1985年4月20日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はU.S.A. For Africaの"We Are the World"。Hot100にはまだ5週目です。U.S.A. For Africaですが、アフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で作られたチャリティソング、大物アーティスト45人が結集した洋楽史上最高の豪華メンバーです。
2位は3位からアップ、Madonnaの"Crazy For You"。6週間の1位を記録した特大のヒット"Like a Virgin"、最高2位の"Material Girl"に続き3曲連続のTop3入りです。最高位4位の"Lucky Star"を合わせてこの曲で4曲目のTop5ヒットです。
3位は4位からアップ、Commodoresの"Nightshift"。Commodoresですが、"Three Times a Lady"と"Still"の2曲のNo.1ヒットを含めこの曲で8曲目のTop5ヒット、3曲目のTop3ヒットです。Lionel Richieがバンドを離れ、Lionel Richie抜きでの初めてのシングルヒットです。
4位は2位からダウン、2週間の1位の大ヒット、Phil Collinsの"One More Night"。Phil Collinsですが、Genesisのドラマー兼ボーカル、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"のNo.1ヒットに続く2曲目のNo.1ヒット。2位を記録したPhilip Bailey とのデュエット"Easy Lover"を合わせて3曲目のTop3ヒットです。
5位は7位からアップ、DeBargeの"Rhythm Of The Night"。DeBargeですが、デバージ家の兄弟で結成されたソウルグループ。この曲で4曲目のTop40ヒットで、初めてのTop5ヒットです。
この週3位はCommodoresの"Nightshift"。最高位はこの週4月20日付の1週のみの第3位。年間チャートは40位。
Commodoresとしては1981年の"Oh No"以来の久しぶりのヒットとなりました。
Commodoresですが、1974年にレコードデビューした、元々は6人組ファンク・ディスコグループ。
「元々は」と書きましたが、もちろん皆さんご存知、Lionel Richieが作るポップスバラードの数々の大ヒットで有名です。
が、元々はファンク・ディスコグループだったのです。デビューシングルはなんとインストルメンタルのディスコミュージック"Machine Gun"、1974年に最高位22位を記録する初のTop40ヒットになりました。
その後も、バラードとファンクの両方をシングルカットしていたのですが、ライオネル・リッチーのバラードが大ヒット、段々とポップ・バラード中心のグループになってきます。
そして、1981年にリリースした彼ら9枚目のアルバム『In the Pocket』を最後にライオネル・リッチーがグループを離れ、本格的にソロ活動に移ります。
ライオネル・リッチーが抜けて初めのアルバム『Commodores 13』は全くヒットしませんでしたが、次の彼らの11枚目のアルバム『Nightshift』からのシングル"Nightshift"が久々の大ヒットを記録しました。
曲の作者はメンバーのWalter Orangeに、ソングライターのDennis Lambert、Franne Goldeの3人の共作。
この曲ですが、前半と後半でボーカルが違いますね。前半はこの曲を作ったドラムス担当のWalter Orange、後半はこのアルバムからグループに参加した"J.D." Nicholasがリードボーカルをとっています。
Walter Orangeは1977年に最高位5位を記録した"Brick House" のリードボーカルをとった人。"J.D." Nicholasは元ヒートウエーブのミュージシャンです。
曲は1984年に世を去ったJackie Wilson と Marvin Gayeのことを歌った曲のようです。
こちらが1977年に最高位5位を記録した"Brick House"。
"Nightshift"でもリードボーカルをとっているドラマーのWalter Orangeが、この曲でのリードボーカルです。
後のコモドアーズからは考えられないようなファンクヒットです。でも、当時はこの曲こそが「これぞコモドアーズ」の曲でありました。
今週 先週 song / artist
1 1 WE ARE THE WORLD / USA FOR AFRICA
2 3 CRAZY FOR YOU / MADONNA
3 4 NIGHT SHIFT / COMMODORES
4 2 ONE MORE NIGHT / PHIL COLLINS
5 7 RHYTHM OF THE NIGHT / DEBARGE
6 6 I'M ON FIRE / BRUCE SPRINGSTEEN
7 9 OBSESSION / ANIMOTION
8 11 DON'T YOU(FORGET ABOUT ME) / SIMPLE MINDS
9 12 ONE NIGHT IN BANGKOK / MURRAY HEAD
10 10 MISSING YOU / DIANA ROSS
11 15 ALL SHE WANTS TO DO IS DANCE / DON HENLEY
12 17 SOME LIKE IT HOT / POWER STATION
13 5 MATERIAL GIRL / MADONNA
14 18 ALONG COMES A WOMAN / CHICAGO
15 8 LOVERGIRL / TEENA MARIE
16 22 SMOOTH OPERATOR / SADE
17 21 THAT WAS YESTERDAY / FOREIGNER
18 14 SOMEBODY / BRYAN ADAMS
19 30 EVERYTHING SHE WANTS / WHAM!
