ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ジム・スタインマン Jim Steinman - Rock and Roll Dreams Come Through(1981年の洋楽 Part24)

2017-08-24 21:58:10 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart24はJim Steinmanの"Rock and Roll Dreams Come Through"。
最高位は8月15日の32位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

ジム・スタインマン、ビルボードでには初登場で、唯一のヒット曲がこの曲"Rock and Roll Dreams Come Through"、一発屋なのです。
しかーし、そう、ロックファンの方はご存知の方も多いと思いますが、彼は偉大なソングライターでありアレンジャー、プロデューサー、あのミートローフが1977年に発表した大ベストセラーアルバム『地獄のロック・ライダー』は全曲を彼が作詞作曲しているのです。このアルバムは伝説の名アルバムで、今でも売れ続け、累計で4000万枚以上の売り上げ枚数となっています。
ジム・スタインマンが作る歌は特徴があって誰が歌ってもすぐにわかります。ロックオペラという言葉が彼の曲にぴったり、ドラマティックで壮大、ほとんどが5分以上の長い曲です。
そして、ソングライターとして、ミート・ローフの1993年のNo.1ソング"I'd Do Anything For Love"はもちろん彼の手によるもの、ほかにも1983年に2位を記録したAir Supplyの"Making Love Out of Nothing"、同じ年にNo.1を記録したBonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"など沢山の大ヒットを手掛けています。

この曲"Rock and Roll Dreams Come Through"は彼唯一のシングルヒットですが、同曲をミート・ローフが歌い、1993年に発表しNo.1になったアルバム『地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還』(BAT OUT OF HELL II: BACK INTO HELL)に収録され、シングルも最高位13位、年間チャート71位を記録する大ヒットとなりました。


こちらが『地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還』に収録されたミート・ローフ版です。
コメント (8)
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