有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

55: 22,23日は、環境共生学会で姫路へ

2005-10-19 21:07:02 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 学会に出させていただけるのは、ありがたいことです。なかなか発表のチャンスなど与えられないものです。
 学術的にも、補助犬の市民権を得られることで、研究助成や新しい発展の可能性も生まれるでしょう。補助犬業界の発展のためにもなるといいなぁ~~~。ですが、関係する学会が10月とか、秋に集中するため、協会のイベントジーズンにかちあい、恐ろしい多忙さ・・・です。
 電車の中で目が覚めると、どこに自分がいるのか、わからないときがあります。
 デモや講演会に、どこかで穴があくのではないかと、ビクビクものです。
気をつけなくては。

 今回は、10月22,23日、姫路市での学会です。「聴導犬は環境共生のための仲介役」を発表します。社会ダーウィニズム(適合者支配と搾取の妥当性)に反駁(はんばく)する聴導犬の存在の社会での意味ということで、学会発表が終わったら、有馬のHPに添付させていただきます。このような機会を創ってくださいました熊田先生に感謝、感謝です。

 さて、本業です。
 長野ろう学校の文化祭に例年通り参加させていただきました。
 来年は耳の日には、松本聴覚障害者協会主催の文化祭に協力させていただきます。
 全国ろうあ者大会には、毎年参加させていただいておりますが、これからも、障害をもたれる方々の講演会には、積極的に参加させていただこうと、考えております。
 今、「出前デモ」のための助成金の申請をさせていただいております。

 助成が受けられれば、あちこち、日本中にうかがえます。助成が受けられたらいいなぁ・・・・。

 

54: 監査がある!!! ある!!

2005-10-17 21:15:35 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 社会福祉法人となると、年1回県からの監査があります。
 経理は、社会福祉法人の経理の本も執筆している小林税理士さんにお願いしているので、安心ですが、労働基準法や、もろもろ、不安。

 昨年は、1年目で大目に見てくださいましたが、今年は、昨年の指導どおりにできているかどうかの再チェックです。
 現在、聴導犬・介助犬の育成団体で社会福祉法人であり、認定できる厚生労働大臣の指定法人になっているのは、ウチだけなので、責任も重く感じます。

 山形の指定法人が、現在、解散手続き中でいらっしゃるので、そのお手伝いもちょっとだけさせていただいております。これは他人事ではなく、(福)日本聴導犬協会も、今以上に、きちんとしていかなくては、同じ運命と思っておりますので、お手伝いができることを、真摯に受け止めております。
 
 ちなみに、補助犬ユーザーさんは、育成団体の後見がないと、ユーザーとして認定試験が受けられません。
 アフターケアや、その後の訓練指導など、育成団体が責任を持って貸与した補助犬の質を安定させ続けるという、誓約書のもとに、試験が受けられます。
 ということは、育成団体がなんらかの理由で、なくなった場合は、アフターケアを引き受けてくれる団体を、育成団体側で見つける必要があります。
 また、認定した団体が、なんらかの理由でなくなる場合も、認定を引き受けてくれる厚生労働大臣指定法人を前の認定団体が、ユーザーの合意の元に、お願いする必要があるのです。

 ユーザーさんと育成団体は車の両輪です。お互いに歩調をあわせていかなくてはならないと、考えております。お互いに敬い、話し合って、向上できるように、ユーザーさんには、厳密に指導させていただきますが、その分、(福)日本聴導犬協会も努力をしていきます。
 なにせ、補助犬業界は新しいことばかりですので、自分が創り手であるつもりで、一緒にやっていきましょう! って思っております。 
 

53: 市川でのオープンカフェ

2005-10-16 22:43:19 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 市川でのオープンカフェです。
 東京の矢野家の別宅に宿泊させていただきながら、通っています。ちょうど、その際に、東京近辺のユーザーさんのアフターケアもさせていただいております。私が運転ができないので、終日矢沢さんが運転です。心が痛みます。

