Kilkenny Irish Ale

アイルランドのビール。エールタイプのビールです。

アイルランドのビールはギネスが有名ですが、日本で樽生が飲めるもう一つがこれです。ギネスと同じディアジオ社の製品です。

Kilkennyというのは、アイルランド南部ののどかな田舎町の地名で、以前はこの町にある醸造所でこのビールが造られていましたが、現在ではギネスと同じダブリンのセントジェイムスゲイト醸造所で造られています。

ギネスに比べると、苦みが少なくあっさりした味わいです。このKilkennyは輸出向けの仕様ですが、アイルランド国内向け仕様のSmithWicksの方がもう少しフルーティで、どちらかといえばそちらの方が私の好みに合います。

楯野川純米大吟醸甘口一段仕込

山形県のお酒。米は国産とだけ表示、精米歩合は50％です。酵母は山形KA酵母の自家培養です。

「甘口一段仕込」というのは、酒母に初添えまでした段階で、今回の震災に遭ってしまったため、通常行う三段仕込みのあと二段を省略して搾ったものということらしいです。

おかげで、味は非常に濃厚かつ酸が効いていてフルーティーなお酒に仕上がっています。ケガの功名といったところでしょうか。

生産量が少なくなり、コストもかかるため、通常ならばこんなお酒は絶対に出てこないと思われますので、もし見かけることがあったら飲んでおいた方がいいと思います。

亀泉純米吟醸原酒生酒

高知県のお酒。米は八反錦100％で、精米歩合は50％です。酵母はCEL24と表示されてます。

日本酒度マイナス8の割には甘く感じません。酸が効いているせいだと思います。（酸度2.0）

いかにも発酵食品といった感じの味のお酒です。

飛露喜特別純米

福島県は会津のお酒。精米歩合は55％ですが、米は不明です。アルコール度数は16％なので割水はしてあるようです。

しっかりした味ですがキレがよく、飲みやすいお酒だと思います。米の味はちゃんとしますが、あまり前には出てきません。香りは控えめ。

本日の被災地支援です。

梅の宿特注品

奈良県のお酒。先日移転オープンした某有名老舗居酒屋で粗品としていただいたものです。

米は国産米とだけ表示、精米歩合は６０％です。醸造用アルコールが添加してあります。まだ開けてないので味はわかりませんが、仕様からすると、この居酒屋で通常出している樽酒と同じものではないかと思われます。

この居酒屋、市街地再開発で立ち退きになって、跡地にできた新しいビルに移転して営業を再開したのですが、「新装オープン」でないところがすごいです。

どういうことかというと、立ち退きになった木造店舗の外装と内装を、ほぼそのまま再開発ビル内のテナントである新店舗に移築しているのです。おかげで中で飲んでいると、以前の店舗にいるような錯覚に陥ります。ビルの内装業者さんのこのお店に対する愛情とプロフェッショナルな仕事には脱帽します。

このお酒、非売品でレアものなので、開けようかどうか悩んでいます。私はコレクターではないので、結局は飲んでしまうと思いますが、何かネタになりそうなときのためにとっておこうと思います。