1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年11月14日付、2週目の1位はTiffanyの"I Think We're Alone Now"。Tiffanyですが、アメリカロサンジェルス出身のシンガー・ソングライター。デビューアルバムからの、この曲は2曲目のシングルですが、1曲目のシングルはヒットせず、2曲目のシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、ついにNo.1獲得です。
2位は3位からアップ、Billy Idolの"Mony Mony (live)"。この曲、1968年のTommy James and the Shondellsバージョンがオリジナル。最高位3位を記録した曲です。Billy Idolですが、1982年に最高位23位を記録した"Hot in the City"が初のTop40ヒット、この曲で、8曲目のTop40ヒットで、最高位4位の"Eyes Without a Face"に続く2曲目のTop5ヒット、初めて2位まで上がってきました。
3位は6位からアップ、Bill Medley & Jennifer Warnesの"(I've Had) The Time of My Life"。映画『Dirty Dancing』のテーマです。Bill Medleyですが、アメリカのポップスデュオThe Righteous Brothersの一員、The Righteous Brothersでは、2曲のNo.1ヒットを含め、この曲までに10曲のTop40ヒットを持っています。一方のJennifer Warnesですが、アメリカのポップス歌手。1982年にJoe Cockerとのデュエット"Up Where We Belong" がNo.1を獲得、76年に最高位6位を記録した"Right Time of the Night"を含め、この曲で4曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。
4位は前週と変わらず2週目の4位、Fleetwood Macの"Little Lies"。Fleetwood Macですが、もちろんみなさんご存じ、デビューは1960年代までさかのぼる伝統あるロックグループ、数々のメンバーチェンジを繰り返し、音楽性を変えながら、特に1970年代半ば以降はソフトロック路線に転換して世界的な知名度を誇るロックグループです。シングルヒットでは、最高位20位の"Over My Head"を皮切りに、この曲で16曲目のTop40ヒット、No.1となった"Dreams"を含め、5曲目のTop5ヒットとなりました。
5位は11位からジャンプアップ、Belinda Carlisleの"Heaven Is A Place On Earth"。Belinda Carlisleですが、そうです、女性ロックグループThe Go-Go'sのボーカリスト。The Go-Go'sでは、最高位2位の"We Got the Beat"を筆頭に5曲のTop40ヒット、ソロになってからは、86年にソロデビューシングル"Mad About You"が最高位3位、この曲が2曲目のソロヒットで、5位まで上がってきました。
この週2週目の1位はTiffanyの"I Think We're Alone Now"。1位はこの2週間、年間チャートは18位。初のヒットシングルが大ヒットになりました。
Tiffanyですが、アメリカカリフォルニア・ロサンジェルス出身のポップス歌手。Tiffany Darwishが本名です。
そのTiffany Darwishですが、1971年生まれとのことなので、この87年ではまだ16歳。デビューはこの前年なので、15歳でデビューした、期待の新人女性ボーカルです。歌がうまく、アマチュアの音楽大会(いわゆるアメリカ版のど自慢ですね)でいつも上位に入り、スカウトされ、デビューしました。
ちょっと前に大人気となったDebbie Gibsonは1970年生まれ、10代の女性ボーカルリストが相次いでチャートの上位に進出、80年代後半から90年代前半にかけて、女性ソロボーカリストのブームが到来しました。
"I Think We're Alone Now"邦題は「ふたりの世界」、デビューアルバム『Tiffany』からのセカンドシングル。ファーストシングル"Danny"は空振りで、全くヒットしなかったようですが、セカンドシングルで大ブレイクしました。
この"I Think We're Alone Now"ですが、オリジナルはTommy James and the Shondellsの1967年のヒット曲、最高位は3位、年間チャート12位の大ヒット曲です。曲の作者はソングライターのRitchie Cordell。Ritchie CordellはTommy James and the Shondellsの曲をいくつか手掛けています。近々もう1曲私のブログにも出てくる予定ですよ。
そのTommy James and the Shondellsのヒット曲、もともとアップテンポの曲ではありましたが、その曲をダンスバージョンにして、弱冠15歳のTiffanyのボーカルにより、若者向けに復活しました。
こちらがオリジナルのTommy James and the Shondellsバージョン。最高位3位、年間12位の大ヒットでした。
今週 先週 song / artist
1 1 I THINK WE'RE ALONE NOW / TIFFANY
2 3 MONY MONY "LIVE" / BILLY IDOL
3 6 (I'VE HAD) THE TIME OF MY LIFE / BILL MEDLEY & JENNIFER WARNES
4 4 LITTLE LIES / FLEETWOOD MAC
5 11 HEAVEN IS A PLACE ON EARTH / BELINDA CARLISLE
6 7 BREAKOUT / SWING OUT SISTER
7 8 BRILLIANT DISGUISE / BRUCE SPRINGSTEEN
8 2 CAUSING A COMMOTION / MADONNA
9 10 IT'S A SIN / PET SHOP BOYS
10 14 SHOULD'VE KNOW BETTER / RICHARD MARX
11 5 BAD / MICHAEL JACKSON
12 16 I'VE BEEN IN LOVE BEFORE / CUTTING CREW
13 13 WHERE THE STREETS HAVE NO NAME / U2
14 18 THE ONE I LOVE / R.E.M.
