1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年10月31日付、前週に続き2週目の1位はMichael Jacksonの"Bad"。この曲、9月19日付40位初登場から、Hot100にたった6週間で1位まで駆け上がってきました。Michael Jacksonのニューアルバム『Bad』から、No.1を記録したSiedah Garrettとのデュエットソング"I Just Can't Stop Loving You"に続く第2弾シングル、ソロヒットとしては、この曲で19曲目のTop40ヒットで、12曲目のTop5ヒット、72年の"Ben"を皮切りに、デュエットソングを含めこの曲で8曲目のNo.1となりました。
2位は前週と変わらず2週目の2位、Madonnaの"Causing a Commotion"。マドンナ主演の映画『Who's That Girl』から、No.1となった主題歌"Who's That Girl"に続くシングル。そのMadonnaですが、83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからまだ4年しか経っていませんが、この曲で15曲目のTop40ヒットで、13曲目のTop5ヒット、9曲目のTop3ヒットとなりました。
3位は5位からアップ、Tiffanyの"I Think We're Alone Now"。Tiffanyですが、アメリカロサンジェルス出身のシンガー・ソングライター。デビューアルバムからの、この曲は2曲目のシングルですが、1曲目のシングルはヒットせず、2曲目のシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、3位まで上がってきました。
4位は7位からアップ、Billy Idolの"Mony Mony (live)"。この曲、1968年のTommy James and the Shondellsバージョンがオリジナル。最高位3位を記録した曲です。Billy Idolですが、1982年に最高位23位を記録した"Hot in the City"が初のTop40ヒット、この曲で、8曲目のTop40ヒットで、最高位4位の"Eyes Without a Face"に続く2曲目のTop5ヒットです。
5位は6位からアップ、 LeVertの"Casanova"。LeVertですが、アメリカの3人組R&Bボーカルグループ。この曲が初のTop40ヒットで、5位まで上がってきました。
この週2週目の1位はMichael Jacksonの"Bad"。1位はこの2週間、年間チャートは59位。年度の途中でもあり、Hot100には14週、Top10には11週間と、短命なヒットでもあったため、年間チャートは、2週間の1位にもかかわらず、低めではありましたが、ニューアルバム『Bad』から、"I Just Can't Stop Loving You"に続く2曲連続の1位を記録しました。"I Just Can't Stop Loving You"はこちらをご覧ください→→→
さてこの"Bad"、曲の作者はもちろんMichael Jackson自身。そしてプロデュースももちろんQuincy JonesとMichael Jacksonの黄金コンビです。
前作、6枚目のアルバムとなる『Thriller』からは、アルバムタイトル曲"Thriller"は、アルバムからの7枚目、最後のシングルカット曲として売り出されましたが、このアルバム『Bad』のタイトル曲"Bad"は、アルバムからの2曲目のシングルとして発売されました。
それにしてもMichael Jackson、前作『Thriller』に続き、この『Bad』についても、シングル向きの曲満載の素晴らしいアルバムでした。その中でも、この"Bad"、派手な曲で、ヒット性も抜群。あまりにもシングルカットのペースが速すぎたからでしょうか、ロングヒットにはなりませんでしたが、ヒットするべくしてヒットし、No.1となった曲でした。
この曲のMTVにも力が入っていましたね。音楽だけでなく映像でも楽しめました。"Thriller"に引き続き、これはもう短編映画です。『Thriller』から『Bad』にかけて、MTV界に革命をもたらした曲でもありました。
今週 先週 song / artist
1 1 BAD / MICHAEL JACKSON
2 2 CAUSING A COMMOTION / MADONNA
