通信衛星事業者のスカパーJSATは、米ボーイング・サテライト・システムズ・インターナショナルとの間で、ハイ・スループット・システムを採用した通信衛星(High Throughput Satellite:HTS)の調達契約を締結した。
スカパーJSATが調達契約を締結した通信衛星「JCSAT-18」は、HTSを採用している。HTSは従来型衛星に比べて通信容量を増大させることが可能であり、現在供給不足の状態が続いている、モバイルやブロードバンド等の市場からの通信需要に対応することにしている。
またスカパーJSATは、宇宙・衛星事業の基盤市場であるアジア太平洋地域でのサービス拡大を目指しており、JCSAT-18はアジア太平洋から極東ロシアにかけての広範囲なエリアにおけるサービスの提供が可能。
JCSAT-18は、2018年下期に打ち上げを予定している通信衛星「Horizons 3e」に続きスカパーJSATとして2機目のHTSとなる予定。