキのアルミホイール(アルミリム)でも雨の日には似たような挙動があったように思います。いずれにせよ、いいわるいではなく、こういう特性があるんだということをよく理解して安全に道を走行する義務があると思います。

廃線跡サイクリング:湘南軌道(4回目)

2020-08-25 | 自転車
過去三回、湘南軌道の経路を妄想したあと、答え合わせサイクリングを楽しみました。駅跡の碑は、全て確認することができましたが、いづれの回もそれ以上の確証は得られませんでした。100年前のことがきちんと記録に残っていてわかるケースもあるんだと思いますが、湘南軌道は、そういうケースではなさそうです。記録が無いとわからないということを改めて認識させられたと思います。

今回は4回目の湘南軌道の経路の妄想及び答え合わせサイクリングです。今回は、湘南軌道の経路を下の地図のように妄想してみました。答え合わせサイクリングをしてみた感じでは、合っているとも全然違うとも、確証は得られませんでした。






(1)葛川にかかる清水橋

二宮から北上して中里駅跡の碑を通過したら中里歩道橋交差点で左折して葛川橋交差点で右折して、葛川沿いの道を通って、二宮高校入口交差点へといってみました。ところどころ途切れているところを道の曲がり具合を地図で見てつながっていると妄想してみると、湘南軌道がここを通っていたとしておかしくない気がしてまいります。しかし、この辺は整備事業によってかなり整備されてきれいになっています(整備事業の碑がありました)ので細かい痕跡を見つけるのは難しそうだという感想です。











サニーライフ二宮の東側、葛川にかかる人と自転車用の細い橋(水門)のたもとにある古めかしい小屋です。







(2)室川のここを渡っていたのかも


上口接合井(南側)


上口接合井(北側)


上口接合井(北側)と新常盤橋(R62)との間にある根下橋


根下橋からの西側の風景





(3)水無川のここを渡っていたのかも


この写真は、湘南軌道が水無川を渡っていた場所を特定している神奈川県立秦野曽屋高等学校2年生の伊藤道明さん及び岩田柊さんの研究レポート「湘南馬車鉄道設立の軌跡」があります。その特定個所よりも新常盤橋寄りです。


そこにはこんなコンクリート製人工物のようにも見えるものが沈んでいました。これはなんだろう。もしかして橋脚の土台なんだろうか。わかりません。






これは結構新しいものかもしれないので湘南軌道とは関係ないのかもしれません。




常盤橋から水無川左岸を西へ少しだけ行くとこんなふうに護岸がなっているところがあります。そこから見える川底にもなにやら似たようなコンクリート製人工物ぽいものが沈んでいるのが見えました。






この写真は、高校生の研究レポートが特定している湘南軌道が水無川を渡っていた場所です。














この写真に写っている丸い穴が、湘南軌道の橋脚の土台柱の挿入されていた痕跡だとしたら、本当にここを渡っていたということなのかもしれません。









参考にさせていただいたブログ:
湘南軌道(Wiki)
軽便(けいべん)鉄道100年の節目 掲載号2013-05-02
廃線探索 湘南軌道
湘南軽便鉄道・写真展示会見学
はだのめぐり 軽便鉄道を歩く その1
はだのめぐり 軽便鉄道を歩く その2
湘南軌道 ジオラマ
神奈川県立秦野曽屋高等学校2年生の伊藤道明さん及び岩田柊さんの研究レポート「湘南馬車鉄道設立の軌跡」
廃線跡サイクリング:湘南軌道(1回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(2回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(3回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(4回目)

廃線跡サイクリング:湘南軌道(3回目)

2020-08-22 | 自転車
湘南軌道のコースを妄想して1回目及び2回目のサイクリングを行いました。それぞれ現地を走ってみて、合ってるかもしれないとか、これはちょっと違うかもしれないと肌で感じて楽しみました。今回(3回目)は、1回目及び2回目の経験を加味して下記の地図に記入したコースを肌で感じて楽しんで参りました。



地図で等高線を見たりGoogleストリートビューやGoogle航空写真を見て、経路を妄想してBaseCampにプロットして、GPSデータにしてGarmin eTrex30x に入れて現地を走りました。室川および水無川をどこで渡るのか、それから水無川を渡ってから命徳寺のどの辺りを横切って台町へ行くのか、龍門寺の東側を通るのか西側を通るのかどちらが合ってそうか、を肌で感じて参りました。

室川を南側から北側へ渡ることを想定して上の地図の箇所を現地で見て参りました。



下の写真は室川の南側から北側を撮影しています。現在の道なりには経路だった可能性があるかもしれないと妄想したのですが、北側の高度がちょっと高すぎのように感じました。後世に盛り土されたのかもしれませんがどうもそういう感じはしませんでした。


太い方が室川で細い方はたぶん農業用水路ではないかと妄想します。昔からあったのか判りませんがもしあったとすると湘南軌道の橋と水路を同じ場所にする必要性があるのかないのか確信ありませんが無いのではないかと思います。なので橋があったのはここではないような気がしてきました。







(注記:解像度が低くて本文が読めませんが記念碑が二つ建っていました。これが湘南軌道に関係あるかどうか解像度の高いコンパクトデジカメを持参して再調査しようと思います。)

命徳寺のどこを横切って台町まで行っているのか。

湘南軌道は命徳寺の参道にある大きな木の横を通っていたとしているブログがありましたので、今回はその大きな木と参拝者用駐車場との間を通っていたと仮定してみました。大きな木の横を通って進むともう一本大きな木がたっています。


その木で左折すると墓場があります。


下の写真で左へ進むといくつかの区画で墓がたってます。


何個目かのブロックで右(北)へ突き当りまで行きます(実際には行ってません)。


突き当りから南側を見るとガスタンクが見えます。下の写真で右を向いて進みます。(実際には墓場を横切りませんでした。墓場の南側から眺め、今度は墓場の北側から眺めて、情報を合わせました。)


下の写真の突き当りに出てきますのでそのまま道なりに進みます。


下の写真の奥に写っているところへ続きます。手前に見えているのは車止めの石柱です。この石柱は下の写真の反対側の道路からの車を止めています。


その道路です。湘南軌道は、この道路を横切ってまっすぐと奥へ進んでいたのだとするブログがありました。現在そこは、お寺の駐車場で、突き当りは行き止まりですので、下の写真に見える道路を道なりに右へ進みます。


ゆるい登り坂です。登りきったところを左折するとその先に台町駅跡があります。


台町駅跡はこんな感じだっただろうというブログがありました。


さて、3回目(今回)の現地を肌で感じるサイクリングの結果、妄想した大竹~台町の経路はハズレのような気がしましたので、あらためて、室川及び水無川をどこで渡り、命徳寺をどのように横切って台町へ至るのか、ネットで検索してみました。選ぶキーワードによっては期待している情報にヒットしないのですがいろいろキーワードを選んで検索してみたところ「湘南軽便鉄道・写真展示会見学」という興味深いブログにヒットしました。



湘南軽便鉄道・写真展示会見学」というブログによりますと、そのブログでも紹介されている下に示す当時実際に湘南軌道の機関車が走行しているところを撮影した風景写真の分析を根拠に割り出した経路だとのことですから、よっぽど信頼できるのではなかろうかと思いました。4回目はこの経路を実走して感じてみようかと思いました。



湘南軽便鉄道・写真展示会見学というブログが想定した経路は下の地図のとおりになると思うのですが、写真の位置関係を見ると、気のせいかもしれませんが、右辺から斜めに左下へ線路が映っているのですが直線ではなくてほんの少しだけ曲がっているように見えますし、室川の鉄橋と水無川の鉄橋との位置関係及び命徳寺との位置関係を頭の中でVRしてみるとちょっとその経路ではないのではなかろうかという気がしました。


では頭の中のVRが腑に落ちる位置関係に見える経路はどこかにあるかなと妄想しながら現代の地図を見ると、現在の道路と袋小路がつながってみえてきました。仮にそれを経路だとすると少し腑に落ちて参りましたが、いずれにせよ現地を見て肌で感じてからだなと思いますので、新たに妄想した下の地図の経路を現場で確認して楽しむ廃線跡サイクリング4回目を計画をしようと思います。



上の地図経路を妄想してから更にネット検索をしていたところ、神奈川県立秦野曽屋高等学校2年生の伊藤道明さん及び岩田柊さんの研究レポート「湘南馬車鉄道設立の軌跡」を見つけました。そこには、水無川にあった湘南軌道の橋脚跡の写真(【図12】)及び当時橋脚の跡があった場所には現在石が置かれていた(【図29】)それを渡る最中、川底には橋脚のコンクリート跡と思われるものがあったとの情報がありました。





この情報を考慮すると、4回目のサイクリングを行おうとして妄想した地図も違うかもしれないという気がして参りました。明確で決定的な資料にヒットしないので妄想があっちへ行ったりこっちへ行ったりします。それも楽しみのうちですな。

参考にさせていただいたブログ:
湘南軌道(Wiki)
軽便(けいべん)鉄道100年の節目 掲載号2013-05-02
廃線探索 湘南軌道
湘南軽便鉄道・写真展示会見学
はだのめぐり 軽便鉄道を歩く その1
はだのめぐり 軽便鉄道を歩く その2
湘南軌道 ジオラマ
廃線跡サイクリング:湘南軌道(1回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(2回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(3回目)

廃線跡サイクリング:湘南軌道(2回目)

2020-08-16 | 自転車
湘南軌道の駅跡を示す8つの碑及び「軽便みち」と刻まれた3本の石柱を結んで、湘南軌道の当時の走行経路に想いをめぐらし、いま現在道路になっているところをGPSデータとして作成してサイクルコンピュータに入れてナビしてもらい1回目の湘南軌道廃線跡サイクリングを楽しみました。1回目では秦野駅跡の碑を見つけられなかったという課題を残しました。

そこで、2回目の湘南軌道廃線跡サイクリングでは、秦野駅跡の碑を見つけることはもちろんのこと、小田急電鉄小田原線の線路の北側辺りから秦野駅跡までの当時の経路にもう少し想いをめぐらしてみることにしました。ちょっとネット検索をしたら地図を掲載している湘南軌道というサイトを見つけました。そのサイトでは下記の地図を提供していました。





湘南軌道というサイトの橋脚模型を拝見すると、湘南軌道は水無川を斜めにわたっています。1980年頃までは水無川に橋脚が残っていたそうなのですが、いまではもう無いそうです。その模型の写真には「水無川橋梁は公文書を調べてスケール通りに作られたそうです」との説明が添えられてました。


湘南軌道の当時の走行経路を下記のとおり妄想してみました。






1回目のサイクリングで二宮から大竹までは、妄想してみた経路は結構いい線いっていました。しかし、大竹から秦野までは結構違っているみたいだということが分かりましたので、2回目(今回)のサイクリングをやりましたが、実際に現場を走ってみますと、特に高低差において、この経路は違うのではないかとの疑いのある箇所がありました。そこで3回目をやることにしました。

参考にさせていただいたブログ:
湘南軌道(Wiki)
軽便(けいべん)鉄道100年の節目 掲載号2013-05-02
廃線探索 湘南軌道
湘南軽便鉄道・写真展示会見学
はだのめぐり 軽便鉄道を歩く その1
はだのめぐり 軽便鉄道を歩く その2
湘南軌道 ジオラマ
廃線跡サイクリング:湘南軌道(1回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(2回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(3回目)

廃線跡サイクリング:湘南軌道(1回目)

2020-08-15 | 自転車
廃線となった湘南軌道の8駅の碑をたよりにして、線路があったであろう場所を勝手に想像してサイクリング経路をこしらえました。当時線路があったであろうと勝手に想像して経路を設定したのですが、その沿線には今でも営業している様子の古いお店や、たぶんもう誰も住んでいない様子の昭和前半のような民家や、お寺や、立派な農家の母屋らしき民家がありましたので、この経路は結構いい線いっているかもしれません。

この経路は結構いい線いっているのは、二宮から大竹までで、大竹から秦野までは結構違っているみたいだということが分かりましたので、廃線跡サイクリング:湘南軌道(2回目)をやりました。

方角の北が地図の上なので、このブログの写真は秦野駅跡から二宮駅跡の順にしましたが、サイクリングで実際に走ったのは、二宮駅跡から秦野駅跡の順です。

しかし、大竹と秦野との間では、かつて線路のあった場所は建物になっているように感じました。1980年頃までは当時の橋脚の一部が残っていたようなので、再び訪れて、当時の線路が水無川のどこを渡っていたのか妄想を膨らませようと思います。

じつは、今回の廃線跡サイクリングコースの一部を、それとは知らずに通ったことがあることを思い出しました。そのときには湘南軌道の存在を全く知りませんでした。知らずに通るのと比べたら知っていて通る方が面白いと思います。

