畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

溝切

2008-07-07 20:53:34 | 米作り
7月7日  のち 

七夕雨。早朝は曇り空だったが、7時位から、ぽつぽつし始める。時折雨脚が強くなり、昼過ぎまで続く。
午前中は休もうかと思ったが、精米だけしておこうと機械のそばに。少し機械の掃除を、と思ったのが運のつき。大々的な、分解掃除になってしまう。結局、半日がかりと相成った。
午後は、小降りにもなったので、田んぼへ。昨日の事故でやれなかった、田んぼの溝切。
稲は、もう半月もすると、穂を出し始める。穂が出そろって、ひと月もすると、稲刈りとなる。稲刈りは、大きい機械を使うから、機械が走れるように、田んぼの土は固めておく必要がある。稲にとっては、穂が出てから、充実した米として実をつけるのに、水分は必要だ。だから、稲に水分を与えながら、田んぼの土を固めるような水管理が必要だ。
そのために、田んぼの周囲に溝を切る。大きい田んぼや、水はけの悪い田んぼは、中にも何本かの溝を作る。水が自由になるところは、ひたひた位の水を入れ、水がなくなったらまた入れる。この時、溝があるから、水は溝を流れ、早く田んぼ一面にいきわたる。平らだと、無駄に多くの水を入れないと、いきわたらない。田んぼを固めるためにも、溝は役立つ。
水が自由にならないところは、ぎりぎりまで、水を溜めておくことになる。収穫の時、機械がはいれるように土が乾くのを、見計らって、水手を切り、排水する。この時、溝が排水に役立つ。平らな場合より何日かは、余計に水を張っておける。
この溝切は、機械で土をはね飛ばし溝にするが、田んぼの中を歩かなければならず、大変な作業だ。が、大事な作業だ。
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