畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

浪費

2010-09-11 05:56:18 | 農作業
9月10日(金)  のち 

水道の検針があった。たまたま、在宅していたので、検針表を受け取った。目を疑った。「なんで!」 使用量が、毎月の倍。当然、金額も倍だ。「漏水しているのかも」と、量水器を見に行った。(設備工事は元の職業)
畑。ニンジンの、不織布を、外してみる。緑色の、小さな点々は、全体の一割あるかないか。発芽しない。発芽しても、あまりの暑さに、熱死。毎夕のシャワー時に、土に打ち付かれ、枯れ死。いろいろと、原因は考えられる。そして、その、大本の原因は、異常な猛暑。
ほとんど毎日のように、畑に運んだ水は、500Lタンクに満杯。だから、600L近くはある。10日も通えば、6㎥。
漏水は、配管からではなく、タンクで運んだ、畑での、浪水。
あの水は、何だったのか。あの、暑さの残る毎夕の、畑での、起ちん棒は。過積を我慢して、走った軽トラックのスプリングの痛さは。すべてが、無駄だったのか。
追い蒔きをする。ところどころ、点々と残る、小さな芽をよけながら、新規にシーダーテープを播種機で、埋め込む。もう、9月も10日。ぎりぎりの季節だ。今年の秋は、暑い秋だが、冬は、寒いという。秋はなく、夏から冬へと一気に移ろうそんな予報だ。このニンジンは、うまく育ってくれるのだろうか。
そんな心配は無用。
今度も、発芽するかどうかを、心配しろ。週間予報は、雨を降らせていないのだ。

廃鶏。畑の片付け。ラッカセイ収穫(まだ、早すぎた)
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2010-09-10 05:23:33 | 農作業
9月9日(木)  のち 

朝、どんより曇り空は、時折、パラパラと余波雨を降らせていた。久しぶりにできた、庭の水溜りを、猫たちもよけて通っている。草の葉も、雨梅雨を付け、生き返ったように、青々と見える。
畑に行き、ニンジンを蒔く。播種機の車に、土がべったりするほどに、濡れている。が、太陽熱処理中に、乾ききったような畑土は、水をはじく様な状態になっている所もある。表面だけで、中まで充分に水を吸っていない所もある。播種後に、もう一雨ほしいな、との思いを持ちながら、作業する。
午前中は、畑も濡れているから、その後の作業は、午後から。
ニンジンを蒔いた畝に、不織布をべた掛けする。この夏の、暑さと、乾きは、虫たちには良い天候だったのかもしれない。草の残る畑を歩くと、バッタ類の飛び跳ねが、異常に多いような気がする。そんな虫たちから、発芽したばかりの、小さなニンジンを守るためにも、不織布は必要だ。
その後、マルチの撤去など、畑の片づけ。
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白露

2010-09-09 05:34:28 | 暮らし
すっかり、雨に喜んでいて、忘れてしまっていた。
9月8日は、白露。秋も本格的になり、草葉に露が白く見えるようになる、そんな季節。
七十二候は、
草露白(そうろしろし) 草の葉に白露が宿り始めるころ
二十四節気と全く同じことを、言葉を変えて云っているだけ。
しかし、昨日はよい雨だった。
大雨で、かなりの被害があった地域もあったようだが、ここ、房総半島の南部は、総雨量が、40㎜位。思ったより少ない雨量。いや、田畑には、適度な雨量だったといえる。これ以上降っていたら、グチャグチャで、すぐには、作業ができなかっただろう。
さあ、畑に行くのが、楽しみだ。
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雨、あめ

