1983年10月29日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、3位から上がっての1位はKenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。カントリー界の大御所二人のデュエットです。
両者とも50年代から活躍していますが、Kenny Rogersについては1980年の"Lady"以来、Dolly Partonについては1980年の"9 to 5"以来、両者とも2曲目のNo.1ヒットです。
2位は4週間の1位からダウン、Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"。Bonnie Tylerですが、1977年に3位を記録した初めてのヒット曲"It's a Heartache"以来2曲目のTop40ヒットがNo.1獲得です。
3位は5位からアップ、Lionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くTop3ヒットです。
4位は前週と変わらずこれで4週目の4位、Spandau Balletの"True"。Spandau Ballet、イギリスでは大ヒットを連発する人気歌手ですが、アメリカではこの曲が初めてのTop40ヒットです。
5位は6位からアップ、The Fixxの"One Thing Leads to Another"、2曲目のTop40ヒットで初めてのTop5入りです。
この週3週間続けた2位からダウンしての6位はAir Supplyの"Making love Out of nothing at all"。
最高位はこの3週間の2位、年間チャートは66位。年間チャートは年度の途中にかかってしまい66位止まりでしたが、チャート記録としてはHot100に25週、Top40に17週エントリーする大ヒットでした。
Air Supplyですが、Graham RussellとRussell Hitchcockの2枚ボーカルが看板のオーストラリア出身のソフトロックグループ。
デビューアルバム『Air Supply』のリリースは1976年。ヒットしたのは母国オーストラリアのみで、それから1980年まで4枚のアルバムは母国のみのヒットで、アメリカでは話題になりませんでした。
アメリカでのヒットは1980年にリリースした5枚目のスタジオアルバム『Lost in Love』からのシングル"Lost in Love"が3位を記録する大ヒット、アメリカでの人気を確立します。それからの活躍は凄いものでした。"Lost in Love"から、1位を記録した"The One That You Love"を含め7曲連続のTop5ヒットを記録します。
1982年にリリースした7枚目のアルバム『Now and Forever』ではファーストシングルの"Even the Nights Are Better"こそ5位を記録しますが、その他のシングルは30位台に沈み、人気に陰りが出てきたか、と思っていました。
そんな時に彼らの初めてのベスト盤『Greatest Hits』に納められた新曲"Making love Out of nothing at all"がチャートを駆け上がり2位を記録する大ヒットになりました。
さてこの曲"Making love Out of nothing at all"ですが、Bonnie Tylerの週で話題になりました、曲の作者、プロデュースはJim Steinman。
まさにJim Steinmanお得意のドラマティックバラードロックです。Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"よりも「さらにJim Steinmanらしい!」といってもいいパワーバラードですね。
Air Supplyですが、メンバーは何人かいたようですが、基本的にはGraham RussellとRussell Hitchcockの二人のグループです。
この曲のPVにも二人しか出てきません。
この曲のギターにはRick Derringerの名前があります。途中のカッコイイギターソロはRick Derringerなのでしょうか?
この曲はBonnie Tylerもカバーしています。このPVはfeat. Air Supply版です。
今週 先週 song / artist
1 3 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
2 1 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
3 5 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
4 4 TRUE / SPANDAU BALLET
5 6 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
6 2 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
7 7 KING OF PAIN / POLICE
8 8 DELIRIOUS / PRINCE
9 10 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
10 15 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
11 19 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
12 12 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
13 9 BURNING DOWN THE HOUSE / TALKING HEADS
14 21 CUM ON FEEL THE NOISE / QUIET RIOT
15 16 IF ANYONE FALLS / STEVIE NICKS
16 18 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
17 17 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
18 11 THE SAFTEY DANCE / MEN WITHOUT HATS
19 23 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
20 26 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
21 13 TELL HER ABOUT IT / BILLY JOEL
22 14 SEXY + 17 / STRAY CATS
23 32 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
24 25 THIS TIME / BRYAN ADAMS
25 29 LOVE IS STRANGE / EURYTHMICS
26 20 BIG LOG / ROBERT PLANT
27 34 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
28 28 DR. HECKYLL & MR. JIVE / MEN AT WORK
