2016-06-04 追記1
ソニーの電子ブックリーダーでPRS-T2ですと、青空文庫の蔵書が、検索でほんの少ししかヒットしない。あれもないこれもないということで、実用にならない。一方、BL-121の場合は、青空文庫を検索すると蔵書がたくさんヒットし、ダウンロードできる。だから、青空文庫を読むつもりならPRS-T2ではだめで、BL-121でなければならない。BL-121には、WiFi接続機能及びWiMAX接続機能があるので、自宅以外の場所でも青空文庫を検索してダウンロードできる。WiMAX接続料金はかからない。
2016-04-10 初版
ひさしぶりに神田三省堂を訪れたら、リデオ(Lideo)の大安売りをしていた。Lideoハードウェアの販売は、これで打ち止めだから在庫一掃なんだそうだ。価格は税込み1,980円だ。いろいろ弄繰り回して楽しく遊んで1,980円なら、おもちゃにするのにちょうどいいと思った。レジで支払をしたところ1,000円分の電子ブッククーポン(おつりは出ない)をもらったので、”世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ”という絵本を買った。おりしもムヒカ大統領が来日記念割引ということで通常価格1,728円のところクーポンだけで買えた。あまり意味のない計算だが、1,980-1,728=252円である。
リデオ(Lideo)の正確な名称は、BookLive!Reader Lideoというらしい。製品型番はBL-121でありNEC製だ。色は白と黒があるらしいが大安売り品は黒のみ。リデオを大安売りしている三省堂の実店舗へ行く機会がなくても、いまなら1,980円でアマゾンでも販売しているらしい。但し、アマゾンのBL-121販売ページには、クーポンをくれるとは書いていないようだ。
じつはこれ以前に買った電子ブックリーダーを持っている。ソニーの電子ブックリーダーでPRS-T2という機種である。少し比較してみようと思う。BL-121の画面サイズはPRS-T2と同じ。BL-121の本体サイズは上下がほんの少しPRS-T2よりも短いだけで同じなので、BL-121をPRS-T2用のカバーケースに入れてみた。まるであつらえたようにぴったりとはまったが上下には隙間がでた。
画面サイズは同じなのだが表示品質にずいぶん差が認められた。NEC製のBL-121よりもソニー製のPRS-T2の方が表示されている文字が美しくてずいぶんと見やすい。
NEC製のリデオの画面を撮影したのがこれ↓
ソニー製のPRTS-T2の画面を撮影したのがこれ↓
BL-121とPRS-T2どちらもできる限り同じ文字サイズになるように設定したが完全に同じにはできなかった。どちらも青空文庫の”吾輩は猫である”のだいたい同じところを表示させている。
BL-121の操作性については、Googleで検索すると、その色々な悪さについて多くの人がブログなどを通じて紹介していることがわかる。
たとえば、検索して複数候補が表示された画面から、複数の電子本を一冊づつ確認しながら購入しようとするとき、次の電子本を購入するために、戻ると、先帆の画面ではなくて検索する前の状態に戻ってしまうため、もう一度最初から検索して、購入するつもりの本が出てくるまでページめくりをしていかねばならないといった基本的な操作性が悪いというわけである。BL-121を買って弄っていると、NECにいる技術力の低いチームのファームウェア技術者のレベルが把握される。そのメーカの製品を見れば、そのメーカの体質及び将来が見えてくるのである。
リデオ(BL-121)には、micro SDカードインタフェースが付いていない。USBケーブルでPCに接続してもストレージデバイスとして認識されるわけではない。だから任意のPDFファイルをリデオ(BL-121)に入れて持ち歩くということは、できない(ちなみにソニーPRS-T2はできる)。しかし、WiFiインタフェース及びWiMAXインタフェースを装備しているので、書店(BookLive)に接続して電子本をダウンロードできる。リデオ(BL-121)単体でセットアップすれば、無料及び立ち読み用の電子本ならばパスワード入力だけで電子本をダウンロードでき、クレジットカード番号や電子メールアドレスなどのセットアップは不要である。青空文庫を読んだり立ち読み可能本を読むだけに割り切れば、匿名のままリデオ(BL-121)を利用することができる。WiFiは特に不都合ないのであるがWiMAXの方はエリアがとても狭いので実用にならんという感じだ。都内であってもビルの中高層階では不安定でダウンロードがうまくいかない。また走行中の山手線でもダメ。横浜とか茅ヶ崎とか少し東京から外れるとWiMAX圏外である。
有料の電子本を購入する場合には、クレジットカード番号や氏名などの登録が必要となるが、リデオ(BL-121)単体で利用できる。但し、カラーの本をリデオ(BL-121)で閲覧するのは苦しい。リデオ(BL-121)に使われている表示装置の階調表現力の問題だろう。ソニーPRS-T2なら見えるがリデオ(BL-121)だと見えないという感じもあった。
カラーの絵本(例えば、”世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ”という絵本)は、スマホ、タブレット、PCでみたらいい。そのときには、BookLiveのホームページへ行ってユーザアカウントをこしらえればよい。BookLiveのアカウントをリデオ(BL-121)側でも追加してやると、リデオ(BL-121)とスマホ/タブレット/PCで同じコンテンツを共有できるようになる。
リデオ(BL-121)には、”スーパー大辞林3.0”と”ウィズダム英和辞典”が組み込まれていて、電子書籍を閲覧しているその場で引ける。電子書籍のテキストを選び辞書で引くのである。これらの辞書は、電子書籍を開いていなくても利用できるので、リデオ(BL-121)をこれらの辞書専用機として使うという選択肢もあるだろう。(ちなみにソニーPRS-T2には、大辞林第三版、ジーニアス英和辞典第四版、New Oxford American Dictionaryが備わっている)
