有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

56: ボク、代表犬タカが代筆してます。

2005-10-19 21:26:23 | 犬のしつけ&愛犬家
 有馬さんが、論文でバタバタしているので、ボク、協会の代表犬タカが代筆しています。10月7日の札幌での講演会、ボクも行きたかった。

 クロちゃん、しろ君、みかんちゃん、フェリーの旅は結構、楽しかったみたい。
 3頭とも、海の話をしてくれたけど、乗ったのが、夜だったので、真っ暗で何も見えなかったと言ってました。でも、朝、到着した苫小牧では、漁船の波止場で、たくさん走ったり、海の臭いや魚の臭いをかいで興奮したらしい。
 ボクたちだって、いろんな新しい体験ができるのは、知的な欲求が満たされて、ものすごく充実できるんだ。

 クロちゃん、協会に来る前にいじめられてたことがあるので、いつも寝言は怖がったように「キャウンキャウン」っていうことが多いんだけど、その夜は、床をバンバンたたくくらいに尻尾を振ってたんだって。
 しろ君が、「クロ姉ちゃん、喜んで寝言の変わりに、尻尾ものすごく振ってたよ」って。
 しろ君も、2度目の海に感動したって、
 この前は、逗子のジャズフェスティバルだったけど、今回は、漁船の波止場でしょ? 海の臭いが違うって。なんていううかな、本当の生きている海の臭い。
 船の底の方には小魚がいっぱいいたって。
 
 北海道の方たちはやさしくて、あっちこっちで「がんばってね~」と声がかかったって。電車の中でも誉められることばかり。
 応援してくださいますこと、本当にありがとうございました。
 
 ボクは、10月15日の市川オープンカフェに行かせていただきました。
 聴導犬や介助犬に親しんでいただけるように、ボクたちが役にたてるのは、うれしいことです。それに、いろいろな場所や人に出会えるのも、ボクたちには知的な刺激になります。
 特に、大好きなトレーナーが一緒なので、安心していられるので、新しいことでも、スムーズに受け入れることができます。
 犬は人間社会の中で、加護してくれる人間がいなければ生きられないわけで、その人間と絆がもてなければ、安心もできません。

 安心できなければ、きちんとしたマナーも見せられないわけです。
 ボクたちがマナーを誉めてもらえるのも、(福)日本聴導犬協会のトレーナーたちが、愛情をいっぱいの訓練をしてくれるからなんだ。
 絶対にたたかない。誉めていいところを伸ばす訓練。はじめは、人間の方が、忍耐が必要だけど、ボクたちだって、人が何を望んでいるのか理解できれば、ちゃんと、そっちの方向に行けるんです。

 どうぞ、ボクたち、犬たちへの理解と愛情をお願いします。

 
 
 




   

55: 22,23日は、環境共生学会で姫路へ

2005-10-19 21:07:02 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 学会に出させていただけるのは、ありがたいことです。なかなか発表のチャンスなど与えられないものです。
 学術的にも、補助犬の市民権を得られることで、研究助成や新しい発展の可能性も生まれるでしょう。補助犬業界の発展のためにもなるといいなぁ~~~。ですが、関係する学会が10月とか、秋に集中するため、協会のイベントジーズンにかちあい、恐ろしい多忙さ・・・です。
 電車の中で目が覚めると、どこに自分がいるのか、わからないときがあります。
 デモや講演会に、どこかで穴があくのではないかと、ビクビクものです。
気をつけなくては。

 今回は、10月22,23日、姫路市での学会です。「聴導犬は環境共生のための仲介役」を発表します。社会ダーウィニズム(適合者支配と搾取の妥当性)に反駁(はんばく)する聴導犬の存在の社会での意味ということで、学会発表が終わったら、有馬のHPに添付させていただきます。このような機会を創ってくださいました熊田先生に感謝、感謝です。

 さて、本業です。
 長野ろう学校の文化祭に例年通り参加させていただきました。
 来年は耳の日には、松本聴覚障害者協会主催の文化祭に協力させていただきます。
 全国ろうあ者大会には、毎年参加させていただいておりますが、これからも、障害をもたれる方々の講演会には、積極的に参加させていただこうと、考えております。
 今、「出前デモ」のための助成金の申請をさせていただいております。

 助成が受けられれば、あちこち、日本中にうかがえます。助成が受けられたらいいなぁ・・・・。