3 5 I THINK WE'RE ALONE NOW / TIFFANY
4 7 MONY MONY "LIVE" / BILLY IDOL
5 6 CASANOVA / LEVERT
6 9 LITTLE LIES / FLEETWOOD MAC
7 8 LET ME BE THE ONE / EXPOSE
8 3 U GOT THE LOOK / PRINCE
9 13 BREAKOUT / SWING OUT SISTER
10 16 BRILLIANT DISGUISE / BRUCE SPRINGSTEEN
11 15 IT'S A SIN / PET SHOP BOYS
12 20 (I'VE HAD) THE TIME OF MY LIFE / BILL MEDLEY & JENNIFER WARNES
13 4 LOST IN EMOTION / LISA LISA & CULT JAM
14 18 WHERE THE STREETS HAVE NO NAME / U2
15 23 HEAVEN IS A PLACE ON EARTH / BELINDA CARLISLE
16 22 DON'T MAKE ME WAIT FOR LOVE / KENNY G(VOCAL BY LENNY WILLIAMS)
17 26 SHOULD'VE KNOW BETTER / RICHARD MARX
18 17 YOU ARE THE GIRL / THE CARS
19 11 HERE I GO AGAIN / WHITESNAKE
20 10 CARRIE / EUROPE
21 25 I'VE BEEN IN LOVE BEFORE / CUTTING CREW
22 19 IN MY DREAMS / REO SPEEDWAGON
23 12 WHO WILL YOU RUN TO / HEART
24 28 THE ONE I LOVE / R.E.M.
25 29 I WON'T FORGET YOU / POISON
26 14 PAPER IN FIRE / JOHN COUGAR MELLENCAMP
27 30 COME ON, LET'S GO / LOS LOBOS
28 34 WE'LL BE TOGETHER / STING
29 33 HOURGLASS / SQUEEZE
30 21 I HEARD A RUMOUR (FROM "DISORDERLIES") / BANANARAMA
31 35 BOYS NIGHT OUT / TIMOTHY B. SCHMIT
32 31 HOLIDAY / THE OTHER ONES
33 37 SHAKE YOUR LOVE / DEBBIE GIBSON
34 40 DON'T YOU WANT ME / JODY WATLEY
35 24 DIDN'T WE ALMOST HAVE IT ALL / WHITNEY HOUSTON
36 36 BETCHA SAY THAT / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
37 54 FAITH / GEORGE MICHAEL
38 43 CATCH ME / PRETTY POISON
39 41 SUGAR FREE / WA WA NEE
40 42 LOVE WILL FIND A WAY / YES
2位は前週と変わらず2週目の2位、Madonnaの"Causing a Commotion"。マドンナ主演の映画『Who's That Girl』から、No.1となった主題歌"Who's That Girl"に続くシングル。そのMadonnaですが、83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからまだ4年しか経っていませんが、この曲で15曲目のTop40ヒットで、13曲目のTop5ヒット、9曲目のTop3ヒットとなりました。
3位は5位からアップ、Tiffanyの"I Think We're Alone Now"。Tiffanyですが、アメリカロサンジェルス出身のシンガー・ソングライター。デビューアルバムからの、この曲は2曲目のシングルですが、1曲目のシングルはヒットせず、2曲目のシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、3位まで上がってきました。
