畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

播種

2010-09-15 18:53:48 | 農作業
9月15日(水)  ときどき 

朝、雨音を聞きながら、目覚める。大降りではない。パラパラと、まばらではあるが、雨粒が屋根をたたく。6時過ぎころまで、二時間弱の雨で、アスファルトが、しっかり濡れるほどには降った。天気予報も、午前中くらいは、ときどき、雨雲が通過する雨予報に変わり、明日も、ある程度しっかりした雨を予報している。信じよう。あてにしよう。
畑に、ダイコンと、菜花を撒くことにする。
太陽熱処理をしている、透明マルチを撤去する。いくら、カラカラ畑土でも、ポリフィルムは、土からの湿気で、濡れている。畑の通路に広げ、乾燥させておく。
シーダーテープ加工した種を、専用の播種機で、土中に埋め込む。
防虫を主たる目的で、不織布をべたがけし、周囲は、鍬を使って畑土をのせて、固定する。40mほどの畝を4列。これだけの作業で、ほぼ一日仕事。マルチを撤去するのも、不織布のべたがけも、中腰の手作業。時間もかかるし、腰も痛くなる。
最後に、乾かしておいた、ポリフィルムをたたんで縛り、持ち帰る。
結局、その後は雨も降らず、昼前くらいから、晴れて、暑くはなるが、ようやく、秋の入口にやってきたと、実感する一日だった。この夏初めて、昼上がりに、作業着を着替えなくて済んだ。
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通雨

2010-09-15 05:12:40 | 農作業
9月14日(火)  ときどき 

カラカラ畑の片づけ。マルチを撤去した後の、畝間の草刈。カボチャ畑だったので、この夏の間、畝間は草のしげり放題。ヒユナなどは、3mほどに伸び、根元の茎は、手首ほどの太さで、小枝のように固い。刈払機の刃の当たる角度によっては、跳ね返されるほどだ。長い草は、何回か切って短めにし、その後の処理をしやすくしておく。
撤去したまま放置しておいた、マルチフィルムも、廃棄物として、処理してもらう規格通り、束ねて縛り、持ち帰る。
こんな作業に、ほぼ一日かかる。4時ころには、薄黒い雲がかかり、パラパラとしてくる。身体に雨と感じて、フロントガラスに雨粒がつき、畑のマルチの上にも雨粒がつく。そんな役にしかたたない雨が、30分ほど続く。乾いた畑土には、湿り気も残さない。
どうせ、降らせてくれるのなら、もう少しまともな雨を、と、思いながら、帰ってくる。ほんの、4~5㎞ほどしかない、帰り道。家に近づくにつれ、アスファルトの湿りがはっきりしてくる。ところどころの凹みには、水溜りもできている。家の庭も、雨水で、化粧していた。
畑作業中も、陽がかげると、心なしか、空気に涼しさを感じた。日本列島、南と北の高気圧の交代と云っていたが、確かに、季節の変わり目がやってきたようだ。

所で、13日は、七十二候だった。
鶺鴒鳴(せきれいなく) セキレイの鳴き声が聞こえてくるころ
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