ちょっと気づいたこと Ver2
土佐の街を走っていた、シングルアームの見た目新型車
よーく見ると台車が
FS73!
そう、こんなカッコいい新型なのに、コッテコテのツリカケ車なんでした。
…これ、実はこの後の本題にちょっと関係したりします。
ということで本題。
門司港駅のあたりは「門司港レトロ」として
昔の建物が綺麗な状態で保存されております。
レトロな商業建築ってやつはもうツボツボツボなんで、電車とは関係ないですが
この辺一帯はフツーに観光しちゃいました。
レトロ…w
そんなレトロ地区に保存されている西鉄の電車がこちら。
駐車場の端の148号車です。
晩年の姿に最盛期の塗装を纏っての保存。側面はバリバリワンマン仕様でちょっと違和感。。。
この姿で保存だったら赤にイナズマ塗装のほうがしっくりするなー
とか考えながら、ここでも撮りまくり。
夕方になってしまって光線状態がアレでしたが。。。
ということで、1日に呉と西鉄の保存車を撮る。アホしかできんですねw
門司港駅の有名なアングルからも一枚。
ゼロマイル。ここから九州の鉄道ははじまったんですね~
門司港というと、大分麦焼酎のCMのイメージが強いですねw
日が暮れたので折尾で飲んでこの日はおしまい。
翌日。
折尾の隣の黒崎駅前から走る
筑豊電気鉄道線へ。
筑豊電鉄は面白い。今の時代に、
「全車輌ツリカケ」を貫き、見た目路面電車なのに「全列車に車掌常務」
なんと車内に両替機も無く、両替はすべて車掌さんが行うという方式。
歴史的にも、西鉄が福岡と北九州に持っていた二つの市内線を結んじゃえ!と建設した正真正銘のインターアーバンであり、
途中には高架線や大鉄橋もあり、一方で普通鉄道には無い急曲線や急こう配もある。
インターアーバン大好きなワタシにとってはもう聖地♪なんですよね。
「全車両連接車」ってのも日本でここだけかな。あ、「ほぼ鉄道専業」ってのも珍しいね。鉄道に本気な会社なんです。
降り立った西山駅は良い雰囲気の山間の駅。
コレだけ見るとすげー田舎を走る鉄道なのかな?って思うかもしれませんが、
ここと終点の筑豊直方あたり以外はほとんど市街地を走る鉄道なので、むしろイレギュラーな風景。
良い雰囲気だったので降りてみました。
ここでの目当ては、朝ラッシュだけ動く3連接車。
広島にも行った西鉄の3連接車ですが、ここにも生き残りがおり、しかも原形に近いスタイルで働いております。
しばし待ち、ラッシュ時間帯に入ると来るわ来るわ。
3連接フィーバーです!
ことごとく黒崎駅前行なのが、彼らの役割を表してますね。
広島の改造スタイルもかっこいいですが、彼らのオリジナルに忠実なスタイルもかっこいいです。
唯一中間車にドアがついたことだけが西鉄時代からの変化点ですね。
合間にやってくる筑豊の主力3000形。
実はこいつも、元西鉄の2連接車。
つまり、筑豊電鉄の電車は全てが西鉄の連接車改造車。
2連接車の唯一の生き残りになるのかな。
ボデーは新造クサいですが、ドアがすべて折戸(!)なのが凄いですね。
しっかり台車は西鉄形。
土佐のアレ(冒頭のアレ)と同じく、シングルアームパンタなのにツリカケ電車です。
こんなんが数分おきに通勤通学客を満載して走る、しかも
法規上“鉄道”なので、結構なスピードで走る筑豊電鉄。今まで乗った他の私鉄とは全く違いましたねー。
運賃表も幕式。これ一駅ごとに毎回くるくる回るんですww
もちろん回すのは車掌サン。で、回るたびに車内を歩いて両替をしたり案内をしたり。
なんだろう、この感じ。心温まる感じかな。ステキな鉄道ですよ。
とりあえず黒崎方面に連接が皆行ったので、今度は帰ってくるところを撮ろうと思い
車庫のある楠橋の隣、筑豊香月駅で下車。
ここがまたいい雰囲気。綺麗なところですよー
ここで、しばらく撮り。
ここまで見なかったオレンジ色編成が帰ってきました。
奥のほうのお城はなんなんでしょうね。
日本の原風景。
緑編成はちょっと溶け込んじゃって残念ですが…
良い雰囲気です。
ここに限らず踏切は警報器なしのものが多かったですねぇ。
日本の原風景、筑豊電鉄。
もし九州に行かれることがあれば、寄り道してでも乗ったほうがいい。おすすめです!
路面電車マニア的には西鉄連接車達の唸りが聞けて満々足です。
てことで
筑豊電鉄で長~くなってしまったので(^^;
以下次回。
だんだん終わりが見えてきましたよー
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↑西鉄の、兵どもの、夢のあと。