JAXAは、開発を担当している三菱重工業およびIHIと協力して、H3ロケット用の試験用LE-9エンジンを完成させた。
LE-9エンジンは、H3ロケットの1段エンジンとして新しく開発したもの。
H3ロケットには、これまで日本が開発してきた液体ロケットエンジンに比べて、より大推力(LE-7Aの約1.4倍)を発生させるエンジンが必要となる。
H3ロケットは、JAXAと三菱重工業が次期基幹ロケットとして開発中の液体燃料ロケットで、使い捨て型のローンチ・ヴィークル。試験機1号機は2020年の打ち上げ予定。
LE-9は、これまでの日本のエンジン技術を集結するとともに、新たな技術に挑戦し、H3ロケットが目指している柔軟性・高信頼性・低価格を高いレベルで実現することを目指している。