20 25 DON'T COME AROUND HERE NO MORE / TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS
21 26 SOME THINGS ARE BETTER LEFT UNSAID / DARYL HALL & JOHN OATES
22 27 ROCK AND ROLL GIRLS / JOHN FOGERTY
23 13 CAN'T FIGHT THIS FEELING / REO SPEEDWAGON
24 29 NEW ATTITUDE / PATTI LABELLE
25 16 JUST ANOTHER NIGHT / MICK JAGGER
26 34 EVERYBODY WANTS TO RULE THE WORLD / TEARS FOR FEARS
27 31 FOREVER MAN / ERIC CLAPTON
28 28 RADIOACTIVE / THE FIRM
29 38 SUDDENLY / BILLY OCEAN
30 39 AXEL F / HAROLD FALTERMEYER
31 19 HIGH ON YOU / SURVIVOR
32 20 TOO LATE FOR GOODBYES / JULIAN LENNON
33 37 VOX HUMANA / KENNY LOGGINS
34 41 FRESH / KOOL & THE GANG
35 43 JUST A GIGOLO/I AIN'T GOT NOBODY / DAVID LEE ROTH
36 36 THE BIRD / TIME
37 44 THINGS CAN ONLY GET BETTER / HOWARD JONES
38 47 ONE LONELY NIGHT / REO SPEEDWAGON
39 48 CELEBRATE YOUTH / RICK SPRINGFIELD
40 50 WALKING ON SUNSHINE / KATRINA AND THE WAVES
2位は3位からアップ、Madonnaの"Crazy For You"。6週間の1位を記録した特大のヒット"Like a Virgin"、最高2位の"Material Girl"に続き3曲連続のTop3入りです。最高位4位の"Lucky Star"を合わせてこの曲で4曲目のTop5ヒットです。
3位は4位からアップ、Commodoresの"Nightshift"。Commodoresですが、"Three Times a Lady"と"Still"の2曲のNo.1ヒットを含めこの曲で8曲目のTop5ヒット、3曲目のTop3ヒットです。Lionel Richieがバンドを離れ、Lionel Richie抜きでの初めてのシングルヒットです。
4位は2位からダウン、2週間の1位の大ヒット、Phil Collinsの"One More Night"。Phil Collinsですが、Genesisのドラマー兼ボーカル、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"のNo.1ヒットに続く2曲目のNo.1ヒット。2位を記録したPhilip Bailey とのデュエット"Easy Lover"を合わせて3曲目のTop3ヒットです。
5位は7位からアップ、DeBargeの"Rhythm Of The Night"。DeBargeですが、デバージ家の兄弟で結成されたソウルグループ。この曲で4曲目のTop40ヒットで、初めてのTop5ヒットです。
この週3位はCommodoresの"Nightshift"。最高位はこの週4月20日付の1週のみの第3位。年間チャートは40位。
Commodoresとしては1981年の"Oh No"以来の久しぶりのヒットとなりました。
Commodoresですが、1974年にレコードデビューした、元々は6人組ファンク・ディスコグループ。
「元々は」と書きましたが、もちろん皆さんご存知、Lionel Richieが作るポップスバラードの数々の大ヒットで有名です。
が、元々はファンク・ディスコグループだったのです。デビューシングルはなんとインストルメンタルのディスコミュージック"Machine Gun"、1974年に最高位22位を記録する初のTop40ヒットになりました。
その後も、バラードとファンクの両方をシングルカットしていたのですが、ライオネル・リッチーのバラードが大ヒット、段々とポップ・バラード中心のグループになってきます。
そして、1981年にリリースした彼ら9枚目のアルバム『In the Pocket』を最後にライオネル・リッチーがグループを離れ、本格的にソロ活動に移ります。
ライオネル・リッチーが抜けて初めのアルバム『Commodores 13』は全くヒットしませんでしたが、次の彼らの11枚目のアルバム『Nightshift』からのシングル"Nightshift"が久々の大ヒットを記録しました。
曲の作者はメンバーのWalter Orangeに、ソングライターのDennis Lambert、Franne Goldeの3人の共作。
この曲ですが、前半と後半でボーカルが違いますね。前半はこの曲を作ったドラムス担当のWalter Orange、後半はこのアルバムからグループに参加した"J.D." Nicholasがリードボーカルをとっています。
Walter Orangeは1977年に最高位5位を記録した"Brick House" のリードボーカルをとった人。"J.D." Nicholasは元ヒートウエーブのミュージシャンです。
曲は1984年に世を去ったJackie Wilson と Marvin Gayeのことを歌った曲のようです。
こちらが1977年に最高位5位を記録した"Brick House"。