今回は、廃線跡サイクリング湘南軌道編の初回なので、とりあえず8駅の碑を確認することを主目的にいたしました。これから回数を重ねて周辺の様々な物事や歴史をつなげていけたら面白いのではなかろうかと思います。

今回、湘南軌道の跡として仮定した経路(いま道のところしか走れませんから)


湘南軌道秦野駅跡





湘南軌道秦野駅跡近くの「軽便みち」碑







湘南軌道台町駅跡







大竹駅跡碑からおよそ300m北にも「軽便みち」碑がありました。



湘南軌道大竹駅跡







大竹駅跡碑からおよそ300m南にも「軽便みち」碑がありました。



湘南軌道上井ノ口駅跡







湘南軌道下井ノ口駅跡







湘南軌道一色駅跡







湘南軌道中里駅跡







湘南軌道二宮駅跡







湘南軌道についてネットで少々調べてみました。

かつて秦野市の日本専売公社(現・イオン秦野ショッピングセンター付近)から中井町を通り、東海道本線の二宮駅へ続いていた軽便鉄道「湘南軌道」。今では路線の存在自体を知らない人も多くなったので、秦野市の南公民館は100年の節目を記念して2013年05月に「写真で見る軽便鉄道」が開催した。

この路線は、当時秦野の名産だった葉タバコを東海道線の二宮まで輸送することを主目的として1906年に建設され、旅客営業も取り扱う「湘南馬車鉄道」として地元の有志が開業したのが始まりだそうだ。当初は名前通り、馬がレール上の客車を引く原始的なもの。幅の狭い軌間のレールを採用するなど一般的な鉄道より低規格な「湘南軽便鉄道」が誕生した。その後、新会社に経営を移管し「湘南軌道」の名になった。

当時は小田急線の開業前であり、秦野・中井の住民が東京方面や小田原へ出掛ける場合、東海道線へのアクセスとしても湘南軌道は大きな役割を担っていた。大正期(1913年)に客足の増加のため動力を蒸気機関車に変更。火などが飛び散らぬよう煙突のかぶせものの格好に特徴があったと言われているようだ。

昭和2年(1927年)に小田原急行鉄道(現在の小田急小田原線)が開通した。小田急が開通した時、同じ駅名を避けて小田急は「大秦野駅」となった。秦野と二宮とを結ぶバス路線も登場した。これらのことも関係して客足は激減していき衰退した。旅客営業休止、その後の路線休止を経て1937年(昭和12年)に営業を終え廃止された。それでも相変わらず小田急の方の駅名は大秦野駅が続き、今の秦野駅になったのは昭和62年(1987年)。

現在の県道72号線(秦野二宮線)の旧道が主な路線跡。約10キロメートルの道のりを、ママチャリほどの速度で1時間程度かけ走行していたという。

現在、当時を偲ぶものはほとんど残っていないらしい。線路のレールは太平洋戦争の金属供出などで無くなったのではないかという説もあるらしい。唯一の大きな遺構は二宮駅北口近くにある当時の本社社屋で、現在は、薬局として使用されている。

二宮駅跡解説碑はその薬局の隣にある建物の前(社会福祉法人寿考会みちる愛児園駅前ナーサリーの前)に設置されている。

また、1980年頃までは秦野市の水無川を渡っていた橋脚の一部が残っていたものの、河川の改修工事により現在は撤去されているそうだ。

2005~2006年にかけて沿線の1市2町は、かつての駅跡8カ所に石碑の解説文が建てられた。

参考にさせていただいたブログ:
湘南軌道(Wiki)
軽便(けいべん)鉄道100年の節目 掲載号2013-05-02
廃線探索 湘南軌道
湘南軽便鉄道・写真展示会見学
はだのめぐり 軽便鉄道を歩く その1
はだのめぐり 軽便鉄道を歩く その2
湘南軌道 ジオラマ
廃線跡サイクリング:湘南軌道(1回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(2回目)
廃線跡サイクリング:湘南軌道(3回目)

サイクリング:ブレーキ鳴き

2020-08-13 | 自転車
Fulcrum Wind 40c クリンチャーロードホイールセットに交換してサイクリングを行いました。藤沢大和自転車道を走行しているときにはありませんでしたが、松田町の「寄」及び「富士見塚」へサイクリング行ったときに、ダウンヒルの際にブレーキをきつくかけると後輪のブレーキが異常振動しました。ギャーっという激しい音を伴うガガガガガという激しい振動です。いわゆるブレーキ鳴きという奴だと思います。

初めてロードバイク完成車(RALEIGH CR-F)を購入して乗っていたときには遭遇したことのない現象でした。また、いま愛用しているチタンフレームLYNSKEY R260に部品を集めてバラ完したロードバイクでも(たぶん偶々)遭遇しませんでした。今回はカーボンホイールに交換しそれに伴いブレーキシューをカーボンホイール用に交換したため、トーインに変化を及ぼす結果になったんだろうと思われます。そこで、ネット検索を利用してブレーキ鳴きについて少々調べてみましたところ、たまたま下記の二つにヒットしました。これで原因と解決方法がよくわかりましたので実践いたしました。

ブレーキのトーイン調整 その真意
ロードバイク ブレーキの音鳴り 解決方法 リムブレーキ編

自分の理解を自身でも下記のとおり描いてみました。一般論です。機械が動けば必ず振動するんだと思います。新品のリムでも1 mmくらいは振れがあります(実際ありました)。ブレーキシューは目視で確認する限り水平で平行にリムに押し付けられているように見えても、1/10 mmくらいの解像度でみると水平でも平行でもないに違いありません。外形寸法的に水平かつ平行でもブレーキシューの内部のゴムの硬さにバラツキが無いわけはありませんし、たぶん放熱及び排水のための切り込みもありますから、ブレーキシューに力がかかれば歪みかたにバラツキが生じるに違いありません。それらが原因となって、つよくブレーキングすると振動がおさまる方向とは反対(いわば発振)の方向へいくから、ギャーガガガガガという症状を発するんだろうと思います。下記の図のようにリムに対してブレーキシューを設置することにより、力がかかったときにそれらのバラツキが相殺されて、必ず発生する振動が増幅されなくなるんだろうと思います。




サイクリング:LYNSKEY 厳島湿生公園

2020-08-12 | 自転車
経路(相模川以西)


厳島湿生公園まわりの経路


R1で相模川を渡り二宮交差点を右折してR71にのる。一色交差点を通過して新西谷戸橋交差点を通過したら、「下井ノ口←」の標識のところで左折してR71からおりて、そのまま右回りでR71の下を横断して厳島湿生公園へと向かいます。但しR71をおりてすぐの厳島湿生公園までの道は狭いので自転車か人しか通れませんので自家用車でこの経路をたどるのは無理でしょう。