15 19 I WON'T FORGET YOU / POISON
16 9 LET ME BE THE ONE / EXPOSE
17 20 WE'LL BE TOGETHER / STING
18 24 SHAKE YOUR LOVE / DEBBIE GIBSON
19 27 FAITH / GEORGE MICHAEL
20 15 DON'T MAKE ME WAIT FOR LOVE / KENNY G(VOCAL BY LENNY WILLIAMS)
21 21 COME ON, LET'S GO / LOS LOBOS
22 23 HOURGLASS / SQUEEZE
23 26 DON'T YOU WANT ME / JODY WATLEY
24 12 CASANOVA / LEVERT
25 30 IS THIS LOVE / WHITESNAKE
26 25 BOYS NIGHT OUT / TIMOTHY B. SCHMIT
27 29 CATCH ME / PRETTY POISON
28 32 SKELETONS / STEVIE WONDER
29 38 SO EMOTIONAL / WHITNEY HOUSTON
30 17 U GOT THE LOOK / PRINCE
31 35 VALERIE / STEVE WINWOOD
32 40 THAT'S WHAT LOVE IS ALL ABOUT / MICHAEL BOLTON
33 41 DUDE (LOOKS LIKE A LADY) / AEROSMITH
34 37 LOVE WILL FIND A WAY / YES
35 36 SUGAR FREE / WA WA NEE
36 22 LOST IN EMOTION / LISA LISA & CULT JAM
37 42 I DO YOU / JETS
38 44 GOT MY MIND SET ON YOU / GEORGE HARRISON
39 43 TELL IT TO MY HEART / TAYLOR DAYNE
40 50 CHERRY BOMB / JOHN COUGAR MELLENCAMP
2位は3位からアップ、Billy Idolの"Mony Mony (live)"。この曲、1968年のTommy James and the Shondellsバージョンがオリジナル。最高位3位を記録した曲です。Billy Idolですが、1982年に最高位23位を記録した"Hot in the City"が初のTop40ヒット、この曲で、8曲目のTop40ヒットで、最高位4位の"Eyes Without a Face"に続く2曲目のTop5ヒット、初めて2位まで上がってきました。
3位は6位からアップ、Bill Medley & Jennifer Warnesの"(I've Had) The Time of My Life"。映画『Dirty Dancing』のテーマです。Bill Medleyですが、アメリカのポップスデュオThe Righteous Brothersの一員、The Righteous Brothersでは、2曲のNo.1ヒットを含め、この曲までに10曲のTop40ヒットを持っています。一方のJennifer Warnesですが、アメリカのポップス歌手。1982年にJoe Cockerとのデュエット"Up Where We Belong" がNo.1を獲得、76年に最高位6位を記録した"Right Time of the Night"を含め、この曲で4曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。
4位は前週と変わらず2週目の4位、Fleetwood Macの"Little Lies"。Fleetwood Macですが、もちろんみなさんご存じ、デビューは1960年代までさかのぼる伝統あるロックグループ、数々のメンバーチェンジを繰り返し、音楽性を変えながら、特に1970年代半ば以降はソフトロック路線に転換して世界的な知名度を誇るロックグループです。シングルヒットでは、最高位20位の"Over My Head"を皮切りに、この曲で16曲目のTop40ヒット、No.1となった"Dreams"を含め、5曲目のTop5ヒットとなりました。