"Nightshift"でもリードボーカルをとっているドラマーのWalter Orangeが、この曲でのリードボーカルです。
後のコモドアーズからは考えられないようなファンクヒットです。でも、当時はこの曲こそが「これぞコモドアーズ」の曲でありました。
今週 先週 song / artist
1 1 WE ARE THE WORLD / USA FOR AFRICA
2 3 CRAZY FOR YOU / MADONNA
3 4 NIGHT SHIFT / COMMODORES
4 2 ONE MORE NIGHT / PHIL COLLINS
5 7 RHYTHM OF THE NIGHT / DEBARGE
6 6 I'M ON FIRE / BRUCE SPRINGSTEEN
7 9 OBSESSION / ANIMOTION
8 11 DON'T YOU(FORGET ABOUT ME) / SIMPLE MINDS
9 12 ONE NIGHT IN BANGKOK / MURRAY HEAD
10 10 MISSING YOU / DIANA ROSS
11 15 ALL SHE WANTS TO DO IS DANCE / DON HENLEY
12 17 SOME LIKE IT HOT / POWER STATION
13 5 MATERIAL GIRL / MADONNA
14 18 ALONG COMES A WOMAN / CHICAGO
15 8 LOVERGIRL / TEENA MARIE
16 22 SMOOTH OPERATOR / SADE
17 21 THAT WAS YESTERDAY / FOREIGNER
18 14 SOMEBODY / BRYAN ADAMS
19 30 EVERYTHING SHE WANTS / WHAM!
20 25 DON'T COME AROUND HERE NO MORE / TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS
21 26 SOME THINGS ARE BETTER LEFT UNSAID / DARYL HALL & JOHN OATES
22 27 ROCK AND ROLL GIRLS / JOHN FOGERTY
23 13 CAN'T FIGHT THIS FEELING / REO SPEEDWAGON
24 29 NEW ATTITUDE / PATTI LABELLE
25 16 JUST ANOTHER NIGHT / MICK JAGGER
26 34 EVERYBODY WANTS TO RULE THE WORLD / TEARS FOR FEARS
27 31 FOREVER MAN / ERIC CLAPTON
28 28 RADIOACTIVE / THE FIRM
29 38 SUDDENLY / BILLY OCEAN
30 39 AXEL F / HAROLD FALTERMEYER
31 19 HIGH ON YOU / SURVIVOR
32 20 TOO LATE FOR GOODBYES / JULIAN LENNON
33 37 VOX HUMANA / KENNY LOGGINS
34 41 FRESH / KOOL & THE GANG
35 43 JUST A GIGOLO/I AIN'T GOT NOBODY / DAVID LEE ROTH
36 36 THE BIRD / TIME
37 44 THINGS CAN ONLY GET BETTER / HOWARD JONES
38 47 ONE LONELY NIGHT / REO SPEEDWAGON
39 48 CELEBRATE YOUTH / RICK SPRINGFIELD
40 50 WALKING ON SUNSHINE / KATRINA AND THE WAVES
どうも"Relax"に続いて前回曲"Radioactive"などは歌詞の内容が不謹慎に感じ、許せず、これは取り上げるべき曲ではない!と勝手に解釈してしまいました。自分で勝手に始めた星船さんが取り上げる曲全曲和訳が今年も途切れてしまい、イヤーな想いがしていたので、今週あたりこの曲来るかな~と思って準備していたのでヨカッタです(^▽^)。
マーヴィンとジャッキー・ウィルソンの追悼曲なんですよね。歌詞のなかにも"What's Going On"と"Higher and Higher"(僕の世代はリタの曲の方が馴染みありますね)のワンフレーズを取り上げてみたりしていて歌詞もよくできた曲でもあると思います。
"Nightshift"の意味ですが、僕の解釈はコメントのタイトル通り、"天国のステージの夜番"ってことですね。コンビニじゃないので、"朝番""昼番""夜番""深夜番"と、何交代制のシフトになっているかわかりませんが、夜になると優しい歌声をまた聴きたくなってしまう偉大なシンガーたちってことだと解釈しています。
この曲は和訳も楽しかったです。こういう曲がやっぱり僕にとっては、後世に伝えたくなる曲、なんだなあ…。
和訳ありがとうございました。この曲の歌詞をしっかりと知りたかったです。
Marvin → "What's Going On"、Jackie → "Higher and Higher"、と、歌っているのはわかりましたので、どんな歌詞なんだろう、と。
想像どおり、二人の偉大な歌手への追悼の歌でしたのですね。良い歌詞たったです。
久し振りのオリジナルコモドアーズの復活、全米Top40ファンにとってはうれしい3位でした。
記事に書かれている曲「Machine Gun」。TV番組「ソウルトレイン」の動画、YouTubeで観れますがカッコいいです。アップされている「Brick House」もグッド!