下井ノ口←」の標識のところで左折するとすぐ右に小さな緑地があり、そこに碑がたっていました。


その碑には以下の文言が刻まれています。
-----ここから-----
昔、私たちの”まち”に こんな蒸気機関車が走っていました。この機関車は、とても小さなものでしたが 私たちの”まち”のためにはたしてくれた役割はとても大きかったのです。
始め、人力車、馬車といったものが主な交通機関でしたが、明治39年に、この道路の旧道部分に線路敷を作って乗客や貨物を馬に引かせる馬車鉄道が開通しました。
しかし、輸送力増加の必要から、大正2年に蒸気機関による軽便鉄道{けいべんてつどう}となりました。この蒸気列車は客車2両を連結、これをけん引させる方式で、もの珍しさもあってなかなか盛況だったようです。しかし、これも経営の悪化等により 昭和12年に姿を消しました。
この道路の木戸陸橋、小塚陸橋、西山陸橋の親柱には、この間の経過を描いてあります。
”ふるさと見つけた軽便鉄道”より
-----ここまで-----

中井町のWikiをみますと、中井町にはかつて湘南軌道という軽便鉄道が町内を通っていたが、廃止され現在は町内に鉄道路線はなく、いま鉄道を利用する場合の最寄り駅は、小田急小田原線秦野駅及びJR東日本東海道本線二宮駅である、とのことです。

湘南軌道の駅があった場所又はその近くに記念碑が設置されているようです。記念碑のGPS位置情報がありましたので、BaseCampに登録して記念碑をめぐるサイクリングコースをこしらえてみました。湘南軌道の営業当時の軌道敷が今は道路として利用されているならばそこをサイクリングして当時を偲ぶことができそうです。しかし道路になっていない区間も結構ありそうです。



駅跡のGPS座標データです。
 秦野 35.376528,139.229889
 台町 35.370028,139.232194
 大竹 35.360278,139.234722
 上井ノ口 35.343056,139.232222
 下井ノ口 35.331111,139.235278
 一色 35.318972,139.242028
 中里 35.308528,139.249389
 二宮 35.298778,139.257778

R71を離脱して途中一か所だけとても狭い道を通って、厳島湿生公園の出入り口のひとつに到着しました。この出入り口は厳島神社の鳥居が正面に見えるいわば参道に相当するんだと思います。













厳島神社{いつくしまじんじゃ}
この神社は、文化4年(1807年)に建てられ天保11年(1840年)、安政4年(1857年)及び昭和62年(1987年)に改築された。江戸時代は「弁天様」と呼ばれたが、明治2年(1869年)厳島神社と改名された。
祭神は市杵島姫命{いちきしまひめのみこと}、倉稲魂命{うかのみたまのみこと}で、祭日は4月16日であったが、現在は蓑笠神社の祭日と同じ日に行っている。
また、周囲は清水が豊富に湧出ていて、蛍やシマドジョウなどの清く澄んだ水にしかいない小動物が、今でも生息する湿原である。
平成2年3月 中井町教育委員会











厳島神社改築記念碑











注意
この湿生地には、アブラハヤ・シマドジョウ・ホトケドジョウ等の水辺の生き物が、生息しています。
生態系をくずす様な、魚類の放流は禁止します。
中井町役場

公園内の草花を、取らないでください。

注意
この木橋は、全体的に老朽化が進行しており、今後架け替えを予定しています。利用時には下記の行為を控えていただくようお願いします。
・端部への進入
・飛び跳ねる
・大人数で一か所にとどまる
段差等に十分注意して通行してください。
ご迷惑をおかけしますがご協力をお願いいたします。
又、衝突や落下の危険もございますので、木道上は走らないでください。
中井町 まち整備課



























中井町上水道 井ノ口北窪取水場





平塚八景遠藤原 七国峠・遠藤原のみち




サイクリング:LYNSKEY 柏木牧場▶丹沢そば▶うぐいす橋▶三廻部入口バス停▶住吉神社▶土佐原林道記念碑▶湧き水▶寄展望台▶富士見塚▶三嶋神社▶震生湖▶あさつゆ広場▶平塚市総合公園

2020-08-09 | 自転車
走行経路はおよそ88kmでした。走行経路の大枠を思い描き(直前は宮ヶ瀬湖往復で70km程だったのでそれより少し長い距離で柏木牧場▶石田牧場▶丹沢そば本店▶寄展望台▶富士見塚▶震生湖▶アリエッタ▶あさつゆ広場▶旧相模川橋脚をめぐる)、だいたいそれらの地点を含んで70kmを超える経路をBaseCampで作り、GPXファイルにエクスポートしてeTrex30xに格納しました。


Organic Garden茅ヶ崎/文教大学 ▶ 白峯寺 ▶ JR相模線寒川駅 ▶ 神川橋 ▶ 柏木牧場/ハンドメイド千草
柏木牧場は朝9時から開いてますので小生が到着したときには既に営業してました。




柏木牧場から石田牧場への移動中です。今回のサイクリングには試しに「三脚機能付き自撮り棒」を持参しました。これにスマホをはさんで地面に設置してカメラを起動しておき走行中にリモコン(Bluetooth接続)でシャッターを切ります。千円ちょっとの安物なので、スマホを挟む機構などが割とすぐに壊れてしまいそうですし、三脚の座りが少々不安定ですし、伸縮に固定機構が無いのでスマホの重みで縮んでしまうこともありますが、短くなりますしプラスチック製なので100gちょいで軽量ですし、置き忘れしても紛失しても気になりません。まぁオモチャです。本格的なカメラ用三脚にスマホアダプタという構成なら機能的に完璧なのですが、カメラ撮影主体ならともかくロードバイクで100km程度サイクリングするのが主体のときには重た過ぎかもしれません。


石田牧場/めぐりジェラート
石田牧場のめぐりの8月の営業時間は10時30分からなので、小生が到着したときには未だ開いてませんでした。

▶ 新善波隧道 ▶ 名古木

丹沢そば本店 ▶ セブンイレブン秦野堀山下店 ▶ 堀西
丹沢そば本店は朝11時からの営業なので小生が到着したときには未だ開いてませんでした。

▶ うぐいす橋
今回は秦野戸川公園の南側のうぐいす橋から多目的グランドBへ行く計画をたてましたが行ってみたら通行止めでした。


しかたがないので秦野戸川公園はスルーして先へ進むことにしました。

四十八瀬川にかかる才戸橋の手前(奥に見えるのが才戸橋、そのまた奥にある立派な橋は第2東名?)


▶ 三廻部{みくるべ}
「三廻部{みくるべ}入口バス停」の西側の道路が完全に崩落しており工事中。




安全第一の黄色い策の向こう側です。


▶ 住吉神社


▶ 前方右側に土佐原林道記念碑




▶ 湧き水
冷たそうですし見た目は透明でとても綺麗なので飲めそうですが大丈夫かどうかよくわかりません。「秦野 湧き水 飲用」をキーワードにGoogleで検索してみましたが、ここの湧き水のことはヒットしませんでしたから、もう少し調べてみようと思います。




寄{やどろぎ}
寄{やどろぎ}は、蝋梅で有名なところですが、もちろん本日はその時期ではありません。
「三脚機能付き自撮り棒」で走行中の姿を後方から撮影しました。
ご参考:サイクリング:松田町 寄{やどろぎ}の蝋梅を観てきました




寄{やどろぎ}展望台


▶ 東名高速大井松田料金所 ひかりゴルフパーク西側
ここから勾配11%程度の坂道(はじめだけ路面にドーナツ)です。そしてひかりゴルフパーク東側までは登れましたが、そこから富士見塚までは14%程度の坂道なので進むことができず押して登りました。おかげで歩数が進捗しました。ここんところ自転車に乗っていると歩数足りませんでしたから丁度良かったです。

富士見塚






▶ 三嶋神社












▶ 秦野市立渋沢中学校

震生湖


▶ 県立秦野総合高等学校 ▶ アリエッタジェラート ▶ 金目川
購入のお客さんが店の外まで行列をつくり、外のベンチは満席で、皆さんおいしいジェラートを楽しんでおられました。そこで今回は先を急ぐことにしてまた今度にしました。

▶ 花菜ガーデン隣の「あさつゆ広場」でジェラートをいただきました。


▶ 平塚市総合公園内にある日本庭園の出入り口の前です


▶ ららぽーと湘南平塚 ▶ 馬入橋 ▶ 旧相模川橋脚

サイクリング:LYNSKEY 宮前避溢橋りょう

2020-08-07 | 自転車
JR東海道線藤沢駅と大船駅との中程に線路をくぐる小さなトンネルがあります。宮前避溢橋りょう{みやまえひいつきょうりょう}といいます。自動車は通れませんが人と自転車は通れます。地元の人がよく使っているそうです。



かつてこのトンネルには、今では想像しにくい大きな役割がありました。昔この辺りは、柏尾川の氾濫原に広がる田んぼでした。そこに土手を築いて1889年に東海道線が開通しました。この柏尾川は名だたる暴れ川で、古くは江島縁起の五頭龍{ごずりゅう}と天女(弁天様)の話で洪水などを起こす五頭龍として描かれたほどです。特に線路ができてからは、溢れた水が土手の北側に留まるようになり農家を困らせたので、その水を川に落とすために作られたのが避溢橋りょうです。今も、トンネルの中央部は排水路を通して一段高く、南側の水路に続きます。付近の土手からは水がしみ出ていて、地下水の流れが残っていることがうかがえます。

武田薬品の前にあるバス停の近く信号のところに東海道本線の下を横断する「避溢橋りょう」の北側の出入り口があります。道路からは見えないと思います。







避溢橋りょう」の南側の出入り口です。



〔宮前避溢橋りょう〕
設計  東京南鉄道管理局 小田原工事区
施工  東鉄工業株式会社
設計荷重 KS-18
基礎根入 天端{てんば}から 4M 270
着手  昭和55年4月6日
しゅん功 昭和57年1月23日

ディープリムだと速くなるのかも?

2020-08-06 | 自転車
藤沢大和自転車道の立石あたりから鷺舞橋あたりまで距離にして約3.8kmの走行ログがありましたので、[Zonda+アルミハンドル]のときと[Wind40c+カーボンエアロハンドル]のときとを比較してみようと思います。もちろん天気も風向きも風速も体調も路面状況も違いますし、公道なので、歩行者やランナーや他の自転車がいれば安全行動をとります。なので、この比較にどれほど意味があるか疑問ではありますが、なにはともあれ比較してみます。

立石→鷺舞橋








[Campagnolo Zonda C17+アルミハンドル]のとき:
下の写真は「鶴巻あじさい散歩道」へ行ったときのもので藤沢大和自転車道沿いではありませんが、Campagnolo Zonda C17+アルミハンドルの構成です。


  走行日:2020-06-26
  平均速度:28.4 km/h
  最低速度:15.0 km/h
  最高速度:40.0 km/h ←覚えが無いのでGPSが飛んだだけの可能性大
  平均心拍:163 bpm

[Fulcrum Wind 40c+カーボンエアロハンドル]のとき:
下の写真は「七国峠」へ行ったときのもので藤沢大和自転車道沿いではありませんが、Fulcrum Wind 40c+カーボンエアロハンドルの構成です。


  走行日:2020-08-06
  平均速度:32.4 km/h
  最低速度:22.0 km/h
  最高速度:35.0 km/h
  平均心拍:168 bpm

ご参考:
サイクリング:カーボンハンドルが折れちゃいました
 アルミドロップハンドルバー
 販売元:kalloy(カロイ)
 モデル:HB-CR22
 材質:アルミ
 構造:ダブルバテッド
 表面:白塗装
 サイズ:360
 クランプ径:31.8mm
 ドロップ:120mm
 リーチ:70mm
 実測重量:274g
 価格:¥ 2,618

Wiggle PrimeブランドのPrimaveraカーボンハンドルバー
 カーボンエアロドロップハンドルバー
 販売元:Wiggle (Primeブランド)
 モデル:Primavera
 材質:カーボンファイバー
 構造:エアロ
 表面:
 サイズ:380
 クランプ径:31.8mm
 ドロップ:125mm
 リーチ:78mm
 バーベンド:4度(外向き)
 上部が外に向かって広がったデザインで、重量を増やすことなく空力性能を向上
 三角形のドロップデザインにより、手とハンドルバーの接触が向上
 内部ケーブルルーティング
 実測重量:235g(サイズ420mmの場合)
 価格:¥ 17,600