 オープンカフェには、神奈川のユーザーさんと、いー君の婿先のご家族も来てくださいました。ボランティアさんも、小栗さんと矢野さん。結構、楽しい時間でした。

 市川の方々が、駅前のオープンカフェにたくさん寄ってくださいました。
 カウンセリングも行っているので、吠えのことで、ご相談もありました。

 (福)日本聴導犬協会の看板がなかったので、隣のカステラ屋さんが紙とマジックを貸してくださいまして「これじゃなんだかわからないだろ」と、協会名を書くようにすすめてくださいました。おかげさまで。

 チョロQの形の電気自動車、Qカーも出て、盛り上がってました。
 街頭募金活動はやったことがないのですが、募金箱を協会のテントの中に置いておくと、募金が入り、11645円の募金を頂戴することになりました。
 オープンカフェは4時に終わり、神奈川のユーザーさんとその後、1時間ほどお話して、千葉のユーザー宅へ。
 明日、雨ですと、カフェはなしです。

52: 鳥取→ 名古屋 →東京 (2泊長野) → 市川

2005-10-16 22:22:23 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 鳥取の学会デビューが10月9日終わりました。質問者が良い方たちでしたので、ずいぶんと、やさしく指導をいただけました。ありがとうございます。
 聴導犬はリスクコミニュケーションであるという、テーマで、地域社会の中で災害対策の対象に入りにくい聴覚障害者の方にとって、リスクマネージメント(危機管理)に通じるだけではなく、聴導犬が地域とのコミニュケーション、特に、リスクが発生した際のコミニュケーション役を果たすことを、発表させていただきました。
 
 リスクコミニュケーションは新しい学問分野で、聴導犬も新しい存在なので、私の学説事態が討論にまでいたってはいなかったのですが、新しいということで、ちょっと価値があったような気がします。

 これからも学問的な部分での発表をさせていただくことで、補助犬の市民権を得ていこうと考えております。

 午前の学会発表から、名古屋へ。スタッフのMAYUMIさんは、福島と千葉のユーザー宅から、名古屋で待ち合わせし、アジアワーキングドッグの野地さんの3名で、認定介助犬のユーザーさんの再チェックにうかがいました。その後、研究を始めるので、打ち合わせをし、野地さんの車で、MAYUMIさんと私も東名で東京へ。
 車中なので、野地さんといろいろなお話ができたことも収穫でした。

 東京に入り、山王のホテルに行く途中、環状7号の途中で、野地さんが突然「ぶつかるぞ、ぶつかるぞ」と。横を走っていたゴミ収集車が、道に斜めにつけていたタクシーに突っ込みました。ブレーキなしで、タクシーの横っ腹にぶつかったので、運転手さんは横のガラスに頭部を強打し、手首からも出血。

 野地さんが事前に事故を予測して、車を急停車し、私たちは事故に巻き込まれずにすみましたが、車を止め、すぐにタクシーへ飛んでいかれました。
 MAYUMIさんと私は「すごいね、野地さん、予測したね」などと感動していると、あちこちから出てきた男の方たちが、ゴミ収集車を動かすようにして、道を開け、とまっている車を通し始めたので、後ろのシートにいたMAYUMIさんが、野地さんの車を
動かして事故タクシーを通り過ぎて、端に停めたので、野地さんを探しに行きました。
 ところがいないんですよ。どこにも。アレーーー? トイレかな?
 などと、待っていると、レスキュー隊が来て、タクシーの下をのぞき「油ないか?」と確認後に、開けられなくなったドアを開けて、運転手の方を救急車に乗せて行きました。そしたら、野地さんが、手から血をちょっと出して、レスキュー隊の方と、話しているんですね。