TV番組「ソウルトレイン」、中学生の頃、夜遅い時間帯でしたが、よく観てました。アフロヘアーの兄ちゃん姉ちゃん達が、ファンキーなミュージックに合わせて踊っていて「これがディスコミュージックなんや」と思って観てました。
Commodoresの久々のヒットです。
81年の♪Oh No♪のヒット以降、L.Rochieはソロとして大成功で、今週1位の♪We Are The World♪の曲作りにも参加しています。
78年の♪Three Times A Lady♪で初めて聴きましたが、この曲はバラード曲でしたが、ファンク系のグループなので例外的な曲だと思っていました。
この曲はM.Gayeの追悼曲だと思っていましたが、J.Wilsonの追悼曲でもあったんですね。
なんか曲調もオレっつーかマービン節なんじゃねーのか、ったく、オレに惚れてんなら生きてるうちにトリビュートしでくれよー。
国民栄誉賞だって死んでからもらっても意味ねーんだよなぁ。
ぁん?10位はデーアナがインしてんじゃねーか、なんだよ、寂しいわ、ってオレのことかょ、ったくよー。
なんだよ現役のデュエットのときにゃーオメー、ティーズだったじゃねーかよ、もっとlooseな女だと思ってたのによー。いまさら追憶の涙なんかウソ泣きなんじゃねーかよー。
バカヤロー死んでから同時に憐れんでんじゃねーよー、オレ、もっぺんチャートに返り咲きたかったなー。
みんなも親と銃には気をつけろよ。
んじゃシャングリ・ラスの娘とナイトシフトしてくるわ。
アディオス!(^~^;)デヘヘ
「正直、ライオネル・リッチーのバラード路線には飽き飽きして」、そーなんですよ。バラード路線が嫌いではないですが、あれだけヒットされるといいかげんもうおなかいっぱいでした。バラードは時々あるからいいんですよ。
「ソウルトレイン」ですか、懐かしいです!テーマ曲がMFSBの"TSOP"でしたが、どちらが曲名で、どちらがグループ名だか、今でもわからなくなります。
70年代のCommodoresですが、もちろん"Three Times a Lady"のバラード名曲がありますが、他にも"Just to Be Close to You"や"Easy"のバラード、さらには"Sail On"のようなポップスカントリー、紹介した"Brick House"や"Flying High"のようなファンク・ディスコなどなど、様々な良い曲がありました。そんなCommodoresの復活は嬉しかったです。
M.Gayeに捧げる曲も手伝っての3位かもしれませんが、Commodoresの根強い人気の表れですね。
L.Richiieがいなくてもヒットすることの証ですね。
残念ながらこれが最後のTop40ヒットでしょうか。
今後ブラック系はますますリズム志向になっていったので、その前にヒットしてよかったです。
マーヴィン・ゲイは、忘れられない曲があって、その曲は「黒い夜」"Got to Give It Up" (Part 1)。
なんで「Got to Give It Up」が「黒い夜」かわからなかったし、なんでこんな曲が1位になるのか、不思議だったし、まさかのPart2まであるし、でも何となく中毒になる、衝撃の曲でした。今でもマーヴィン・ゲイ=「黒い夜」です。