2010-09-08 17:58:49 | 農作業
9月8日(水)  のち 

どうやら、今日の雨は本物のようだ、と、畑に向かう。
天気予報の、雨の降りだしは、どんどん早まり、今朝の予報では、午後3時ころからとなっている。雨雲の動き予想は、午前中から、雨雲の南下を予報している。
カラカラに乾いた畑には、慈雨になりそうだ。ニンジンや、タマネギ育苗予定の、太陽熱処理の透明マルチを撤去する。たっぷりと、恵みの雨を畑土に蓄えてほしい。と、思いながら、作業していると、ポツポツと落ち始めてくる。本降りになるほどではないが、雨粒が体を濡らす。ほぼ一月ぶりの雨。身体も乾ききっているのか、空からの自然の水は、気持ちよく感じる。草取りしておいた草も、畝間で、生き返るかもしれないので、片づけてしまう。
そんな作業をして、昼上がりする。今日は、汗でなく、雨でぬれた作業着を着替える。
午後は、雨も本降りになる。これで、畑も生き返るだろう。雨降りでないと、のんびりできない、そんな性。気持ちもゆったりと、ダラーとする。
さあ、この雨で、生き返るのは、畑。野菜だけでなく、いや、野菜以上に、草は元気を取り戻すはず。
暑さボケを拭き払い、頑張ろう!
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日記

2010-09-08 05:56:47 | 農作業
9月7日(火)  いちじ 

午前中、籾すり。乾燥機は作業終わりなので、簡単に掃除しておく。籾すり機なども、掃除。米収穫作業は終わった。
台風は、本当に、雨を連れてきてくれそうなので、農機具など、雨ざらしにならないよう、片づける。一か月もの雨無日のため、農具は所せましと、陳列されていた。
昼、Kさん来。
午後一番で、稲藁の引き上げ。稲藁は、殆ど細断してしまうが、少しだけは、稲藁として、取り入れている。コンバインが、脱穀した後の藁を、田面に、並べるように落としてある。よく乾いているので、集めて、結束する。軽トラックに、山の用に一台、我が家の、古い鶏舎の屋根の下に、収納。
その後は、畑の水撒き。今日が、最後になってくれればよいのだが。
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日記

2010-09-07 06:12:21 | 農作業
9月6日(月)  いちじ 

最後の無農薬の田んぼの稲刈。刈り終えて、籾を乾燥機の中に入れて、乾燥を開始。と同時に、トラクターの出動。刈り終えたばかりの、田んぼの耕起。当然、除草剤を使っていないから、草は多い。来年に向けた、抑草のためだ。
その後は、相変わらずの、畑の水掛け。いい加減に嫌になった。
雨雲のかかり方を見ると、台風の雨は、局所的のようだ。あまり広い範囲の雨をもたらす台風ではなさそう。あまり強い雨だと、芽を出したばかりのニンジンは、たたかれて、だめになってしまう可能性もある。
降ってくれるのかどうか。どの位の雨量なんだろう。どんな降り方をするんだろう。
悩ましい限りだ。
でも、とにかく、畑に水分を!
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2010-09-06 05:37:19 | 農作業
9月5日(日)  いちじ 

田んぼの耕起。とりあえず、オモダカのひどい田んぼは、耕し終える。このカラカラの晴天で、かなりの割合で、枯らしてほしい。結果は、来年にならないと、判らないが、期待したい。
畑の耕起も少しやってみる。やはり、乾ききった畑土。ロータリーの回転で、土ぼこりが舞う。その上、燃えきっていない枯れ草が、ロータリーに絡まり、余計に埃を舞い上げる。人家のそばの畑の耕起は、遅らせるしかない。
いくら、残暑がひどくとも、季節の時は、きちんと進んでいる。野菜たちの、播種期、定植期は決まっている。その野菜野菜の生育サイクルは、自然の移ろいとともにある。時期を失うと、その後の生育に影響する。
この、秋、冬野菜はどうなるんだろう。
「とりあえず、育苗野菜を、ちゃんとやっておこう」 と、連れ合いとは、話している。その、育苗も、この暑さ。例年と違い、ハウスの中では、育てられない。