 聞くと、タクシーのドアが開かないので、割れている窓から中に入って、近くのストアからタオルを出していただいて、頭の出血を止血し、手は、ネクタイで止血して、名前は言えたけど、自分の住所がいえないので、心配などと話しているのです。
 エンジンは切ったので、爆発はしないとのことで、「油、油」とレスキュー隊が言っていたのはそのことか、なんて。
 そんな切羽詰った状態のとき、私は道に散らばったぬいぐるみを片つけておりました。ぬいぐるみは10いくつかあって、ぶつかったゴミ収集車の方のものでした。
 ぶつかった方も足を痛めていて、救急車ではこばれていきました。
 事故って、思わないところで、起こるものですね。お二人とも、お大事に。

 野地さんは、警察とレスキューの方の質問を受け、淡々と、私たちをホテルに送り、横浜へ帰っていかれました。ありがとうございました。合掌。
 
 ホテルは、札幌でも見た有名ホテル。
 部屋に入り、お風呂を浴びて出ると、MAYUMIさんが「何、この音?」。はじめは、空中の音かと思ったら、壁から伝わってくる怪しい低音。午前2時にもかかわらずフロントに電話をしたら、レセプションの方が見にこられ、理由がわかりませんとのこと。本当は、一回り大きい部屋にしてくださいましたが、換えることに。
 すでに、短パンと、ランニングでしたので、バスタオルを肩からかけ、散らばった荷物を脇や手や口にくわえ、長い廊下を歩き、移動。

 いろいろとある日は、いろんなことが起こるものです・・・。
 明日は、東京のユーザーさんの再チェック。

 次の日も再チェックをMAYUMIさんと野地さんと、3人でさせていただきました。1年ぶりなので、なんとなく、顔見知りっぽい親しみを感じます。

 その後、税理士さんのところへ行き、バスで長野へ。
 長野に2日間入られますが、すぐに市川へ行きます。

 
 

  

51: スタッフがしっかりしているので

2005-10-16 21:56:17 | とっても私的
 いやー。10月は、いつもイベントシーズンで忙しいのですが、学業やユーザーさんのアフターケアも増え、あっちこっち行かせていただいております。

 でも、スタッフの方たちがしっかりしているので、業務もそつなく、おかげさまで、長期出張もできます。前回、ブログが、50回記念でした。読んでくださいます方から、「お忙しいんですね~~~」と、よく声をかけていただけますが、スタッフのおかげで、私自身は結構楽してます。

 応援してくださいます方、ありがとうございます。

50: 北海道4日目 千歳から鳥取へ

2005-10-13 21:57:49 | とっても私的
 講演会も無事に終了し、ホッとしました。みかんちゃんのお母さんと私は、千歳空港から大阪へ飛行機です。

 協会車(通称・銀ちゃん)で札幌まで来ているので、MAYUMIさんと、矢沢さんは、ふたたびフェリーで仙台に入ります。帰りは、福島と千葉のユーザーさんのアフターケアです。
 飛行機が午後の便なので、札幌に行くと必ず寄る中央市場の食堂へ行きました。以前、みかんちゃんのお父さん、お母さんと入ったことがあるので、なんとなく覚えていてくださいました。札幌での海産物の食べ納めです。
 
 飛行機は、みかんちゃん5度目なので、落ち着いたものでした。ただ、空港で、やんちゃな兄弟がいて「働く犬だから、あっちで遊んでね」と、お願いしているのに、みかんのそばでレスリングまがいの取っ組み合いをはじめ、危なく伏せしているみかんの上に倒れそうになったので、親御さんに注意をさせていただきました。
 その兄弟は、飛行機の中でもドタバタしていて、注意されていましたが、子供に悪いことをしたときに、注意できる大人が少ないのも、事件の若年化を進めている理由のような気がします。

 子供に注意する威厳あるおばさん、おじさんの存在って結構大事ですよね。
 伊丹空港には、みかんちゃんのお父さんが、お迎えにきてくれていました。みかん、喜んで、喜んで。お父さんも相好を崩していると、お母さんが、
「みかんは、みかんはって、何回もメイル来るんや」と、自分の安否より、みかんのことを気にかけるお父さんに、困ったものだという顔と、うれしそうなのと半分半分で、教えてくれてくれました。
 私は鳥取へ行くのに、高速バスで姫路へ。お父さんたちは、大阪へ。