5位は11位からジャンプアップ、Belinda Carlisleの"Heaven Is A Place On Earth"。Belinda Carlisleですが、そうです、女性ロックグループThe Go-Go'sのボーカリスト。The Go-Go'sでは、最高位2位の"We Got the Beat"を筆頭に5曲のTop40ヒット、ソロになってからは、86年にソロデビューシングル"Mad About You"が最高位3位、この曲が2曲目のソロヒットで、5位まで上がってきました。
この週2週目の1位はTiffanyの"I Think We're Alone Now"。1位はこの2週間、年間チャートは18位。初のヒットシングルが大ヒットになりました。
Tiffanyですが、アメリカカリフォルニア・ロサンジェルス出身のポップス歌手。Tiffany Darwishが本名です。
そのTiffany Darwishですが、1971年生まれとのことなので、この87年ではまだ16歳。デビューはこの前年なので、15歳でデビューした、期待の新人女性ボーカルです。歌がうまく、アマチュアの音楽大会(いわゆるアメリカ版のど自慢ですね)でいつも上位に入り、スカウトされ、デビューしました。
ちょっと前に大人気となったDebbie Gibsonは1970年生まれ、10代の女性ボーカルリストが相次いでチャートの上位に進出、80年代後半から90年代前半にかけて、女性ソロボーカリストのブームが到来しました。
"I Think We're Alone Now"邦題は「ふたりの世界」、デビューアルバム『Tiffany』からのセカンドシングル。ファーストシングル"Danny"は空振りで、全くヒットしなかったようですが、セカンドシングルで大ブレイクしました。
この"I Think We're Alone Now"ですが、オリジナルはTommy James and the Shondellsの1967年のヒット曲、最高位は3位、年間チャート12位の大ヒット曲です。曲の作者はソングライターのRitchie Cordell。Ritchie CordellはTommy James and the Shondellsの曲をいくつか手掛けています。近々もう1曲私のブログにも出てくる予定ですよ。
そのTommy James and the Shondellsのヒット曲、もともとアップテンポの曲ではありましたが、その曲をダンスバージョンにして、弱冠15歳のTiffanyのボーカルにより、若者向けに復活しました。
こちらがオリジナルのTommy James and the Shondellsバージョン。最高位3位、年間12位の大ヒットでした。
今週 先週 song / artist
1 1 I THINK WE'RE ALONE NOW / TIFFANY
2 3 MONY MONY "LIVE" / BILLY IDOL
3 6 (I'VE HAD) THE TIME OF MY LIFE / BILL MEDLEY & JENNIFER WARNES
4 4 LITTLE LIES / FLEETWOOD MAC
5 11 HEAVEN IS A PLACE ON EARTH / BELINDA CARLISLE
6 7 BREAKOUT / SWING OUT SISTER
7 8 BRILLIANT DISGUISE / BRUCE SPRINGSTEEN
8 2 CAUSING A COMMOTION / MADONNA
9 10 IT'S A SIN / PET SHOP BOYS
10 14 SHOULD'VE KNOW BETTER / RICHARD MARX
11 5 BAD / MICHAEL JACKSON
12 16 I'VE BEEN IN LOVE BEFORE / CUTTING CREW
13 13 WHERE THE STREETS HAVE NO NAME / U2
14 18 THE ONE I LOVE / R.E.M.
