有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

46: まだ北海道1日目 北海道の愛犬家の集会

2005-10-12 21:00:31 | とっても私的
↑ 札幌に入り、公園を探していると、「犬の放し飼いはやめましょう」の横断幕の前で、愛犬家たちが、集まり犬を自由に遊ばせてました。

 はじめ、横断幕に気づかず、今年初頭にサンフランシスコで公園丸ごとドッグランを見てきたばかりだったので、3頭を放し「それ、走れ!」と、リリースしたら、7メートルくらいある横断幕。「あ、れれ」って感じで、すでに遅し。3頭は初対面の仲間たちの所につっこんでいき、友好親善活動に励みだしました。
 
 主らしい奥様に「横断幕」を指差し、大丈夫なんですか?とお聞きすると、
「事故なんてこれまでに、起こったことないわよ」と。
 たぶん、20頭くらいはいたかと思いますが、どの子も仲の良い犬たちでした。
 犬同士だけでなく、愛犬家の方たちとの交流を楽しんでいると、そこに、警察官が3名、公園口から入ってくると「来たわよ」と、ヒソヒソとあわててリードをつなぎ、ゆったりと帰りだしました。

 その様子を見ていて、ナチスの占領下で、フランスのレジスタンスの市民が、地下活動をしているような緊迫感がありまして、そこに居合わせた私たちも、ドキドキしてしまいました。
 警察官が恐ろしいと思ったのは、初めてでした。

 「品評会かい?」なんて、その場の状況がわかっているくせに、ユーモアのある一言で年長の警察官が愛犬家の方に話しかけていらっしゃいましたが、これまでのいきさつでいろいろあるのか、みなさんが無視していらっしゃるのも、ドキドキしてしまいました。思わず警察官に愛想笑いしてしまう私でした。
 ドッグランと誤解し、放してしまいましたこと、お許しください。

 でも、札幌の愛犬家の方とお話できて、楽しいひと時でした。
 それから、東急ストアへ行き、地元のコロッケや納豆などを買い、シャラトンホテルに行きました。明日は、帯広行きで、7時に札幌発の電車です。フアーー。おやすみなさい。

 
 

45:まだ、北海道1日目 北海道盲導犬協会さんに感謝

2005-10-12 18:50:38 | 身体障害者福祉
↑ 北海道盲導犬協会さんに訪問させていただきました。老犬ホームに感動。

 北海道盲導犬協会さんの評判は高く、いろいろなことを教えていただきました。施設も増設された新しい施設や、屋上に造られた老犬用の日光浴場など、参考になることが多かったです。
 
 今まで老犬ルームは、老犬すべてのためなのかと思っていましたら、大半はボランティアの方のところへ行くそうです。代替しても、ユーザーさんがたびたび、自分のパートナーに会いたいという方の盲導犬は、老犬ルームで預かるそうです。

 ボランティアさんが精一杯の愛情で、ケアをしていらっしゃいました。
 老犬とは思えないほど、きれいで、元気そうな子もいて「もう一回働く?」とリタイア犬に聞くと、スタッフの方がもう12歳ですからとおしゃってました。
 丹精込めたケアでこれだけきれいなんだなぁと、頭が下がりました。

 施設内をご案内くださいましたスタッフの方に、車で待っていた協会犬たちをお見せしました。車から降りてくるなり、初対面なのに、スリスリする3頭を見られて、どう思われたことか・・・・・。いつまでもおちゃらけた協会犬たちです。

 急なお願いにもかかわらず、とてもご親切にしてくださいました北海道盲導犬協会のみなさま、ありがとうございます。ご恩は忘れません。私たちの施設が建ちましたら、ぜひ、一度いらしてください。千歳空港から松本まで1時間ちょっと。松本から40分で宮田です。札幌は、遠くない。


 

44: 北海道1日目。たくさんのあたたかな出会い

2005-10-12 18:31:13 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑苫小牧の漁港に停泊中のほっき貝採り漁船の乗船させていただいたクロとみかんの勇姿。

 今回もたくさんのあたたかな出会いがいっぱいありました。

 さて、北海道1日目です。

 仙台からの太平洋フェリーでは、クルーの方たちが、節度ある、とても親切なお出迎えで、乗客の方たちもまったく協会の犬たちに声をかけず、とてもマナーの良い方ばかりでした。たまたま仙台育英高校の修学旅行の方たちも多数乗り合わせましたが、さすがに、優秀高校。静かなものでした。

 仙台から苫小牧までは、15時間。乗船1時間前に協会犬を走らせ、トイレをさせ、乗船間際にもう一度「電車、電車」(乗り物に乗るときに、電車というと、無理してもおしっこをするようになっています。通常は、パティ、パティ)と言いながらトイレをうながしました。3頭とも、落ち着いて乗船。個室でしたので、のんびり、ゆったり寝てました。

 苫小牧では、人と車は別々の乗船口なので、先に協会犬を車に乗せ、運転手役のスタッフの矢沢さんと共に、下船。聴導犬みかんのお母さんと、まゆみ、有馬は、歩いて下船。待ち合わせ場所で、3頭をあわてて下ろし、トイレをうながしましたが、結構余裕でのおしっこでした。食事も車の中で食べさせ、スタッフが一番、ホッとしていました。3頭は旅なれしているので、車で12時間。船で15時間の旅もいつもとかわらず、快食。快眠。快便で過ごしていました。
 人(私)の方が、ちょっと調子悪でしたが、まぁまぁ苫小牧の潮風で、気分が高揚。北海道、楽しむぞうっと。

 苫小牧では、朝食場をさがし、苫小牧市内に。紹介された食堂が、地元の方たち向けの食堂で、盛りも、鮮度も類まれ。地元特産のほっき貝丼、ほっき貝カレー、ほっき貝てんぷら、ほっき飯。ほっき貝汁など、世にもめずらしい料理を、4人でアフアフいいながら、食べました。ちょっと高かったけど、いくらとうにと、しゃけ、いか、ほっき貝の北海丼は、おいしかった。

 4人なので、半分ずつと考え、北海丼を2つ頼み、みかんちゃんのお母さんと矢沢さんが仲良く2つに分けているのに、まゆみが、1つのどんぶりを抱え込み、くれないんです。「分けるのはいやだ」とのことで、仕方なくもうひとつ追加。
 量の多さに、ご飯を残すことになったのが、申し訳なかったです。
 本当に、時々、まゆみがけちくさいことをするので、腹立つ!!!!

 どれもおいしかったです。
 その後、3頭を出して、苫小牧漁港を散策。腐った魚、ひとつ落ちてなく、清潔な港でした。停泊中のほっき貝船に許可をえて、3頭乗船。同伴許可シリーズのはがきを創る予定なので、その1つになりそうです。

 みかんちゃんのおかあさんも、協会スタッフとの旅はもう何回も経験しているので、あうんの呼吸です。船着場のポールを中心に記念写真も撮りました。
 
 札幌では、北海道盲導犬協会さんに急遽お願いして、施設を見学させていただきましました。数年後には、施設建設をしたいので、その参考におじゃまいたしました。
 こんな急なお願いも、受けてくださいましたことに感謝しております。
 写真をつけたいので、次のブログに移ります。