 楽しい4日間でした。みかんちゃんのお母さん、いつもありがと。お疲れ様でした。明日は、初・学会です。聴導犬のリスクコミニュケーションとしての役割を日本地域学会で発表です。

 

49: 北海道3日目 本番です。

2005-10-13 21:41:55 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ 会場には1000人ちかい方が、講演をご高覧くださいました。ありがとうございました。

 今回は、北海道の広告代理店の山名さまのご紹介で、丸善薬品株式会社の社長・高島英寿様のご英断で、丸善薬品株式会社の創立50周年記念祝賀会で講演をさせていただけることになりました。
 私の初じめての本である「人はなぜ犬や猫を飼うのか」の題での講演で、丸善薬品さまの関係者の方など、1000人近い方々にお出ましいただけました。専門学校さん数校が、講演会への参加を単位として認めてくださったことで、生徒さん200名以上が参加してくださったことも、うれしいことでした。
 なかなか聴覚障害者団体に広報できなかったのですが、それでも、10数名が参加してくださいました。ありがとうございます。

 講演会は、1時間半ですが、Part1「心のシンクロナイズ・小型介助犬しろ君のデモ」Part2「ペット動物を飼う人間への効用」Part3「聴導犬のビデオとユーザーさんからのお話」Part4「補助犬について・聴導犬のデモ」になります。

 しろ君の介助動作も、しろ君の性格どおり、そつのない淡々としたデモでした。クロちゃんのデモの際には、タイマーやドアベルの音で、みかんちゃんもお母さんにタッチしていました。クロちゃん、9歳ですが、油ノリノリのデモで、MAYUMIさんは、クロちゃんが自分でデモしているのだから、とまで言い切ってました。
 
 講演後は、多数の方から感動したという、思っても見ない過分なお言葉をいただけました。つたない講演に、あたたかな応援を多数いただけましたことは、参加された方々のお気持ちがやさしいからではないかと、思っております。
 これも、3頭のノビノビしてはいても、やることはきちんとできる「考える犬」たちだからこそでしょう。講演後のたくさんの拍手は、3頭とみかんちゃんのお母さんの物だと思いました。

 その後、写真展にはたくさんの方々が拝観してくださいました。とにかく、良かった、良かったと、ホッとした講演会でした。
 祝賀会にもお招きいただき、高島社長のご家族と一緒のテーブルに席を設けていただけました。あたたかなご家族に、だからこそ、高島様が「最も知名度の低い聴導犬にご支援をくださったのだなぁ」と、ありがたく感じました。

 丸善薬品さま、お出ましいただけました方々、本当に、ありがとうございました。
 

48: まだ北海道2日目 丸善薬品さんの社員の方たちがお手伝い

2005-10-13 21:02:14 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ 札幌京王プラザホテルでの写真展の用意。大きなホールいっぱいに、50数点の写真と聴導犬みかんのユーザーさんご夫妻が描かれた絵画や漫画がみなさまにご披露できました。

 帯広から午後5時に札幌着。京王プラザさんへ行くと、丸善薬品の社員の方たちとスタッフの矢沢さん、みかんちゃんのユーザーさんが、写真展の準備をしていてくださいました。

 写真点数が多く、展示コーナーをどう使おうかと、迷うほどで、そのうえ、次の日の資料を1000部セットするのに、丸善薬品さまの社員の方々が、一所懸命セットをしてくださいました。「こんなにあるなら、夕食買ってくるかな」という悲しげな声も聴かれましたが、みなさまのお力添えで、8時前には無事終了。
 
 (福)日本聴導犬協会の紹介者でもあられる山名様も、会場をぐるっと取り囲むようにセットした写真を見て、満足をしていらっしゃったように見えたのですが、当日の反応は、お客様しだいですので、ドキドキでした。
 山名さん、丸善薬品のみなさま、ありがとうございました。
 みかんちゃんやクロちゃん、しろ君も働く人間を応援してくれるようで、いやしになっていました。お疲れ様!