4位は7位からアップ、Billy Idolの"Mony Mony (live)"。この曲、1968年のTommy James and the Shondellsバージョンがオリジナル。最高位3位を記録した曲です。Billy Idolですが、1982年に最高位23位を記録した"Hot in the City"が初のTop40ヒット、この曲で、8曲目のTop40ヒットで、最高位4位の"Eyes Without a Face"に続く2曲目のTop5ヒットです。
5位は6位からアップ、 LeVertの"Casanova"。LeVertですが、アメリカの3人組R&Bボーカルグループ。この曲が初のTop40ヒットで、5位まで上がってきました。
この週2週目の1位はMichael Jacksonの"Bad"。1位はこの2週間、年間チャートは59位。年度の途中でもあり、Hot100には14週、Top10には11週間と、短命なヒットでもあったため、年間チャートは、2週間の1位にもかかわらず、低めではありましたが、ニューアルバム『Bad』から、"I Just Can't Stop Loving You"に続く2曲連続の1位を記録しました。"I Just Can't Stop Loving You"はこちらをご覧ください→→→
さてこの"Bad"、曲の作者はもちろんMichael Jackson自身。そしてプロデュースももちろんQuincy JonesとMichael Jacksonの黄金コンビです。
前作、6枚目のアルバムとなる『Thriller』からは、アルバムタイトル曲"Thriller"は、アルバムからの7枚目、最後のシングルカット曲として売り出されましたが、このアルバム『Bad』のタイトル曲"Bad"は、アルバムからの2曲目のシングルとして発売されました。
それにしてもMichael Jackson、前作『Thriller』に続き、この『Bad』についても、シングル向きの曲満載の素晴らしいアルバムでした。その中でも、この"Bad"、派手な曲で、ヒット性も抜群。あまりにもシングルカットのペースが速すぎたからでしょうか、ロングヒットにはなりませんでしたが、ヒットするべくしてヒットし、No.1となった曲でした。
この曲のMTVにも力が入っていましたね。音楽だけでなく映像でも楽しめました。"Thriller"に引き続き、これはもう短編映画です。『Thriller』から『Bad』にかけて、MTV界に革命をもたらした曲でもありました。
今週 先週 song / artist
1 1 BAD / MICHAEL JACKSON
2 2 CAUSING A COMMOTION / MADONNA
3 5 I THINK WE'RE ALONE NOW / TIFFANY
4 7 MONY MONY "LIVE" / BILLY IDOL
5 6 CASANOVA / LEVERT
6 9 LITTLE LIES / FLEETWOOD MAC
7 8 LET ME BE THE ONE / EXPOSE
8 3 U GOT THE LOOK / PRINCE
9 13 BREAKOUT / SWING OUT SISTER
10 16 BRILLIANT DISGUISE / BRUCE SPRINGSTEEN
11 15 IT'S A SIN / PET SHOP BOYS
12 20 (I'VE HAD) THE TIME OF MY LIFE / BILL MEDLEY & JENNIFER WARNES
13 4 LOST IN EMOTION / LISA LISA & CULT JAM
14 18 WHERE THE STREETS HAVE NO NAME / U2
15 23 HEAVEN IS A PLACE ON EARTH / BELINDA CARLISLE
16 22 DON'T MAKE ME WAIT FOR LOVE / KENNY G(VOCAL BY LENNY WILLIAMS)
17 26 SHOULD'VE KNOW BETTER / RICHARD MARX
18 17 YOU ARE THE GIRL / THE CARS
19 11 HERE I GO AGAIN / WHITESNAKE
20 10 CARRIE / EUROPE
21 25 I'VE BEEN IN LOVE BEFORE / CUTTING CREW
22 19 IN MY DREAMS / REO SPEEDWAGON
23 12 WHO WILL YOU RUN TO / HEART
24 28 THE ONE I LOVE / R.E.M.
