ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ハワード・ジョーンズ Howard Jones - No One Is To Blame(1986年の洋楽 Part26)

2022-07-07 21:51:39 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart26はHoward Jonesの”No One Is To Blame”。最高位は7月5日付の1週のみの第4位。年間チャートは44位。これまでのHoward Jonesの最大のヒット、最高位5位の"Things Can Only Get Better"と並ぶ彼の最大のヒットとなりました。

Howard Jonesですが、デビューアルバムのリリースは1983年、イギリスの出身で、デビューシングルの"New Song"が、母国イギリスでいきなりの3位を記録、続くシングル"What Is Love?"も2位を記録、一方、アメリカではそこまでのヒットにはなりませんでしたが、両曲ともTop40入りとなり、それぞれ最高位が27位と33位を記録するまずまずのヒットとなります。

このデビューアルバム『Human's Lib』からの2曲のシングルヒットについては、まさに当時の流行りのブリティッシュエレクトリックポップともいうのでしょうか、正直私には苦手の分野でしたが、次のセカンドアルバム『Dream into Action』から、シングル"Things Can Only Get Better"がアメリカで初の大ヒット、最高5位のヒットとなるのですが、この曲はメロディアスなポップであり、世界中でのヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

このセカンドアルバムから、この曲”No One Is To Blame”が4曲目のシングルカット曲となり、Top40ヒットもこの曲で3曲目、イギリスでは、なんとこの曲が5曲目のシングル、結局、イギリスでは、シングル5曲すべてがTop20以内に入りました。

さてこの曲、"No One Is to Blame"ですが、曲の作者はHoward Jones自身ですが、プロデューサーはなんと当時世界最高の売れっ子Phil Collinsと、Hugh Padghamが務めています。Phil Collinsは、この曲で、ドラムスと、バックコーラスも務めています。
アルバム全体のプロデューサーはイギリスの人気プロデューサーであるRupert Hineが担当していますが、この曲だけは、Phil Collinsの曲、といっていいでしょう。

曲はPhil Collins調のポップスです。私としては、エレクトリックポップ、テクノポップ系の曲よりも、この曲のようなメロディアスなポップス系の曲がHoward Jonesにはぴったりだと思うのですが。アメリカでは大ヒットしましたが、イギリスでは最高位16位といまいち、国によっても人気の傾向が違いますね。
コメント (26)
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