29 31 FOOLIN' / DEF LEPPARD
30 - SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
31 33 CAN'T SHAKE LOOSE / AGNETHA FALTSKOG
32 22 PROMISES, PROMISES / NAKED EYES
33 38 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
34 39 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
35 41 QUEEN OF THE BROKEN HEARTS / LOVERBOY
36 42 AUTOMATIC MAN / MICHAEL SEMBELLO
37 27 HOW AM I SUPPOSED TO LIVE WITHOUT YOU / LAURA BRANIGAN
38 45 HOW MANY TIMES CAN WE SAY GOODBYE / DIONNE WARWICK & LUTHER VANDROSS
39 47 MIRROR MAN / HUMAN LEAGUE
40 54 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
両者とも50年代から活躍していますが、Kenny Rogersについては1980年の"Lady"以来、Dolly Partonについては1980年の"9 to 5"以来、両者とも2曲目のNo.1ヒットです。
2位は4週間の1位からダウン、Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"。Bonnie Tylerですが、1977年に3位を記録した初めてのヒット曲"It's a Heartache"以来2曲目のTop40ヒットがNo.1獲得です。
3位は5位からアップ、Lionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くTop3ヒットです。
4位は前週と変わらずこれで4週目の4位、Spandau Balletの"True"。Spandau Ballet、イギリスでは大ヒットを連発する人気歌手ですが、アメリカではこの曲が初めてのTop40ヒットです。
5位は6位からアップ、The Fixxの"One Thing Leads to Another"、2曲目のTop40ヒットで初めてのTop5入りです。
この週3週間続けた2位からダウンしての6位はAir Supplyの"Making love Out of nothing at all"。
最高位はこの3週間の2位、年間チャートは66位。年間チャートは年度の途中にかかってしまい66位止まりでしたが、チャート記録としてはHot100に25週、Top40に17週エントリーする大ヒットでした。
Air Supplyですが、Graham RussellとRussell Hitchcockの2枚ボーカルが看板のオーストラリア出身のソフトロックグループ。
デビューアルバム『Air Supply』のリリースは1976年。ヒットしたのは母国オーストラリアのみで、それから1980年まで4枚のアルバムは母国のみのヒットで、アメリカでは話題になりませんでした。
アメリカでのヒットは1980年にリリースした5枚目のスタジオアルバム『Lost in Love』からのシングル"Lost in Love"が3位を記録する大ヒット、アメリカでの人気を確立します。それからの活躍は凄いものでした。"Lost in Love"から、1位を記録した"The One That You Love"を含め7曲連続のTop5ヒットを記録します。
1982年にリリースした7枚目のアルバム『Now and Forever』ではファーストシングルの"Even the Nights Are Better"こそ5位を記録しますが、その他のシングルは30位台に沈み、人気に陰りが出てきたか、と思っていました。
そんな時に彼らの初めてのベスト盤『Greatest Hits』に納められた新曲"Making love Out of nothing at all"がチャートを駆け上がり2位を記録する大ヒットになりました。
さてこの曲"Making love Out of nothing at all"ですが、Bonnie Tylerの週で話題になりました、曲の作者、プロデュースはJim Steinman。
まさにJim Steinmanお得意のドラマティックバラードロックです。Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"よりも「さらにJim Steinmanらしい!」といってもいいパワーバラードですね。
Air Supplyですが、メンバーは何人かいたようですが、基本的にはGraham RussellとRussell Hitchcockの二人のグループです。
この曲のPVにも二人しか出てきません。
この曲のギターにはRick Derringerの名前があります。途中のカッコイイギターソロはRick Derringerなのでしょうか?
この曲はBonnie Tylerもカバーしています。このPVはfeat. Air Supply版です。
今週 先週 song / artist
1 3 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
2 1 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
3 5 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
4 4 TRUE / SPANDAU BALLET
5 6 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
6 2 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
7 7 KING OF PAIN / POLICE
8 8 DELIRIOUS / PRINCE
9 10 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
10 15 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
11 19 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
12 12 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
13 9 BURNING DOWN THE HOUSE / TALKING HEADS
14 21 CUM ON FEEL THE NOISE / QUIET RIOT
15 16 IF ANYONE FALLS / STEVIE NICKS
16 18 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
17 17 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