Wiggle PrimeブランドのPrimaveraカーボンハンドルバー

2020-08-05 | 自転車
自転車を撮影中に風が吹き倒れてしまった勢いで、五千円程度で購入した中華カーボンドロップハンドルが折れてしまいましたので、折れぬようにとアルミ製に交換してしばらく使っておりましたが、若干重たくかつ振動がカーボンよりもとても大きいので、我慢できず、カーボンに戻すことにしました。今度は中華ノーブランドでなくPrimeブランドを選んでみました。価格は中華カーボンの4倍弱しますが、トレックやキャニオンの純正よりもお手頃な価格が決め手でした。じつはホイールをZondaからWind40cに変えたばかりなので、ハンドルもエアロになり、ちょうどよかったと思います。

表面はとても滑らか仕上がりで品質が良さそうです。水平部分の表面にはPrimeロゴがデザインされていますが印刷ではなくて光沢の違いで表現されています。小生は水平部分にもバーテープを巻きましたのでロゴは見えなくなりました。内部には多少バリがありましたが品質問題に至るようには見えませんでした。

水平からドロップする境目辺りが切り欠かれており、ちょうどそこからSTIレバーへと曲線が連なる感じになりとても格好がいいと感じ気に入ってます。そこへ手の平を添えると滅法おさまりがよくて気持ちよいです。いままで小生が出会ったことのあるパイプを曲げて構成された大方のドロップハンドルにはこの切り欠きはありませんでした。これほど気持ちよく手の平がおさまるのは特筆に値すると思います。また、下ハンが微妙(4°)に広がっているため、下ハンに持ち変える際に安心感があります。エアロハンドルの水平部分は平たく広くなっていますが、掌でパーをしてこの部分に添えてゆるゆると走行していると意外にリラックスできることを初めて知りました。

小生はブレーキケーブル及びシフトケーブル内挿式ハンドルは初めてでしたがなんとか自力で交換することができました。


















サイクリング:LYNSKEY 太平洋岸自転車道→やまゆりライン

2020-08-02 | 自転車
走行コースです。


太平洋岸自転車道 大磯区間の開始




太平洋岸自転車道 大磯区間の終了(大磯区間の延長されたところです)
以前は、下の写真で右側の道を下ってすぐ右折して旧吉田茂邸の脇を通って国道1号線へ出されておりましたが、延長工事が完了して直進できるようになりました。大磯プリンスホテルの前で右折して大磯警察署のところで国道1号線へ出るようになりました。




国道1号線を進み、親木橋交差点を右折、第一森戸橋西側交差点を右折、田島石橋交差点を右折するとそこから小田原中井広域農道です。4%~9%程度の登り坂がだらだらと続きます。そして現れる最初の隧道が上町隧道です。上町隧道を抜けた直後に右へ行く道があります。この脇道からの眺めが大好きなので、本日もまたここで「おむすびタイム」。



上町隧道北側右手で休憩


上町隧道北側右手で休憩 上の写真で小生のロードバイクの左側には下の写真の風景が広がっています。




昼食のおむすびと水分補給が済んだので出発です。4%~9%程度の登り坂がだらだらと続きます。時々下り坂もあります。



小田原中井広域農道 半分形 休憩所










雑色隧道及び岩倉隧道をとおりますと、足柄牛乳の工場まえをとおり、もう少し行くとT字路に突き当たります。ここで小田原中井広域農道が終了します。ここを左折すると震生湖へと至ります。本日は右折して七国峠へ向かいます。



平塚八景 七国峠
後ろに見える屋根のある構造物に「長兵衛茶屋」と彫られた木の看板がかかってます。




平塚八景 供養の松


平塚八景 七国峠供養の松


平塚八景 七国峠と供養松・琵琶の杜鵑山{ななくにとうげとくようまつ・びわのとけんやま}





レイクウッドゴルフクラブを突っ切って山入口バス停のところへ下って行きます。



山入口(バス停) 神奈川県平塚市上吉沢




山入口(バス停)内部に貼られた古めかしい宣伝ポスター




日向岡トンネルをぬけ、金目川と鈴川を渡り、平塚富士見郵便局の脇を通り、八幡宮前で国道1号線へと入り、あとはひたすら自宅を目指します。

機材紹介

  撮影
OPPO Reno A 純正カメラアプリ

  ロードバイク
フレーム: LYNSKEY R-260
フォーク: LYNSKEY PRO ROAD CARBON FORK #2
ディレイラーハンガ: LYNSKEY DH-256 REPLACEABLE HANGER
ヘッドセット: CANE CREEK Tapered 40 Is42/28.6 Is52/40 Tall Cover Integrated Headset #UH1680-Self
コラムスペーサ: Alfa Pasca 1 1/8"ロードバイクカーボン製コラムスペーサ(5/10/15/20mm)
ホイール: Fulcrum Wind 40c
ブレーキシュー: SHIMANO用CAMPAGNOLO純正カーボンホイール用ブレーキシュー [BR-BO500X1](ホイールに同梱されてました)
タイヤ: Panaracer Closer Plus 700×25C [F725-CLSP]
チューブ: Continental Race28 700×20-25C(French 60mm)
スプロケット: SHIMANO ULTEGRA CS-R8000 11-32T(11S)
チェーンリング&クランク: SHIMANO 105 FC-R7000 50×34T ホローテック2 クランクセット 170mm
ボトムブラケット: SM-BBR60 BSA 付属/TL-FC25
ブレーキ: SHIMANO 105 BR-R7000 F/R Set
レバー: SHIMANO 105 ST-R7000 11S Dual Control Lever Rim Brake
フロントディレイラー: SHIMANO FD-R7000 Band Type 34.9 mm 2X11S
リアディレイラー: SHIMANO RD-R8000 11S GS (対応CS:ロー側最大28-34T ※34T対応ギア 付属/OT-RS900)
ブレーキケーブルセット: SHIMANO Road SUS (ステンレス)
シフトケーブルセット: SHIMANO Road SUS (ステンレス)
チェーン: SHIMANO Dura-Ace CN-HG901-11s-116L-Q (Quick Link)
フレームプロテクタ(対チェーン): BBBフレームプロテクターバイクスキン[BBP-51]
フレームプロテクタ(対リアブレーキケーブル): NOGUCHIフレームプロテクタ4本入り
水筒: CAMELBAK保冷ボトル ポディウムビッグチル 750mL
水筒受け:【ThinkTop】カーボンボトルケージ
ボトルケージマウントアダプタ(シートチューブ側のみ): SHIMANO Dura-Ace Di2 SM-BA01 ISMBA01
ステム: TNI Helium6 (φ31.8/40mm)
ハンドルバー: Prime Primaveraカーボンハンドルバー 38cm
バーテープ: Fizik Tempo マイクロテックス クラシック(2mm厚) バーテープ ブラックサドル: Astute - Star Lab VT チタンサドル
バックミラー(ハンドルバー右側): CATEYE [BM-45] バーエンドミラー
エンドキャップ(ハンドルバー左側): KLUMAハンドルバーエンドプラグ(アルミ合金製2個セット)
シートポスト: Alfa Pasca カーボンシートポスト 27.2mm
サイクルコンピュータブラケット: Heyinnガーミンブラケット
ペダル: SpeedPlay(ステンレス版)
リアディレイラープロテクタ: KCNCハブライトアダプタ
前照灯: GVOLT 70 (約260ルーメン(約7,000カンデラ))
尾灯: CATEYE OMNI 5
ナビゲーション: Garmin eTrex 30x
サイクルコンピュータ: LEZYNE MEGA XL
心拍計: Garmin ForeAthlete 245
サドルバッグ: Rixen&Kaulマイクロ40 [AS802] (サイズ0.4L W8xH5xD13 cm)
スピードセンサ(前輪ハブに設置): XOSSケイデンスセンサスピードメータ(ANT+Bluetooth 4.0)
ケーデンスセンサ(左側クランク内側に設置): XOSSケイデンスセンサスピードメータ(ANT+Bluetooth 4.0)
気付き鐘: VIVAキヅキベル
警音器: KNOG社製リング型ベルOi{オイ}(内径31.8=ラージ)

