ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

Clarence Clemons & Jackson Browne - You're A Friend Of Mine(1986年の洋楽 Part2)

2022-01-20 20:46:02 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart2はClarence Clemons & Jackson Browneの"You're A Friend Of Mine"。最高位は1月18日付の第18位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

さてこの曲、驚きのデュエットでした、Clarence Clemons と Jackson Browneの異色のコラボレーションです。
Clarence Clemonsの方のアルバム『Hero』に入っている曲で、とってもテンポの良い、楽しい曲ですね。Clarence Clemonsはサックスだけじゃあなくボーカルにも味があります。バックボーカルにはJackson Browneの恋人Daryl Hannahが参加しているそうです。

Jackson Browneですが、私のブログにも何度も登場しています、ご存知ウエストコーストを代表するシンガーソングライター。
初めてのTop40への登場は72年の"Doctor, My Eyes"が最高位8位を記録します。78年にリリースしたライブアルバム『Running on Empty』は素晴らしいアルバムでした。シングルの"Running on Empty"も最高位11位を記録、私の大好きな曲です。
Jackson Browneとしてはこの曲で10曲目のTop40ヒットとなりました。1983年に最高位13位を記録した"Lawyers in Love"はこちらをご覧ください→→→

そしてClarence Clemons、 Bruce SpringsteenのE Street Bandのサックス奏者です。実は私のブログにもすでに登場していて、1985年に最高位3位を記録したAretha Franklinの"Freeway Of Love"にもサックス奏者として参加しています。
そしてこの"Freeway Of Love"ですが、曲の作者はNarada Michael WaldenとJeffrey Cohenのコンビの作品で、この曲"You're A Friend Of Mine"も同じなのです。こちらをご覧ください→→→
Clarence Clemonsは2011年に亡くなっていますが、その2011年にNo.1となったLady Gagaの"Born This Way"にもサックスで参加するなど、亡くなる間際まで活躍していました。

Narada Michael Waldenはこの曲のプロデュースも務めています。Narada Michael Waldenですが、元々名ドラマーとして有名な方、1976年のJeff Beckの『Wired』にもドラマーとして参加していました。その後、プロデューサーとしても才能を発揮、様々なヒット曲のプロデュースを手掛けることになります。Whitney Houstonの"How Will I Know"も彼のプロデュースによるものです。
コメント (32)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする