ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ダイアナ・ロス Diana Ross - Missing You(1985年の洋楽 Part16)

2021-04-22 22:31:00 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart16はDiana Rossの"Missing You"。
最高位は4月13日付と20日付の第10位。年間チャートは49位。Top40には9週間と短かったですが、Hot100には27週間滞在したロングヒットで、最高位10位ながら年間50位以内のヒットとなりました。

さてこの曲、"Missing You"ですが、今週紹介したCommodoresの"Nightshift"でも話題になりましたが、まずは曲の作者はCommodoresを脱退したLionel Richie。作詞作曲ともLionel Richieが務めています。
Diana RossとLionel Richieといえば、もちろん"Endless Love"の特大のヒットが思い浮かびます。

そして、Marvin Gaye。前年の1984年に事故で急死したソウル界の偉大な歌手ですが、Commodoresの"Nightshift"がJackie Wilson と Marvin Gayeの追悼ソングだったですが、この"Missing You"も、Lionel RichieとDiana RossがMarvin Gayeに捧げた追悼ソングです。
この曲を聞いて、さすがダイアナ・ロスだなぁ、と。言葉はわからないながらも、Marvin Gayeへの想いが切々と伝わってくるようです。

この曲は彼女の14枚目となるソロアルバム『Swept Away』からのセカンドシングルカット曲。
『Swept Away』、さらにはDiana Rossのことについては、こちらの記事をご覧ください→→→

Diana Rossですが、The Supremesの一員として1961年にデビュー。1944年生まれですので、デビューはまだ17才のとき。
初めてのTop40ヒットは1963年に遡ります。翌年の1964年には"Where Did Our Love Go"が初めてのNo.1ヒットとなり、The Supremesとしては12曲のNo.1ヒット。ソロになってからも1970年の"Ain't No Mountain High Enough"から"Endless Love" まで6曲のNo.1ヒットを出す、ソウル界のスーパースターです。

そのDiana Rossの、この曲が最後のtop40ヒットとなってしまいました。
ただ、2020年に"Love Hangover 2020" (Remix)がダンスチャートで1位になるなど今でも活躍を続けています。


この曲がソロで初めてのNo.1ヒット"Ain't No Mountain High Enough"。
この曲は Marvin Gaye と Tammi Terrellで1967年に最高位19位を記録した曲のカバーでした。

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21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (太った)
2021-04-23 12:42:09
まぃったなー
この曲は大好きなんですよー。
だのにーライオネル!
曲に罪はないし、ライオネルは罪人ではない。
けれどなんかイヤだなあ。
そーいやスチルもレイデーもエンドレスもトゥーリーもハローもウケると思って相当歌ってよく失敗したもんだす。
何回も言いますがライオネルのベストはコンカーでありました。
あれはジワジワ効いてきますよ。
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天才ソングライター (星船)
2021-04-23 20:53:42
太ったボンジョビさんこんばんは。
この曲良い曲ですよ。
Lionel Richieはいろいろと言われてはいますが、あまりにもバラードばっかりシングルカットしすぎがいけないだけで、ソングライターとして、天才でしょう。
"Love Will Conquer All"は私も"Sail On"と並んで、大好きな曲です。
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旧友 (hannah)
2021-04-23 22:04:11
星船さん、こんばんは。
そうでしたか、この曲はL.Richiieの作品でしたか。
L.Richiieなりの先輩M.Gayeへの追悼ですね。
D.Rossとは♪Endless Love♪のコラボで81年を代表する大ヒットでしたが、どちらも元Motownで旧友にたいな感じでしょうか。
僕も♪Love Will Conquer All♪は好きな曲です。
♪You Are♪と並んで。
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Unknown (サイコチキン)
2021-04-24 07:42:46
スターシップ様。この動画…マービン・ゲイとダイアナは、子供の様に笑いあってますね。マービンの晩年…晩年というには早すぎますが…薬物依存と貧困?から実家に戻り、独り部屋に閉じ籠って苦しんでいました。自分ではもう…服を着る事さえ出来なくなっていたそうです。そして不幸な事故(事件)が起こってしまった。
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Unknown (ローリングウエスト)
2021-04-24 08:51:26
ダイアナロスもシュープリームス」のメンバーとして音楽界にデビューしてもう喜寿になったたんですね~! RWが洋楽に嵌った1970年にダイアナロスはシュープリームスから独立しソロデビューして第2の音楽人生を歩み出していました。ソロデビュー曲「リーチ・アウト&タッチ」(1970)は早速にチャートイン、マービンゲイもカバーした「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」(1970)もヒットしてグラミー賞・ゴールデン・グローブ両賞の新人賞を獲得してビッグスターを実感しました。1972年には映画「ビリーホリディ物語」に主演して女優としても活躍、さらに小生の最大お気に入り曲は「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」(全米1位)、まさに第1期ソロ黄金時代がわが青春時期に重なります。
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Unknown (blackmore1207)
2021-04-24 19:20:50
こんばんは。
70年代はヒットに恵まれてきましたが80年アルバム「diana」、81年シングル「endless~」以降大ヒットには恵まれていませんでしたね。
このアルバムもアーサーベイカー、ライオネルリッチー、ダリルホール、バーナードエドワーズ他のアルバムにかける意気込みを感じましたがこの後やや失速してしまったのが残念です。
やはり彼女にはモータウン時代のほうが似合うかも知れないですね。73年の「Diana & Marvin」も大ヒットではありませんでしたが名盤です。
そういえばフィル・コリンズが82年にスプリームスをカヴァーした時はビックリしましたが(笑)
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追悼ソング (星船)
2021-04-24 20:36:31
hannahさんこんばんは。
"Love Will Conquer All"、いい曲でしたよね。
"Missing You"、どういう経緯でこの曲ができたのでしょうか?Diana RossとMarvin Gayeは、何度かデュエットをしていて、デュエットヒット曲もありました。そんなところからの二人一緒にモータウンのスーパースターへの追悼ソングを作ったのでしょうか。
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復活後 (星船)
2021-04-24 20:41:31
サイコチキンさんこんばんは。
Diana RossとMarvin Gayeのデュエットソングとしては、"You're a Special Part of Me" や"My Mistake (Was to Love You)"などがありました。
Marvin Gayeが復活して3位を記録したのが"Sexual Healing"で、1982年だったでしょうか。それから2年後の悲劇でした。
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"Love Hangover"などなど (星船)
2021-04-24 20:44:33
ローリングウエストさんこんばんは。
第1期ソロ黄金時代は、私はリアルタイムで知りませんでした、が、"Ain't No Mountain High Enough"や"Touch Me in the Morning"など、いい曲たくさんありました。
私がリアルタイムで聴いていたのは、第2期ソロ黄金時代、「マホガニーのテーマ」、"Love Hangover"などなど、こちらも名曲目白押しでした。
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アメリカソウル界を代表 (星船)
2021-04-24 20:51:03
blackmore1207さんこんばんは。
80年代半ば以降には、さすがのスーパースターDiana Rossでも、ヒット曲がなくなってしまいました。時代の変化でしょうか。それでも、彼女は今でも活躍しています。改めてアメリカソウル界を代表する偉大な歌手ですね。
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