サイクリング:LYNSKEY R260 ロードバイクをバラ完してみました
及び
サイクリング:LYNSKEY R260 ロードバイクをバラ完してみました / 部品代
で紹介させていただいた主な部品のいくつかは以下のとおり交換しています。
 ホイール
  Campagnolo Zonda C17 → Fulcrum Wind 40c
 ステム
  Kalloy AS-007N 90mm → TNI Helium6 40mm
 ボトルケージ
  ミノウラAB100-4.5アルミ → ThinkTopカーボン
 ハンドルバー
  LURHACHIカーボン → Prime Primaveraカーボンエアロ
 タイヤ
  エボ3 → クローサープラス
 リムテープ
  シュワルベ → 除去
 サドル
  DRBIKE鉄 → Astute Star Lab VTチタン
 バーテープ
  ES-JHT020 → Fizik Tempo
 前照灯
  HL-EL140 → GVOLT70

サイクリング:LYNSKEY よってけさん~宮ヶ瀬湖

2020-08-01 | 自転車
よってけさんで昼食をいただいたのは2019年12月15日が最後でした。年末年始は何かとバタバタしてしまい、清川村や宮ヶ瀬湖へのサイクリングを楽しむ機会に恵まれませんでした。2020年2月は寒いのと路面が凍結していると初心者なので危ないだろうと思い乗りませんでした。2020年3月に入ってからは、じつは18日によってけさんの前まで行ってますが、開店前でしたので、またすぐに来れるからと考えて、そのときは、そのままサイクリングコースの先へと進路をとったのでした。ところがコロナ禍が本格的になってしまいまして、気軽にお店に行く雰囲気ではなくなってしまいました。

ニュースによりますと本日の東京での新たな感染者数は470名くらいに増えているようです。検査数が増えているんだから数字が当然増えるわけです。3月4月5月頃の数字だけ比較したら第二波であること自明ですが、検査母数が異なる数字なので比較対象になりえないこと自明です。重症者数や死亡者数で比較すると海外のような状況ではなくて3月4月5月頃と似たような状況なのかもしれないと考えることにして、意を決して、よってけさんの皆さんのご尊顔を拝しに行くことにしました。よってけさんもご多分に漏れず3密を防止対策のひとつとして、予約制になっていることは承知していたのですが、ご尊顔を拝見するだけのつもりで予約はしませんでした。

▼よってけさん とうちゃこ
本日は週末なのでご予約のお客様が多くいらっしゃるかとばかり思ってましたが、意外にも、小生だけでした。


▼美味しい「おひや」
清川村の美味しい水です。


▼チキンソテー@よってけさん匠シェフ
オムライス、スパゲティ、ポークジンジャーあたりまではキャッチアップできていましたが、チキンソテーが登場していたことを知りませんでした。お勧めしていただいたので、予約もせずあつかましくも、昼食をさせていただいちゃうことにしました。どうもありがとうございました。

チキンは皮の部分がこんがりカリカリで中のお肉はジューシーという食感で、味は上品な感じで、好きです。たぶんオリーブオイルとたっぷりのバジルのソースに覆われていてそれがまたいい香りで全体の調和が食欲をそそってくれます。ピーマンにいい塩梅にお塩が付いてます。人参はかたすぎずやわらかすぎずの食感で控えめに人参くさく振る舞っていました。小さい丸いのはジャガイモかな。皮がおいしかったです。一口目はやわらかお肉の部分、二口目はカリカリ皮の部分、三口目はその両方、四口目はオリーブオイルとバジルのソースを少し塗っていただき、五口目はたっぷり塗っていただきました。六口目からは、以上の組み合わせをいろいろ取り混ぜて、添えられたピーマン君ニンジン君ポテト君にも加わってもらい、更にご飯君にも全面的に入ってもらって、匠シェフのチキンソテーの食感・味・香りを煤ヶ谷の風景の中で楽しませていただきました。ご飯君のおかげでおいしいオリーブオイルとバジルのソースを効率よく摂取できました。最高にうまかったです。

▼この風景を眺めながら美味しいお料理をいただきます
以前はサイクリストが土足のまま利用できる部屋で昼食をさせていただいたのですが、本日現在その部屋は机とパソコンが設置されており机の上には書類がありました。また、本日は外の方が気持ちがいいので、テラス席で、この風景を眺めながら、リラックスしていただきました。






▼デザート


▼水の郷大つり橋の東側からの眺め


「新型コロナウィルス感染拡大防止策として2月末より実施しております宮ヶ瀬ダム周辺の立ち入り制限を2020年07月21日より解除します。なお、3密やダム管理上から、エレベーター、監査路、事務所展望ホール等(別図の赤い範囲)は引き続き立入制限としています。また、水とエネルギー館も感染症対策のため引き続き閉鎖中ですが、月曜日以外は、1階のトイレのみ開放します。」というのが、宮ヶ瀬湖ダムの立入制限の解除についての方針だそうです。