 夜の8時から、夕食場を探して札幌市内をウロウロしましたが、結局、ホテル近くの東急ストアを探し、買い物をして帰ることにしました。本当は、白石食堂という、千葉で一度入った食堂を探していたのですが、わからず、ストアで買い物をし、帰る道で食堂を発見。疲れていたので、温かな物を食べようと、再考し!? 夕食の買ったものは、朝食にしようと、食堂に勇んで入りました。
 さんまに、煮物、酢の物の私は、太っていても健康食よんと、喜んでいましたが、MAYUMIさんは、てんぷらにコロッケと、やせてはいるが、慢性病の予感のある選択メニュー。外見では、不健康そうに見えるのは、どっちなんだと、世の中の不条理を感じましたが、現実は現実ですから。

 あったかいものを食べた4人はとっても元気になり、ホテルへ。ホテルに入る前に3頭を遊ばせて、部屋で食事をさせて、アロマでマッサージし、休心。

 明日は本番です。できるかなぁ・・・。不安 

 

 
 
 
 

47: 北海道2日目 帯広へ

2005-10-13 20:31:55 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ 大学での講義前。しろ君、良い子でみなさまから誉められました。北海道JRの中でも完璧でした。

 帯広畜産大学のY先生の授業を、しろ君とスタッフのMAYUMIさんと受けました。
 法学のお話でしたが「法学は、みなさんを感動するものではありません」から、スタートし、法律のネットの中で誰もが生活していることを、淡々と講義され、私は、これまで受けた法学の授業で最高の授業を受けられたことに、感謝しました。
 なんとなく、しろ君もちょっとIQが高くなったような、そうでもないような。
 
 たくさんの思い出をくださいましたY先生ありがとうございます。

 本当は、思い出の中身を書きたいのですが、Y先生に許可をいただいていないので、今回はこれくらいに。
 
   

46: まだ北海道1日目 北海道の愛犬家の集会

2005-10-12 21:00:31 | とっても私的
↑ 札幌に入り、公園を探していると、「犬の放し飼いはやめましょう」の横断幕の前で、愛犬家たちが、集まり犬を自由に遊ばせてました。

 はじめ、横断幕に気づかず、今年初頭にサンフランシスコで公園丸ごとドッグランを見てきたばかりだったので、3頭を放し「それ、走れ!」と、リリースしたら、7メートルくらいある横断幕。「あ、れれ」って感じで、すでに遅し。3頭は初対面の仲間たちの所につっこんでいき、友好親善活動に励みだしました。
 
 主らしい奥様に「横断幕」を指差し、大丈夫なんですか?とお聞きすると、
「事故なんてこれまでに、起こったことないわよ」と。
 たぶん、20頭くらいはいたかと思いますが、どの子も仲の良い犬たちでした。
 犬同士だけでなく、愛犬家の方たちとの交流を楽しんでいると、そこに、警察官が3名、公園口から入ってくると「来たわよ」と、ヒソヒソとあわててリードをつなぎ、ゆったりと帰りだしました。

 その様子を見ていて、ナチスの占領下で、フランスのレジスタンスの市民が、地下活動をしているような緊迫感がありまして、そこに居合わせた私たちも、ドキドキしてしまいました。
 警察官が恐ろしいと思ったのは、初めてでした。

 「品評会かい?」なんて、その場の状況がわかっているくせに、ユーモアのある一言で年長の警察官が愛犬家の方に話しかけていらっしゃいましたが、これまでのいきさつでいろいろあるのか、みなさんが無視していらっしゃるのも、ドキドキしてしまいました。思わず警察官に愛想笑いしてしまう私でした。
 ドッグランと誤解し、放してしまいましたこと、お許しください。

 でも、札幌の愛犬家の方とお話できて、楽しいひと時でした。
 それから、東急ストアへ行き、地元のコロッケや納豆などを買い、シャラトンホテルに行きました。明日は、帯広行きで、7時に札幌発の電車です。フアーー。おやすみなさい。