25 29 I WON'T FORGET YOU / POISON
26 14 PAPER IN FIRE / JOHN COUGAR MELLENCAMP
27 30 COME ON, LET'S GO / LOS LOBOS
28 34 WE'LL BE TOGETHER / STING
29 33 HOURGLASS / SQUEEZE
30 21 I HEARD A RUMOUR (FROM "DISORDERLIES") / BANANARAMA
31 35 BOYS NIGHT OUT / TIMOTHY B. SCHMIT
32 31 HOLIDAY / THE OTHER ONES
33 37 SHAKE YOUR LOVE / DEBBIE GIBSON
34 40 DON'T YOU WANT ME / JODY WATLEY
35 24 DIDN'T WE ALMOST HAVE IT ALL / WHITNEY HOUSTON
36 36 BETCHA SAY THAT / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
37 54 FAITH / GEORGE MICHAEL
38 43 CATCH ME / PRETTY POISON
39 41 SUGAR FREE / WA WA NEE
40 42 LOVE WILL FIND A WAY / YES
この頃のMaichaelとWhitneyはシングルを出せば1位っていう勢いでした。
1stシングルはバラード系でしたが、アルバムタイトルのこの曲はアップテンポの彼らしい楽曲でした。
それでも1位2週間で上がるのも下がるのも早すぎましたね。
だんだんイギリスのチャートアクションみたいになってきて、ロングヒットが少なくなりました。
18分の長いPVを観ると…“Bad”の大意はなんとなく伝わってきます。
カッコだけのワルは本当の“Bad”じゃない。
カッコだけじゃなく生き方も含め、真剣に向き合ってるのか、そういうヤツが“Bad”なんだ、と。
ここでいう“Bad”って“カッコいいヤツ”という意味なんだろうと感じます。
そうでしたよね、この頃のMichael JacksonにWhitney Houston、ほぼシングルを出せば1位が確定、っていう冗談のようなチャートでした。70年代後半のビージーズ以来ですね。
それにしても、アルバムを売るためなんでしょうか、シングル向きの曲満載だからなのでしょうか、次から次へとシングルカット、いくら良い曲でも、ヒットが短命で終わるのも仕方ないでしょう。
この曲のPVですが、凄いPV作りましたね。こういうPVを作ったのも、マイケルとクインシーの革命的な創作活動でしょう。音楽を聞かせていりゃあいい、だけじゃない、っていうメッセージでしょうか。
なるほど!「Bad」は、「犯罪まがいのことをするヤツ」ではなくって、「世の中に迎合するではなく、真剣に生きるカッコイイやつ」でしょうか。
マイケルのお友達ですもんね😃
79年→82年→87年、アルバムリリースのサイクルが長くて寡作でした。
奇しくもこのアルバムリリースの時期はFleetwood Macと同じような時期でした。
今回も♪Thriller♪と同じようにPVに力が入っていましたね。
初心者時代でしたが80年にオフザウォールはお姉が買ってきましたが、レコード店で見たタスク。二枚組の分厚さと、肌色ジャケットにちょこっと写真の仔犬。
「聴きたいと思わないけどジャケットいいな、欲しいな」くらいには思いました。タスク(曲)もセーラも知らなかったけど。
翌年にはライブ二枚組が出てましたがこちらはメンバーが後ろ向き?
ここでニックスさんの容貌ががジャケ写でフィーチャされていたら、ベラドナより早くファンになっていたかも知れんですな😃
当時はご存じ、ヘヴィメタ・ムーブメントの真っ只中。
その勢いに乗ってこのアルバムも1位になるのではと思われましたが、結局このアルバムは2位どまり。
そんな『Whitesnake』の1位を阻止したのが、マイケルの『Bad』でした。
そういえば、マイケルに阻まれて1位になれなかったアルバムとしては、他にはジャーニーの『フロンティアーズ』とヴァン・ヘイレンの『1984』があります。
これらのアルバムの1位を阻止したのは、言わずと知れたマイケル・ジャクソンの『スリラー』。
ジャーニー、ヴァン・ヘイレン、ホワイトスネイク。
マイケルに1位を阻まれたアーティストには、何かしらの共通点があるように思えるのは私だけでしょうか。
もちろん、『スリラー』に関しては、ジャーニーやヴァン・ヘイレンのほかにも、アルバム1位を阻止されたアーティストは、他に入ると思うのですが。
逆に♪Thrilller♪を1位から蹴落としたのは♪Syncrinicity♪だったでしょうか。
この♪Bad♪の次のシングルは、ちょっと壮大な♪Man In The Mirror♪とポップな♪The Way You Make Me Feel♪だったと記憶しているので、♪Bad♪が一番ダンサブルな曲でした。
♪Thriller♪からは2nd、3rd、4thとダンサブルなシングルが多かったです。