▼ダム湖百選宮ヶ瀬湖


▼宮ヶ瀬ダムの天端{テンバ}からの眺め




▼宮ヶ瀬湖の天端から東側に何が見えるかの説明掲示


▼宮ヶ瀬ダムの北側


▼宮ヶ瀬ダムの北側から自転車越しに低水路を望む


▼相模川水系広域ダム管理事務所の前の広場にある「21世紀を拓く{ひらく}宮ヶ瀬ダム」の碑


▼相模川水系広域ダム管理事務所

ガーミン eTrex 30x ハンドルバーマウントアダプタ

2020-07-31 | 自転車
小生は方向音痴なので地図ナビゲーション用に Garmin eTrex30x をロードバイクに設置しています。 英語版を購入したので、インターネットで検索して日本語表示可能にしてあります。そしてインターネットで探して見つけた、仮名漢字交じりのOSM(Open Street Map)日本地図を使ってます。

インターネットで見つけた変換ソフトウェアを使って、eTrex30xに入れた日本地図を、BaseCampにも入れてあります。そしてサイクリングするコースつくりをしています。作成したサイクリングコースのGPXファイルを eTrex30x に入れて、コースをナビゲーションしてもらいます。

気が変わってコースから外れていったり、目的地を変えたり、帰路はあらかじめ設計したコースとは違う道を気ままに走ることもあります。そんなときは、いま選んでいるコースによるナビゲーションを中止して、自宅を行先にしてターンバイターンのナビゲーションをしてもらいます。自宅を行先にしてどこからでも家路につくことができるのでとても重宝しています。

このたびハンドルバーをアルミ製からカーボン製に変えました。それにともなってガーミンをマウントするアダプタも変えてみました。
今まで使っていたのがこれです▼

今までは、eTrex 30x にこういうアダプタ▼をかませて REC マウントにクリッと設置してたんです。


こちらが新しい奴です▼

新しい奴は、角度を変えることができないため、 eTrex 30x が妙にハンドルバーの高さから飛び出したようになってしまい、格好悪いですし、今までよりも顔に近くて違和感を感じますし、路面からの振動で今までよりも激しく揺れて画面が見ずらいほどです。だから、背が低くなるようにRECマウントにクリッと設置するための丸いやつを直にeTrex30xに取付けてやることにしました。

この計画を実践する方法として、こういう金具▼を購入して、

こんなふうに▼ネジで直付けしてやることができるようです。


でも、わざわざ購入せずに、ここ▼についている「RECマウントにクリッと設置するための丸いやつ」を取り外して使うことにしました。


仕上がりはごらんのとおり▼です。



下の写真は、eTrex 30xの電池蓋の加工の様子です。


▲単三乾電池を2本並べた谷間の部分にスポンジがあたる構造です。写真にあるワッシャーとナットを合わせた高さが谷間に納まる高さと幅である必要があります。さもないとこの電池蓋が閉まりません。ワッシャーとナットが収まるように、船の骨組みみたいな形をした乾電池押さえを2か所彫刻刀を使って削り取りました。ナットには「緩み止め」を少々塗布しました。


▲「RECマウントにクリッと設置するための丸いやつ」とeTrex30xの電池蓋との間が隙間なくぴったりと合わさってます。eTrex30xの電池蓋の丸みのあったところを彫刻刀の平刀で削って平坦にしたからです。また、この写真でいうと「RECマウントにクリッと設置するための丸いやつ」の下側の二か所の突起を受け止めるための深さ約1mmの穴をeTrex30xの電池蓋の面にドリルであけてあります。「RECマウントにクリッと設置するための丸いやつ」の上からネジの頭が出てはいけません。


▲ネジ、スプリングワッシャー、少し広い平ワッシャーの順で「RECマウントにクリッと設置するための丸いやつ」を止めてます。

スペアチューブが品質不良だった!日本製パナレーサーなのに!

2020-07-25 | 自転車
アマゾンで2本入りのスペアチューブを購入したところ、1本に品質不良がありました。返品手続きができるのですが、面倒くさいですし、パンク修理の練習も兼ねて自分で修理してそのまま使ってみることにしました。要するに写真6の状態のところにパンク修理用のパッチをゴムのりで圧着して写真1のようにして保管しておいて使ってみようという趣向です。


<写真1>


<写真2>

  Panaracer仏式バルブサイクルチューブ(60mm)
  税込1,760円
  品番:OTW700-25LLF-NP-2
  リム形式:W/O
  サイズ範囲:700x23~26C/27x1
  バルブ:仏式 60mm

異物混入という品質不良でした。除去しても済まない異物でした。異物の正体はメーカーでないと解析できないと思いますが、小生は、バルブ切削片ではなかろうかと想像しています。あるいはチューブ組み立て装置側由来の金属片かもしれません。


<写真3>

いずれにせよ、数ミリ程度の三日月形で両端が鋭い金属片がバルブから4cm程度離れたチューブ表面に食い込んでました。下の写真に黄色いハートマークで金属片が食い込んでいた箇所を示しました。黒い矢印で指し示しておきました。


<写真4>

この金属片を取り除くと、チューブ表面にはその痕跡が凹みとなって残りました。


<写真5>

この金属片の存在に気付かずに使った場合には、おそらくチューブ交換直後は正常に振る舞うだろうと思われます。しかし実走すると比較的短時間のうちに金属片の食い込んでいた箇所が小さい穴に成長していわゆるスローパンクの症状を呈するのではなかろうかと思います。今回のように金属片に気づいて、金属片を除去してそのまま使った場合は、除去せずに使ったときよりも長く使用に耐える可能性はあろうかと思いますが、それでも、異物混入の無い正しい品質のチューブと比べると極めて短時間のうちに、金属片の食い込んでいた箇所が小さい穴に成長していわゆるスローパンクの症状を呈するのではなかろうかと思います。

以下はスローパンク発生までの想像メカニズムです。金属片が食い込んでいたことで生じた凹みは、チューブにピンポイントで薄い個所を生み出してしまうんだろうと思います。このピンポイントはチューブ内側からタイヤ内側に対して100PSIの気圧で押し付けられて、実走の衝撃が伝わることになります。


<写真6>

実走による衝撃で100PSIの気圧が変調されてチューブを揺さぶり続けると、やがて、弱い部分が薄皮一枚みたいな状態になり、極めて微小のピンホールのような穴があいてしまい、チューブのこのぶぶんへの応力が集中しはじめるんだろうと思います。


<写真7>

やがて傷口が広がって穴になり、プシュ~ということでパンクに至るんだろうと思います。


<写真8>