畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

一日遅

2010-09-20 18:38:09 | 農作業
9月20日(月)  いちじ 

午前中、花畑。
ニンジンの太陽シートの撤去。ほぼ発芽している。と云うより、かなりの割合で、ひょろひょろのもやし状態に伸びてしまっている。撤去が、一日遅れてしまった。昨日が、撤去の適日だった。昨日は、籾すりと、集落の行事。午後は、アルコールが入ってしまった。それさえなければ、昨日の夕方に剥がせれば、最適だった。まあ、発芽しないよりは良いのだが、昨日の夕方撤去しなかったことで、今後の生育に、大いに影響を与えてしまった。
農作業には、たった一日、いや、半日やらなかっただけで、出来なかっただけで、大きな影響を受けることが多い。天候の変化で、その後何日もできなかったり、そのために、播種や定植の適期を逃してしまうことも、間々ある。
と云うことは、農業は、自然との、また、自分との、緊張関係を持たなければならない、そんな作業なんだ、と、再認識。
花畑の、ロータリー耕。

午後は、幕張本郷の、『四季菜 優』の店長と常連さんたち、4名で、来訪。畑を見て、一部、ゴマの収穫など。野菜や、食べものの話をして、交流。

彼岸の入り。おはぎを作る。(連れ合いの仕事)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツバメ

2010-09-19 18:44:28 | 暮らし
9月19日(日) 

午前中は、知人に頼まれて、籾すり。午後は、集落の行事。この25日(土)は、地区のお祭りである。例年通り、我が地区は、山車を引きまわし、神社に行く。その前の準備の、行燈張りと云う行事だ。一週間前の、お祭りの準備と云う事。作業後は、バーベキューで一杯。夕方に帰って、酔いを醒ましていた所。
昨日の、七十二候は、ツバメが南に帰るころだった。この何年か、稲刈の時、コンバインで、イネを刈っていると、その周りを、ツバメが頻繁に飛び回るようになっていた。田畑の作業の時、様々な鳥達が、やって来て、機械作業で、飛び出した、虫等をつかまえるようになってきた。鳥達の学習だ。秋の稲刈時期には、トンビやカラスは、刈り終えた後の田んぼに降りて、カエルやヘビ、大きな虫をつかめるため、待機する。一方、コンバインが作業すると、静かだった、イネの草むらが大地震の様に。あわてて、虫たちが飛び出し、右往左往。バッタやイナゴだけでなく、小さな名も知らぬ虫たちも、イネの林から、飛び出す。コンバインの周囲のイネの回りは、餌の宝庫のよう。口を開けて飛びまわれば、勝手に飛び込んでくれるようなもの。常に、6~7羽のツバメが飛びまわる。このツバメの一群は、親鳥と、この春生まれて成長した、子供たち。ツバメの親子。南に帰る、長旅の前、充分に体力を付けるため、コンバインの周りを飛び回っていたのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼岸花

2010-09-18 18:44:16 | 農作業
9月18日(土) 

一日、トラクターの運転。秀畑、花畑と二か所の畑の空いている所の、ロータリー耕。草のひどい所もあるから、何度か耕し、草も鋤きこむ。すぐにでも、種蒔をしたいとも思うが、今まで耕せなかったので、何日かおきに、もう一、二度耕してからでないと無理。猛暑、少雨の影響は、まだまだ続く。
タマネギ苗床の太陽シートの撤去。順調に発芽するようだ。ニンジンも、シートの下で、発芽始めている。こちらは、もう少し、先の撤去だ。

夕方早めに上がったので、家の前の空き地の、刈り草を燃す。彼岸花の邪魔にならないように、外して、火を付ける。
彼岸花は、取り立てて好きな花と云う訳ではないが、その咲き方の面白さから、気になる花だし、頭を出す前に草を刈り、他の草に埋もれないようにしてやりたくなる。



今年も、また、あちこちに、彼岸花が頭を出した。


花も開き始めてきた。


七十二候
玄鳥去(げんちょうさる) ツバメが南方へ去って行くころ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

畑の準備

2010-09-17 19:58:55 | 農作業
9月17日(金)  ときどき 

雨の翌日の晴天。昨日は気温が低かったから、猛暑を過ぎた、30℃以下の気温でも、残暑と感じる。
午前中は、雨天に精米しておいた、新米と、タマゴをセットにして、贈答の荷物を作る。母の近況報告も含め、親戚へのお中元のお返しだ。そんな雑用をしていると、すぐに時間は経ってしまう。畑に出かけても中途半端になるので、昼までの小一時間は、薪の整理をして、時間をつぶす。
午後は、畑に行く。昨日の雨で、さすがのカラカラ畑土も、埃が立つようなことは、もうないだろう。秋、冬野菜の種まき、植付の準備を急がなければならない。そのためには、土埃で、近所の家に迷惑をかけないように、中止していた耕起から始める。まず、刈り草を片付けたり、苦土石灰を散布したり、下準備をする。
太陽シートの下をのぞいてみる。ニンジンはまだだが、タマネギの苗床は、かすかに、発芽しかかっていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨休