15 19 I WON'T FORGET YOU / POISON
16 9 LET ME BE THE ONE / EXPOSE
17 20 WE'LL BE TOGETHER / STING
18 24 SHAKE YOUR LOVE / DEBBIE GIBSON
19 27 FAITH / GEORGE MICHAEL
20 15 DON'T MAKE ME WAIT FOR LOVE / KENNY G(VOCAL BY LENNY WILLIAMS)
21 21 COME ON, LET'S GO / LOS LOBOS
22 23 HOURGLASS / SQUEEZE
23 26 DON'T YOU WANT ME / JODY WATLEY
24 12 CASANOVA / LEVERT
25 30 IS THIS LOVE / WHITESNAKE
26 25 BOYS NIGHT OUT / TIMOTHY B. SCHMIT
27 29 CATCH ME / PRETTY POISON
28 32 SKELETONS / STEVIE WONDER
29 38 SO EMOTIONAL / WHITNEY HOUSTON
30 17 U GOT THE LOOK / PRINCE
31 35 VALERIE / STEVE WINWOOD
32 40 THAT'S WHAT LOVE IS ALL ABOUT / MICHAEL BOLTON
33 41 DUDE (LOOKS LIKE A LADY) / AEROSMITH
34 37 LOVE WILL FIND A WAY / YES
35 36 SUGAR FREE / WA WA NEE
36 22 LOST IN EMOTION / LISA LISA & CULT JAM
37 42 I DO YOU / JETS
38 44 GOT MY MIND SET ON YOU / GEORGE HARRISON
39 43 TELL IT TO MY HEART / TAYLOR DAYNE
40 50 CHERRY BOMB / JOHN COUGAR MELLENCAMP
Tiffanyの1位にも驚きでしたが、なんと、1位、2位ともにTommy James and the Shondellsのカヴァーだったんですね。
カヴァーが1位と2位というのは、過去にありましたか。
この曲はてっきり1stシングルだと思っていたのですが、それはさっぱりで2ndシングルだたんですね。
そうなんですよね、カバーというか、なんと20年前のヒット曲が1位、2位のワンツーフィニッシュ、そんなことはもちろん初めてでしょう。
Tommy Jamesといえば、"Three Times In Love"という曲が80年にTop20入りしましたね。いい曲でした。
このビデオで当時15歳ですか?ジョービズに慣れてそうだなあ、という以上に貫禄まであるような。
比較されるギブソンさんが一曲ずつ「自作曲でまだこんなイイのがあるのか❗」と評価をあげていったのに対し、Tiffanyは(知らなかったダニはともかく)1曲目でムーブメントを作ったような気がしまして、確かLPも1位になってましたかね?
とてつもないヤツでしたねー😃
ションデルズの最初のヒット曲hanky pankyは1966年のNo.1ヒット…トミー・ジェームズは1947年生まれなのでオリジナルの人もカバーの人も10代でNo.1ヒットを出したことになりますね。
大人たちが「行儀よくしろ」「悪い遊びはするな」と注意する。私たち二人で暗い所に隠れちゃおうか?手をつないで思いっきり駈けだして行こう。そしたら私たち二人きりになれる。二人の鼓動も一つに感じる。私たち二人のこういう“遊び”は大人たちには黙っていようね…。
2013 年に Lorde(ロード)が、「Royals」を全米No1ヒットにして、翌年はグラミーも取って注目されました。「Royals」がNoになったとき、Lordeは16歳11ヶ月で最年少No1ヒットに惜しくもならなかった…と注目されました。全米No1ヒットを出した最年少記録は、1987年のティファニー「16歳1ヶ月」です。
まぁティモッシーもティムなんでしょうけど、ちょと日本人からしたらクセありますよね?
ギブソンさんだとデブて呼ばれたりするんですかね?
あとニックスさんをスティーブと呼ぶのもなんだかなあ、とモヤモヤいたしますです😫
そうですよね、Tiffany、このとき16歳、それにしては貫禄ありますね。
アルバムチャートでは1位に2週間、年間チャートも9位でしたが、Debbie Gibsonのファーストアルバムは、最高位こそ7位でしたが、年間チャートでは7位、多少ですが、アルバムはDebbie Gibsonの方に軍配が上がりました。まあ、どちらも16,17歳には思えない活躍でした。
でも、意外とオリジナルのほうが、私は好きかな。
ティファニーに代わって1位になるビリー・アイドルも、たしか、トミー・ジェームズのカバーだったんですよね。
この時期、彼のちょっとしたムーブメントが起きていた状態です。
ところで、そのティファニーさん。
現在でも精力的に活動されているそうですが、何年か前に、現在の彼女のお姿を拝見したことがあります。
そしたらもう「青春を返せ!」状態でした。
それでもファンは、「どんな状態になっても、ティファニーはティファニーだから」と許せちゃうんでしょうね。
あのマドンナだって、あんなことになっても「マドンナはマドンナだから」と納得するファン。
いったいファンにとっての我慢の限度ってどこまでしょう?
もしかして天地真理を基準にしているのかしら?
そうでした、思い出しました。"Crimson and Clover"もTommy James and the Shondellsでした。
The Shondellsバージョンは、No.1を記録した大ヒットでしたね。
The ShondellsのデビューシングルもNo.1でしたか。大人気でしたね。まだ10代でしたか、すごい才能の持ち主です。
この曲、Tommy James and the Shondellsの曲にもかかわらず、最年少1位を記録したTiffanyのために書かれたような曲だったですね。初の大ヒットに結びついた、選曲の勝利だったでしょうか。
そうか、Lordeは16歳11ヶ月でNo1だったですか、Lordeも抜けなかったいまだ最年少記録、偉大な記録ですね。