宇宙航空研究開発機構(JAXA)と春日電機は、共同で従来の真空除電技術と比べて100倍以上の速度で真空中の帯電した物体を除電することができる除電器の開発に世界で初めて成功した。
さらに、春日電機は、この共同研究の成果である技術を利用し、宇宙技術を活用したスピンオフ製品として「マイクロ波プラズマ除電処理システム」を開発した。
今後、JAXAは、将来の持続的な宇宙探査活動の実現を見据え、同成果を用いて静電気による真空下でのダスト制御の研究を進めて行く。
春日電機は、国内外に高機能フィルム材の真空蒸着装置をはじめとした様々な高真空産業機器用の除電器として同システムの販売を行う予定。