ソニーの電子ブックリーダーでPRS-T2ですと、青空文庫の蔵書が、検索でほんの少ししかヒットしない。あれもないこれもないということで、実用にならない。一方、BL-121の場合は、青空文庫を検索すると蔵書がたくさんヒットし、ダウンロードできる。だから、青空文庫を読むつもりならPRS-T2ではだめで、BL-121でなければならない。BL-121には、WiFi接続機能及びWiMAX接続機能があるので、自宅以外の場所でも青空文庫を検索してダウンロードできる。WiMAX接続料金はかからない。
2016-04-10 初版
ひさしぶりに神田三省堂を訪れたら、リデオ(Lideo)の大安売りをしていた。Lideoハードウェアの販売は、これで打ち止めだから在庫一掃なんだそうだ。価格は税込み1,980円だ。いろいろ弄繰り回して楽しく遊んで1,980円なら、おもちゃにするのにちょうどいいと思った。レジで支払をしたところ1,000円分の電子ブッククーポン(おつりは出ない)をもらったので、”世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ”という絵本を買った。おりしもムヒカ大統領が来日記念割引ということで通常価格1,728円のところクーポンだけで買えた。あまり意味のない計算だが、1,980-1,728=252円である。
リデオ(Lideo)の正確な名称は、BookLive!Reader Lideoというらしい。製品型番はBL-121でありNEC製だ。色は白と黒があるらしいが大安売り品は黒のみ。リデオを大安売りしている三省堂の実店舗へ行く機会がなくても、いまなら1,980円でアマゾンでも販売しているらしい。但し、アマゾンのBL-121販売ページには、クーポンをくれるとは書いていないようだ。
じつはこれ以前に買った電子ブックリーダーを持っている。ソニーの電子ブックリーダーでPRS-T2という機種である。少し比較してみようと思う。BL-121の画面サイズはPRS-T2と同じ。BL-121の本体サイズは上下がほんの少しPRS-T2よりも短いだけで同じなので、BL-121をPRS-T2用のカバーケースに入れてみた。まるであつらえたようにぴったりとはまったが上下には隙間がでた。
画面サイズは同じなのだが表示品質にずいぶん差が認められた。NEC製のBL-121よりもソニー製のPRS-T2の方が表示されている文字が美しくてずいぶんと見やすい。
NEC製のリデオの画面を撮影したのがこれ↓
ソニー製のPRTS-T2の画面を撮影したのがこれ↓
BL-121とPRS-T2どちらもできる限り同じ文字サイズになるように設定したが完全に同じにはできなかった。どちらも青空文庫の”吾輩は猫である”のだいたい同じところを表示させている。
BL-121の操作性については、Googleで検索すると、その色々な悪さについて多くの人がブログなどを通じて紹介していることがわかる。
たとえば、検索して複数候補が表示された画面から、複数の電子本を一冊づつ確認しながら購入しようとするとき、次の電子本を購入するために、戻ると、先帆の画面ではなくて検索する前の状態に戻ってしまうため、もう一度最初から検索して、購入するつもりの本が出てくるまでページめくりをしていかねばならないといった基本的な操作性が悪いというわけである。BL-121を買って弄っていると、NECにいる技術力の低いチームのファームウェア技術者のレベルが把握される。そのメーカの製品を見れば、そのメーカの体質及び将来が見えてくるのである。
リデオ(BL-121)には、micro SDカードインタフェースが付いていない。USBケーブルでPCに接続してもストレージデバイスとして認識されるわけではない。だから任意のPDFファイルをリデオ(BL-121)に入れて持ち歩くということは、できない(ちなみにソニーPRS-T2はできる)。しかし、WiFiインタフェース及びWiMAXインタフェースを装備しているので、書店(BookLive)に接続して電子本をダウンロードできる。リデオ(BL-121)単体でセットアップすれば、無料及び立ち読み用の電子本ならばパスワード入力だけで電子本をダウンロードでき、クレジットカード番号や電子メールアドレスなどのセットアップは不要である。青空文庫を読んだり立ち読み可能本を読むだけに割り切れば、匿名のままリデオ(BL-121)を利用することができる。WiFiは特に不都合ないのであるがWiMAXの方はエリアがとても狭いので実用にならんという感じだ。都内であってもビルの中高層階では不安定でダウンロードがうまくいかない。また走行中の山手線でもダメ。横浜とか茅ヶ崎とか少し東京から外れるとWiMAX圏外である。
有料の電子本を購入する場合には、クレジットカード番号や氏名などの登録が必要となるが、リデオ(BL-121)単体で利用できる。但し、カラーの本をリデオ(BL-121)で閲覧するのは苦しい。リデオ(BL-121)に使われている表示装置の階調表現力の問題だろう。ソニーPRS-T2なら見えるがリデオ(BL-121)だと見えないという感じもあった。
カラーの絵本(例えば、”世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ”という絵本)は、スマホ、タブレット、PCでみたらいい。そのときには、BookLiveのホームページへ行ってユーザアカウントをこしらえればよい。BookLiveのアカウントをリデオ(BL-121)側でも追加してやると、リデオ(BL-121)とスマホ/タブレット/PCで同じコンテンツを共有できるようになる。
リデオ(BL-121)には、”スーパー大辞林3.0”と”ウィズダム英和辞典”が組み込まれていて、電子書籍を閲覧しているその場で引ける。電子書籍のテキストを選び辞書で引くのである。これらの辞書は、電子書籍を開いていなくても利用できるので、リデオ(BL-121)をこれらの辞書専用機として使うという選択肢もあるだろう。(ちなみにソニーPRS-T2には、大辞林第三版、ジーニアス英和辞典第四版、New Oxford American Dictionaryが備わっている)
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