文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

ドコモSC-03DでSo-netゼロSIMを利用する

2016-01-02 | Android
SC-03D端末は、GSM/3G/LTE(但しLTEはバンド1のみ対応)機種です。野良ROMを入れて実験していましたが、ここでは純正ROMに戻してやっています。純正ROMの状態は次のとおりです。但し、純正ROMですと、データ通信専用SIMではアンテナピクトが立ちませんので、どうしてもroot化は必要です。

 Androidバージョン 4.0.4
 ベースバンドバージョン SC03DOMMP5
 カーネルバージョン 3.0.8-1271289 se.infra@SEI-42#1 SMP PREEMPT Mon Dec 2 14:11:36 KST 2013
 ビルド番号 IMM76D.OMMP5

デジモノステーション2016年2月号付録のSIM“0sim(ゼロシム)by So-net”は、データ通信専用です。SMS機能及び音声通話機能は付いてませんので、端末によっては、いわゆるセルスタンバイ問題及びアンテナピクト問題を生じます。SC-03D端末の場合は、それに該当するようですから、解決するためのパッチが必要です。パッチを有効にするためにroot権限が必要です。いわゆるセルスタンバイ問題及びアンテナピクト問題の解決方法は次の通りです。

(1) root化してあること。

(2) xposedをインストールしてあること(app_processバージョン58, XposedBridge.jarバージョン54)。

(3) xposedモジュールとして jp.oov.android.docomosimpatcher.apk (20.12 KB)をインストールしてあること。
 このモジュールは rooted な Android バージョン 4.0.3 ~ 4.3 用です。SC-03D の Android バージョンは 4.0.4 なので適合します。jp.oov.android.docomosimpatcher.apk は、2013年4月4日付けのBLOG記事“Android+docomoMVNOデータ通信専用SIMのセルスタンバイ&アンテナピクト問題対策Xposedモジュール”http://bl.oov.ch/2013/04/android-docomo-mvno-sim.html にある“DocomoSimPatcher20130726.apk”をありがたく頂いてくればよいでしょう。ちなみに、Data通信専用SIMに対するxposedモジュールには、この他にも com.matsumo.dsp.apk (13.69 KB)というのもありますが、残念ながらこちらは、SC-03Dで機能しませんでした。



(4) 使用するAPNを設定すること(ベアラにLTEを選択するのがコツ)。
   名前       so-net
   APN      so-net.jp
   プロキシ     未設定
   ポート      未設定
   ユーザー名    nuro
   パスワード    nuro
   サーバー     未設定
   MMSC     未設定
   MMSプロキシ  未設定
   MMSポート   未設定
   携帯国番号    440
   通信事業者コード 10
   認証タイプ    PAPまたはCHAP
   APNタイプ   internet
   ベアラ      LTE



もしも小生が、下記の機能を499MB/月に納まる程度の使い方ならば、050plusの月額使用料だけで済んでしまいます。数ヶ月に一度程度YouTubeで動画を多く閲覧することがあるくらいで、普通のときは499MB/月で収まるというような人は、0simが最適なソリューションになるかもしれませんね。

プッシュ電子メール、ウェブ閲覧、スケジュール管理、乗換案内、列車運行状況、バス運行状況、リアルタイム雨雲天気予報、050電話、マップ、カメラ、目覚まし時計、電卓、国語辞典、英辞郎、音楽再生、Suica残高確認、WAON残高確認、メモ帳、QRコード読取り、YouTube

話は逸れますが、050plusの通話品質は、端末に依存します。SC-03Dだとメインの電話回線にする決断には残念ながら至らないという印象ですが、F-04Fだと十分実用的なレベルの音質になるのでメインの電話回線にしてもいいんじゃないかという印象に変わります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