有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

50: 北海道4日目 千歳から鳥取へ

2005-10-13 21:57:49 | とっても私的
 講演会も無事に終了し、ホッとしました。みかんちゃんのお母さんと私は、千歳空港から大阪へ飛行機です。

 協会車(通称・銀ちゃん)で札幌まで来ているので、MAYUMIさんと、矢沢さんは、ふたたびフェリーで仙台に入ります。帰りは、福島と千葉のユーザーさんのアフターケアです。
 飛行機が午後の便なので、札幌に行くと必ず寄る中央市場の食堂へ行きました。以前、みかんちゃんのお父さん、お母さんと入ったことがあるので、なんとなく覚えていてくださいました。札幌での海産物の食べ納めです。
 
 飛行機は、みかんちゃん5度目なので、落ち着いたものでした。ただ、空港で、やんちゃな兄弟がいて「働く犬だから、あっちで遊んでね」と、お願いしているのに、みかんのそばでレスリングまがいの取っ組み合いをはじめ、危なく伏せしているみかんの上に倒れそうになったので、親御さんに注意をさせていただきました。
 その兄弟は、飛行機の中でもドタバタしていて、注意されていましたが、子供に悪いことをしたときに、注意できる大人が少ないのも、事件の若年化を進めている理由のような気がします。

 子供に注意する威厳あるおばさん、おじさんの存在って結構大事ですよね。
 伊丹空港には、みかんちゃんのお父さんが、お迎えにきてくれていました。みかん、喜んで、喜んで。お父さんも相好を崩していると、お母さんが、
「みかんは、みかんはって、何回もメイル来るんや」と、自分の安否より、みかんのことを気にかけるお父さんに、困ったものだという顔と、うれしそうなのと半分半分で、教えてくれてくれました。
 私は鳥取へ行くのに、高速バスで姫路へ。お父さんたちは、大阪へ。

 楽しい4日間でした。みかんちゃんのお母さん、いつもありがと。お疲れ様でした。明日は、初・学会です。聴導犬のリスクコミニュケーションとしての役割を日本地域学会で発表です。

 

49: 北海道3日目 本番です。

2005-10-13 21:41:55 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ 会場には1000人ちかい方が、講演をご高覧くださいました。ありがとうございました。

 今回は、北海道の広告代理店の山名さまのご紹介で、丸善薬品株式会社の社長・高島英寿様のご英断で、丸善薬品株式会社の創立50周年記念祝賀会で講演をさせていただけることになりました。
 私の初じめての本である「人はなぜ犬や猫を飼うのか」の題での講演で、丸善薬品さまの関係者の方など、1000人近い方々にお出ましいただけました。専門学校さん数校が、講演会への参加を単位として認めてくださったことで、生徒さん200名以上が参加してくださったことも、うれしいことでした。
 なかなか聴覚障害者団体に広報できなかったのですが、それでも、10数名が参加してくださいました。ありがとうございます。

 講演会は、1時間半ですが、Part1「心のシンクロナイズ・小型介助犬しろ君のデモ」Part2「ペット動物を飼う人間への効用」Part3「聴導犬のビデオとユーザーさんからのお話」Part4「補助犬について・聴導犬のデモ」になります。

 しろ君の介助動作も、しろ君の性格どおり、そつのない淡々としたデモでした。クロちゃんのデモの際には、タイマーやドアベルの音で、みかんちゃんもお母さんにタッチしていました。クロちゃん、9歳ですが、油ノリノリのデモで、MAYUMIさんは、クロちゃんが自分でデモしているのだから、とまで言い切ってました。
 
 講演後は、多数の方から感動したという、思っても見ない過分なお言葉をいただけました。つたない講演に、あたたかな応援を多数いただけましたことは、参加された方々のお気持ちがやさしいからではないかと、思っております。
 これも、3頭のノビノビしてはいても、やることはきちんとできる「考える犬」たちだからこそでしょう。講演後のたくさんの拍手は、3頭とみかんちゃんのお母さんの物だと思いました。

 その後、写真展にはたくさんの方々が拝観してくださいました。とにかく、良かった、良かったと、ホッとした講演会でした。
 祝賀会にもお招きいただき、高島社長のご家族と一緒のテーブルに席を設けていただけました。あたたかなご家族に、だからこそ、高島様が「最も知名度の低い聴導犬にご支援をくださったのだなぁ」と、ありがたく感じました。

 丸善薬品さま、お出ましいただけました方々、本当に、ありがとうございました。
 

48: まだ北海道2日目 丸善薬品さんの社員の方たちがお手伝い

2005-10-13 21:02:14 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ 札幌京王プラザホテルでの写真展の用意。大きなホールいっぱいに、50数点の写真と聴導犬みかんのユーザーさんご夫妻が描かれた絵画や漫画がみなさまにご披露できました。

 帯広から午後5時に札幌着。京王プラザさんへ行くと、丸善薬品の社員の方たちとスタッフの矢沢さん、みかんちゃんのユーザーさんが、写真展の準備をしていてくださいました。

 写真点数が多く、展示コーナーをどう使おうかと、迷うほどで、そのうえ、次の日の資料を1000部セットするのに、丸善薬品さまの社員の方々が、一所懸命セットをしてくださいました。「こんなにあるなら、夕食買ってくるかな」という悲しげな声も聴かれましたが、みなさまのお力添えで、8時前には無事終了。
 
 (福)日本聴導犬協会の紹介者でもあられる山名様も、会場をぐるっと取り囲むようにセットした写真を見て、満足をしていらっしゃったように見えたのですが、当日の反応は、お客様しだいですので、ドキドキでした。
 山名さん、丸善薬品のみなさま、ありがとうございました。
 みかんちゃんやクロちゃん、しろ君も働く人間を応援してくれるようで、いやしになっていました。お疲れ様!

 夜の8時から、夕食場を探して札幌市内をウロウロしましたが、結局、ホテル近くの東急ストアを探し、買い物をして帰ることにしました。本当は、白石食堂という、千葉で一度入った食堂を探していたのですが、わからず、ストアで買い物をし、帰る道で食堂を発見。疲れていたので、温かな物を食べようと、再考し!? 夕食の買ったものは、朝食にしようと、食堂に勇んで入りました。
 さんまに、煮物、酢の物の私は、太っていても健康食よんと、喜んでいましたが、MAYUMIさんは、てんぷらにコロッケと、やせてはいるが、慢性病の予感のある選択メニュー。外見では、不健康そうに見えるのは、どっちなんだと、世の中の不条理を感じましたが、現実は現実ですから。

 あったかいものを食べた4人はとっても元気になり、ホテルへ。ホテルに入る前に3頭を遊ばせて、部屋で食事をさせて、アロマでマッサージし、休心。

 明日は本番です。できるかなぁ・・・。不安 

 

 
 
 
 

47: 北海道2日目 帯広へ

2005-10-13 20:31:55 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ 大学での講義前。しろ君、良い子でみなさまから誉められました。北海道JRの中でも完璧でした。

 帯広畜産大学のY先生の授業を、しろ君とスタッフのMAYUMIさんと受けました。
 法学のお話でしたが「法学は、みなさんを感動するものではありません」から、スタートし、法律のネットの中で誰もが生活していることを、淡々と講義され、私は、これまで受けた法学の授業で最高の授業を受けられたことに、感謝しました。
 なんとなく、しろ君もちょっとIQが高くなったような、そうでもないような。
 
 たくさんの思い出をくださいましたY先生ありがとうございます。

 本当は、思い出の中身を書きたいのですが、Y先生に許可をいただいていないので、今回はこれくらいに。