2010-09-16 18:17:23 | 暮らし
9月16日(木) 

深夜から降り始めた雨は、強まったり弱まったり、一時的に上がったり。断続的だが、夕方もまだ続いている。畑にはいい雨だ。強雨になることもなく、長い時間降り続くことで、カラカラで、水をはじく様になっていた、そんな畑土に浸みこんでいくには、最適な降り方だ。庭に置いた、空き缶雨量計からみると、40㎜ほどの雨量だ。
昨日播種したダイコンや、菜花は確実に発芽するだろう。ニンジンも、この雨で、今まで我慢していた分、一気に発芽と、なってほしいものだ。少々遅い感じは、否めないが。
午前中は、ハウスの中に、インゲンや、キュウリようのネットを張るが、その後は、畑に様子を見に出かける以外は、家の中で、のんびり過ごす。何をやるというのだはなく、何となく、雑用をちょこちょこと。
骨休めと、猛暑疲れを癒す、好い雨休みだった。
今も、また、外から、雨音が聞こえてきた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

播種

2010-09-15 18:53:48 | 農作業
9月15日(水)  ときどき 

朝、雨音を聞きながら、目覚める。大降りではない。パラパラと、まばらではあるが、雨粒が屋根をたたく。6時過ぎころまで、二時間弱の雨で、アスファルトが、しっかり濡れるほどには降った。天気予報も、午前中くらいは、ときどき、雨雲が通過する雨予報に変わり、明日も、ある程度しっかりした雨を予報している。信じよう。あてにしよう。
畑に、ダイコンと、菜花を撒くことにする。
太陽熱処理をしている、透明マルチを撤去する。いくら、カラカラ畑土でも、ポリフィルムは、土からの湿気で、濡れている。畑の通路に広げ、乾燥させておく。
シーダーテープ加工した種を、専用の播種機で、土中に埋め込む。
防虫を主たる目的で、不織布をべたがけし、周囲は、鍬を使って畑土をのせて、固定する。40mほどの畝を4列。これだけの作業で、ほぼ一日仕事。マルチを撤去するのも、不織布のべたがけも、中腰の手作業。時間もかかるし、腰も痛くなる。
最後に、乾かしておいた、ポリフィルムをたたんで縛り、持ち帰る。
結局、その後は雨も降らず、昼前くらいから、晴れて、暑くはなるが、ようやく、秋の入口にやってきたと、実感する一日だった。この夏初めて、昼上がりに、作業着を着替えなくて済んだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

通雨

2010-09-15 05:12:40 | 農作業
9月14日(火)  ときどき 

カラカラ畑の片づけ。マルチを撤去した後の、畝間の草刈。カボチャ畑だったので、この夏の間、畝間は草のしげり放題。ヒユナなどは、3mほどに伸び、根元の茎は、手首ほどの太さで、小枝のように固い。刈払機の刃の当たる角度によっては、跳ね返されるほどだ。長い草は、何回か切って短めにし、その後の処理をしやすくしておく。
撤去したまま放置しておいた、マルチフィルムも、廃棄物として、処理してもらう規格通り、束ねて縛り、持ち帰る。
こんな作業に、ほぼ一日かかる。4時ころには、薄黒い雲がかかり、パラパラとしてくる。身体に雨と感じて、フロントガラスに雨粒がつき、畑のマルチの上にも雨粒がつく。そんな役にしかたたない雨が、30分ほど続く。乾いた畑土には、湿り気も残さない。
どうせ、降らせてくれるのなら、もう少しまともな雨を、と、思いながら、帰ってくる。ほんの、4~5㎞ほどしかない、帰り道。家に近づくにつれ、アスファルトの湿りがはっきりしてくる。ところどころの凹みには、水溜りもできている。家の庭も、雨水で、化粧していた。
畑作業中も、陽がかげると、心なしか、空気に涼しさを感じた。日本列島、南と北の高気圧の交代と云っていたが、確かに、季節の変わり目がやってきたようだ。

所で、13日は、七十二候だった。
鶺鴒鳴(せきれいなく) セキレイの鳴き声が聞こえてくるころ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

育苗

2010-09-14 05:44:09 | 農作業
9月13日(月) 