18 11 THE SAFTEY DANCE / MEN WITHOUT HATS
19 23 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
20 26 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
21 13 TELL HER ABOUT IT / BILLY JOEL
22 14 SEXY + 17 / STRAY CATS
23 32 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
24 25 THIS TIME / BRYAN ADAMS
25 29 LOVE IS STRANGE / EURYTHMICS
26 20 BIG LOG / ROBERT PLANT
27 34 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
28 28 DR. HECKYLL & MR. JIVE / MEN AT WORK
29 31 FOOLIN' / DEF LEPPARD
30 - SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
31 33 CAN'T SHAKE LOOSE / AGNETHA FALTSKOG
32 22 PROMISES, PROMISES / NAKED EYES
33 38 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
34 39 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
35 41 QUEEN OF THE BROKEN HEARTS / LOVERBOY
36 42 AUTOMATIC MAN / MICHAEL SEMBELLO
37 27 HOW AM I SUPPOSED TO LIVE WITHOUT YOU / LAURA BRANIGAN
38 45 HOW MANY TIMES CAN WE SAY GOODBYE / DIONNE WARWICK & LUTHER VANDROSS
39 47 MIRROR MAN / HUMAN LEAGUE
40 54 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
Air Supplyなんと8曲目のTop5ヒットです。
№1こそ1曲ですが、80年代に入ってからは、Hall&Oatesよりも数多くのTop5ヒットを出しました。
J.Steinmanの曲ですが、さすがに彼流の曲作りは、Air Supplyにはちょっと重すぎではないでしょうか。
Air Suppluyにはもう少し軽めでよかったのではないでしょうか。
それでも2位を記録したのは、さすがAir Supplyでしたが、この曲が最後のTop10ヒットになったのでは。
"Making love out of nothing at all"...何もないところから「愛」を作ることのできるひと...何でもできるはずのモテ男?が初めて愛を知ることができた、その感動がドラマチックな展開と重なります。
エアサプライは2人のメンバーのほか、演奏メンバーは以前から決まっていましたが、この曲のレコーディングに関しては、ジム・ステインマンがリードを取り、ブルース・スプリングスティーンのバックで有名なE・Street Bandのドラマー(ロイ・ビタン)とドラム(マックス・ワインバーグ)、そしてギターにリック・デリンジャーを起用し、オペラ風の演奏をしたとのことです(Wikipedeia情報)。
言葉で圧してくるからです。
歌を歌うのに必要な文字数てあると思うのですが、ジムスタのは多すぎる、しかも無駄に、と思います。
浮かんできたのは橋田壽賀子のドラマの長ゼリフ。
それが「渡る世間」の見処らしいのですが、おかしいだろう、表現力不足の脚本家の反則だろう、、、という故ナンシー関氏の言葉をジムスタに伝えたいですね。
加えて音時さん発言の、歌い出しの同じフレーズの連発は、この先あんま良い展開はなさそー、とも思わせるものであります。
自力であれだけ売れたんだから、ヤングラブとトゥーレスロンリーを失敗と思わず、エアサプライはこの曲を引き受けなければ良かったのになあ。
大袈裟で❌なのはオールアウトオブラブ。
大袈裟ながら⭕なのがスイートドリームズ。
5位止まりの4曲は大好き。
グラハムで始まる曲が好き。
頑張れエアサプライ!
(´・○・`) ニドサムワントゥホーミーウォウウォォー♪
作者がJ.Steinmanとくれば、Air Supplyでなくてもよかったのでは、とも思います。
Air SupplyにしてもGreatest Hitsで従来とは異なったアプローチにチャレンジしたのかもしれませんね。
B.Mannillowの♪Read'em And Weep♪はもう少し軽めのタッチでしたが。
Air Supplyはそうですよね、8曲目でした。たった4年間ですから凄い人気ですね。そうか、Hall&Oates越えですか。
ちょっと人気に陰りが出てきたAir Supplyが、違うアプローチで2位に復活しましたね。
ジム・ステインマンということもあり、演奏は実にドラマチックな展開でしたが、歌詞もドラマチックなのですね(「渚の誓い』はただのイメージで多分歌詞には関係ないんじゃないか、とは思っていました)
ギターのリック・デリンジャーは記事にも書きましたが、その他E・Street Bandも入っていたのですか。そういえばブルース・スプリングスティーンも「ビコーズ・ザ・ナイト」などドラマチックな曲がありました。
ジム・ステインマンが曲を作ると、どうしても歌っているアーチストではなくジム・ステインマンの話題になってしまいます。それだけ彼にしか生み出せないオリジナリティあふれるソングライターなのでしょう。
ミート・ローフなどはそれが嫌で一時彼と離れてしまったのでしょう。
ジム・ステインマンには皆さん好き嫌いがありますが、それはそれで天才ミュージシャンというところでしょうか。
私としてはジム・ステインマン好きなんですが、時々聞くのが良いです。続けて聞くと疲れます。
E・Street Bandがバックに入っていたとは知りませんでした。ジム・ステインマン+E・Street Bandという構成は、それだけでやたら盛り上がる曲だってわかります。
Air Supplyでなくても良かったっていうのもその通りかもしれませんね。Air Supplyはワンパターンなところに限界を感じていたのかも。新しい音楽に挑戦したのかもしれませんね。それが成功だったのか?2位にはなりましたが、残念ながら最後の大ヒットになってしまいました。
そうですね、Air Supplyの勢いが落ちてきたのは、80年代に入ってからのAOR、産業ロック系の曲がヒットした、ひとつの時代の終わりを告げるものなのかもしれませんね。
70年代末から80年代初期のAOR、産業ロック全盛時代は、個人的にも大学生の4年間でもあり、一番ヒットチャートにのめりこんでいた時代でもありました。
ボニータイラーも中途半端に聴かれていたようだし。
マニロウの手紙も分からなすぎで覚えにくくて…。
ただマニロウはこの年前半の、君は恋フレンドは悲しいイケイケ、君はルッキンホットはカッコいいイケイケ、だったので手紙も期待していたんですがね。