ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ムーディー・ブルース Steppin' In A Slide Zone(1978年の洋楽Part20)

2014-09-20 18:22:00 | ’78年洋楽
1978年にヒットした洋楽を紹介するシリーズのPart20はThe Moody Bluesの"Steppin' In A Slide Zone"。
最高位は9月2日と9日の39位、Top40にはこの2週間しかチャートインしていませんでしたが、強く印象に残る曲でした。

ムーディーブルースですが、1960年代にデビューしたプログレッシブロックグループの大御所。
1972年には"Nights In White Satin"「サテンの夜」が全米2位を記録する大ヒットとなりました。
プログレッシブロックバンドの中では、ピンク・フロイドやキング・クリムゾン、イエス、EL&Pと並ぶ大物グループですが、私の高校の頃はちょうど活動を停止していた時期で、周りのプログレッシブロックファンの間でも、ピンク・フロイドなどと比べるとそんなに人気があるグループとは言えませんでした。
そんな中、突然Top40に入ってきたのがこの曲"Steppin' In A Slide Zone"で、重々しいイントロからメロディアスなコーラスに重々しいギターソロが入ります。
たった2週間ですが、一般受けが難しそうなこの曲がよくぞTop40に入ってくれました。

その後、1980年代になってからポップス色が強くなり、"Gemini Dream"や"Your Wildest Dreams"などのヒット曲を出すことになります。

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トビー・ボー My Angel Baby「マイ・エンジェル・ベイビー」(1978年の洋楽Part19)

2014-09-13 21:10:21 | ’78年洋楽
1978年にヒットした洋楽を紹介するシリーズのPart19はToby Beauの"My Angel Baby"。
最高位は8月12日と19日の13位。年間チャートはHot100に17週のロングセラーだったこともあり53位。
彼らにとっては唯一のTop40ヒットで地味な曲ながら大ヒットしました。
あと2曲Hot100内にチャートインした曲がありますが、一発屋といってよいでしょう。

地味な曲と書きましたが、でも印象には凄く強く残ってます。
冒頭のギターがまず印象的です。曲はラブバラードですが、ウエストコースト系の音楽ですね。グループはテキサス出身だそうです。途中のハーモニカもこの甘いバラードにぴったりです。
全米Top40を聞いていたからこそ、この素晴らしい曲にめぐり合うことができました。
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リタ・クーリッジ ユー You(1978年の洋楽Part18)

2014-09-05 20:26:47 | ’78年洋楽
1978年にヒットした洋楽を紹介するシリーズのPart18はRita Coolidgeの"You"。
最高位は8月19日と26日の25位。

リタ・クーリッジですが、1960年代後半にデビュー、ジョー・コッカーなどのバックコーラスを担当していましたが、1970年代になってからソロデビュー、しかし、しばらくは大きなヒットに恵まれませんでした。
1977年に、"Higher And Higher"が最高位2位を記録する大ヒットとなり、一躍トップ歌手となりました。
日本では次のシングル"We're All Alone"の方が大ヒットし、日本でもリタ・クーリッジを知っている人はかなり多いのではないでしょうか。
ちょっと低めの声で歌う彼女の曲、"We're All Alone"のようなバラードから"You"のようなアップテンポの曲まで、彼女の歌は癒し系の聞き応えある曲です。
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ジョー・ウオルッシュ Life's Been Good「この人生に賭けて」(1978年の洋楽Part17)

2014-08-30 17:41:04 | ’78年洋楽
1978年にヒットした洋楽を紹介するシリーズのPart17はJoe Walshの"Life's Been Good"邦題「この人生に賭けて」。
全米最高位は8月12日と19日の2週間の12位、年間チャートは87位で、彼のソロ作品としては最大のヒットとなりました。

ジョー・ウオルッシュですが、オハイオ州出身でハードロックバンドのジェイムス・ギャングでデビューした後、1973年ソロで"Rocky Mountain Way"が23位のヒットを記録しました。もちろん皆さんご存知のとおり、その後はイーグルスにバーニー・レドンの後任として加入します。
イーグルスの来日公演は過去2度行ったのですが、ジョー・ウオルッシュのステージとギターはほんとにカッコ良かったです。
あの特徴あるギターと明るい歌声がたまりませんね。
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ジャクソン・ブラウン Stay / The Load Out (1978年の洋楽Part16)

2014-08-23 18:44:51 | ’78年洋楽
1978年にヒットした洋楽を紹介するシリーズのPart16はJackson Browneの"Stay / The Load Out"。
最高位は1978年8月12日と18日の2週間の20位。
名アルバム「孤独なランナー」からのシングルカット、アルバムでは"The Load Out"→"Stay"ですが、シングルは"Stay"が表題になっています。
"Stay"のオリジナルは1960年の全米No.1ソング、Maurice Williams & The Zodiacsによるものです。

この"Stay / The Load Out"、あまりヒットはしませんでしたが大好きな曲です。
ピアノの弾き語りから始まる"The Load Out"、Jackson Browneの歌はしっとりとして心に染み入ります。
そして一転、楽しそうに歌っているのが"Stay"、力強いバックコーラスに、なんといってもすばらしいのがスティールギター、デビット・リンドレーが演奏しているのでしょうか、文句なく名曲です。

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