夕方の天気予報。木曜日にマーク。何日ぶりに見るマークだろう。
台風9号の進路予報による、はかないマークかもしれない。
太平洋の高気圧が強ければ、関東地方の南部は、蚊帳の外。
高気圧さんよ!少しは遠慮して、東に移動するか、南に退くか、お願い!!。
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夕日

2010-09-05 05:50:49 | 農作業
9月4日(土) 

田んぼの耕起。
トラックで移動して、家から離れている田んぼ、3か所を耕起する。どの田んぼも、オモダカが多く発生している。これらの田んぼは、どちらかと云うと、水はけが悪く、湿田のような田んぼだ。秋から、冬にかけても、乾田状態になりにくいことも、多年生の草が繁茂する原因だろう。今年は、まだ、一週間、雨の予報は出ていない。耕された土は、カラカラの石のようになる。効果が上がってほしい。
夕方は、水掛け。
9月に入り、日の出は、5時近くなり、日の入りも18時ころになっている。
ニンジン畑は、我が家からは、東方。水かけを終え、家路に走る車は、西へ向かい走ることになる。車のフロントガラスの、真正面には、大きく真っ赤な夕日。眩しく目に飛び込んでくる。洗車もほとんどしない軽トラック。汚れのひどいフロントガラスは、前方を、全く見せてくれない。
片づけを終えるころ、西の空は、山の稜線に、しっかりと沈んだ夕日が、名残の夕焼けを、薄赤く見せている。
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スタート

2010-09-04 05:38:14 | 農作業
9月3日(金) 

相変わらず、予報は、今日も明日もマーク。週間予報も、30℃以上の晴天続き。大地を潤す雨の気配はない。もう20日間くらいになる。このまま行くと、一か月もの間、一滴の雨もなしと云うことに。
出来ることを、やるしかない。
刈り終わって、草が多かった田んぼを一回りしてくる。田面は、乾燥して、真っ白。大きくひび割れて、カチカチになっている。しかし、幸いな(?)ことに、草の多いところは、岩のようではない。田の土は、陽が当たらず、いくらかは、土らしい状態を保っている。
コンバインの刈り刃で、頭を刈られた草は、それでも、しっかり、青々している。このままでは、再生して、実りの種を、大量に付けてしまう。今耕すと、かなりの量、枯らしてしまえる。
トラクターで、田んぼに出る。ロータリーの回転速度は最低。走行スピードも最低速。エンジンは、最高にふかして、スタート。
来年の、米作りへも、スタートだ。
トラクターは、がちがちに乾ききった田面を耕す時は、ロータリーの刃が、土を削るに合わせて、振動する。上下動を繰り返しながら、ゆっくりと走行し、でも、確実に、田の土を耕している。これなら、トラクターを壊すことなく、なんとか耕すことはできそうだ。半日くらいづつ、田んぼを耕してゆくことにする。
午後は、畑。
刈り草を燃し、水掛け。
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2010-09-03 05:31:01 | 農作業
9月2日(木) 

相変わらずの天気。稲刈が終わったので、少しのんびり気分。と云うか、この天気ゆえ、あまりまとまったことがやれない。畑を準備したくても、このカラカラ状態。住宅が近くにある畑は、耕すことができない。土ぼこりが舞い、迷惑をかける。
そんな訳で、収穫作業の不要な機械類の片付けなどをして、午前中は過ぎる。午後は、畑に行き、刈り草がカラカラになっているので、集めて、燃してしまう。長い草なので、すき込みたくても無理。燃すのが、手っ取り早い。
こんなことをしていると、もう、3時を大きく回る。恒例の、水かけ作業が、呼んでいる。急いで、家へと向かう。

七十二候
禾乃登(くわすなわちみのる) 穀物が実り始めるころ
禾(くわ、のぎ、か) 穀物、特に、イネ、アワのことだそうだ。漢字とは、同じことを、様々に表記するものだと、改めて思った。そういえば、のぎへんの付く漢字は、穀物に関係する字が、多いな。
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