スカパーJSATは、車両等を含む新しい衛星通信分野の開拓を目指し、平面アンテナメーカーである米カイメタとの戦略的業務提携と、カイメタ社への出資を行う。
スカパーJSATが戦略的業務提携を行うカイメタ社は、メタマテリアルを用いたエレクトロニクスビームフォーミングによる衛星捕捉技術を持つ平面アンテナメーカー。
この技術を用いたカイメタ社製の平面アンテナを車や鉄道といった移動体に搭載することにより、スカパーJSATの通信衛星を用いた衛星通信が可能となり、走行中の車両間を含めた双方向の通信を行えるようになる。
衛星通信を利用することで、複数の車両に対するデータ同報通信や、災害時の人命救助活動に用いられる特殊車両等でも迅速な通信の確立が可能となる。また、今後の発展が予想されるIoT 分野においても、衛星通信を利用した「つなげる」開拓が期待できる。