まだ、秋は来ないようだ。朝から、真夏の太陽だ。しかし、季節は、待ってくれない。どんなに暑くとも、雨が、全く降らなくとも、一日の時は同じに過ぎて行く。
9月も10日を過ぎると、いろいろの野菜の種まきの時期だ。しかし、このカラカラの畑土では、なにもできない。ポットや、トレイで、育苗するものは、連れ合いが、順次、播種して育てている。これらも、この暑さで、どうなるか。
畑で育苗するものもある。タマネギなどだ。野菜の直播とは違い、苗床だから、面積は少なく済む。水かけなども、少なく、短時間で済むし、資材等も、限られる。
準備をして、タマネギの苗床播種をする。
太陽熱処理をしておいた、苗床。一か月に40㎜の雨が一回だけだから、砂地がかった土はカラカラだ。板で、細い植え溝を作り、種を落としてゆく。小さな上、角ばった角のある種だ。まん丸でも、蒔きにくいのに、それ以上に手間取る。細かな作業で、苦手だから、なおさらだ。密蒔きになっても、きちんと間引きをすればよいのだが、それが、こまめにできないから、極力、適度な密度に蒔こうと思うので、時間がかかる。
覆土は、畑土を使わず、焼土を使う。せっかく太陽熱処理をした床に、草の種を復活させないように。そして、灌水。一気に、大量の水を撒くと、流れてしまうので、何往復もして、たっぷりと水を吸わせる。その一角だけ、生き返ったような苗床に、籾殻を撒いて、被覆する。そして、太陽シートの被覆。
太陽シートは、イネの育苗に使ったもので、アルミを蒸着した、銀色の反射シート。太陽光を、反射するので、被覆下は高温にならないというもの。そして、ポリフィルムだから、水分を蒸発させない。発芽まで、5日~10日。この状態で、経過させようということ。タマネギの苗床には、何度か使っている。失敗はなかったが、今年の、この異常な暑さの下では、どうだろう。と、思いつつも、明日、明後日から、は、秋の高気圧にバトンタッチをして、暑さも和らぐという。その予報を信じて。
ついでに、と云う訳だけではないが、ニンジンも一畝だけ、太陽シートを使ってみる。
雨の翌日の9日に播種したので、3畝になっている。その畝の一畝だけに、水を撒き、太陽シートを被覆する。
水かけは、8日の雨以降はやっていない。3畝に水掛けするとなると、それだけで、半日仕事。とても続けられない。なんとか、一畝だけでも、収穫できればと、太陽シートに賭けてみる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

共同作業

2010-09-13 05:35:52 | 農作業
9月12日(日)  のち 

地域の共同作業。道路、水路周り等の草刈。
地域のお祭りが、9月下旬。稲刈も終わり、農作業も一段落、と云うことで、この時期の、恒例事業化しつつある。主催は、地区の土地改良区。農水省からの補助金による、作業でもある。
8時に、公会堂に集合。一日作業。といっても、予定地の草刈が終われば、解散なので、4時前には終わる。午後少し回ってからは、陽も陰り、いくらか凌ぎやすくなったが、猛暑のぶり返した、真夏の太陽の下の作業。休憩時間は、おのずと長くなる。
早めに終わっても、なにも手を付けられず、なにやかやの片付けで、時間を過ごす。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日常。

2010-09-12 05:34:31 | 農作業
9月11日(土)  

昨夕、刈払機のエンジンがかからず、燃料系を分解した。掃除をして、やってみても復活しなかった。暗くなり、そのままに、明日へと申し送っておいた。その、刈払機の修理。
かなり入念に、分解し、清掃。細かな部品もきれいにして、組み立て直す。が、エンジンは始動しない。頭をひねりながら、マフラーを見ると、排気口が、埃とカーボンで詰まっている。いくら、燃料を供給できても、燃した後の排気ができなければ、エンジンは動かない。マフラーを外し、清掃。バーナーで、焼き、カーボンもきれいに焼き落とす。冷めたマフラーを取りつけ、スターターロープを引く。エンジンは始動し、低いうなりをあげて、白い排気ガスを出す。要するに、糞詰まり状態だったのだ。
午前中は、出荷を手伝ってくれていた、Kさん。昼食後、帰京へ。我々は、また、日常へ。家の近くで、まだ耕していなかった田んぼを耕す。先日の雨が、程よく残る土は、柔らかさが戻り、ガンガンと跳ねることはなかった。
夕方は、家の周りの道路辺の、草刈。もうすぐお祭りだ。彼岸も近い。彼岸花も、赤い蕾を、そろそろ伸ばしてくるころだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする