ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

1980年5月24日付 ビルボード 全米 Top40 ブロンディ Blondie - Call me

2016-05-27 18:31:50 | 1980年ビルボードTop40
1980年5月24日付ビルボード All American Top40、この週で6週目の1位の年度を代表する大ヒットになりました、Blondieの"Call Me"。Blondie、1979年4月に1週のみでしたが1位を記録した"Heart Of Glass"以来のNo.1。グループ2曲目の1位です。

2位は4位からジャンプアップ、Lipps,Inc.の"Funkytown"。Lipps,Inc.ですが、アメリカミネソタ州ミネアポリスで結成されたディスコソングユニットで、もちろん初めてのヒット曲で2位まで上がってきました。
3位は前週と変わらずこれで4週目の3位、Air Supplyの"Lost In Love"。オーストラリア出身のバンドで母国では人気のバンドでしたが、アメリカでは初めてのヒットです。
4位は8位からアップ、Kenny Rogers feat. Kim Carnesの"Don't Fall In Love With A Dreamer"。Kenny Rogersとしては3位を記録した"Coward Of The County"以来のTop5ヒット、Kim Carnesは初めてのTop40ヒットです。
5位は6位からアップ、Dr.Hookの"Sexy Eyes"。Dr.Hook、Dr.Hook & The Medicine Show時代の1972年に5位まで上がった"Sylvia's Mother"以来のTop5ヒットです。

この週1位Blondieの"Call Me"。6週連続の1位。1980年の年間チャートNo.1ソング。ビルボードが発表した1955年から2010年までの55年間の通算チャートで52位を記録した大ヒットです。

Blondieですが、アメリカを代表するロックグループ。中心はもちろんセックス・シンボルとも言われたデボラ・ハリーです。
1979年に初めてのヒット曲"Heart Of Glass"がいきなり全米No.1を記録。一躍大人気グループとなりました。
この曲"Call Me"、デボラ・ハリーとドナ・サマーのプロデューサーで有名なジョルジオ・モロダーの共作で映画『アメリカン・ジゴロ』の挿入歌です。

それにしてもこの時のチャート、1位の変遷を見るとQueenの"Crazy Little Thing Called Love"が4週間の1位→Pink Floydの"Another Brick In The Wall, Part II"が4週連続→Blondieの"Call Me"6週連続と、ロックの歴史的名曲のリレーでした。
また、その間、2位以下で終わった曲も素晴らしい曲ばかり、Air Supplyの"Lost In Love"、Christopher Crossの"Ride Like The Wind"、Dan Fogelbergの"Longer"など名曲のオンパレードでした。



今週 先週 song / artist
1 1 CALL ME / BLONDIE
2 4 FUNKYTOWN / LIPPS, INC.
3 3 LOST IN LOVE / AIR SUPPLY
4 8 DON'T FALL IN LOVE WITH A DREAMER / KENNY ROGERS w/KIM CARNES
5 6 SEXY EYES / DR. HOOK
6 10 BIGGEST PART OF ME / AMBROSIA
7 16 STOMP! / BROTHERS JOHNSON
8 11 HURTS SO BAD / LINDA RONSTADT
9 2 RIDE LIKE THE WIND / CHRISTOPHER CROSS
10 12 CARS / GARY NUMAN
11 18 AGAINST THE WIND / BOB SEGER
12 13 I CAN'T HELP IT / OLIVIA NEWTON-JOHN & ANDY GIBB
13 20 THE ROSE / BETTE MIDLER
14 19 COMING UP / PAUL MCCARTNEY & WINGS
15 15 BREAKDOWN DEAD AHEAD / BOZ SCAGGS
16 17 BRASS IN POCKET / PRETENDERS
17 9 ANOTHER BRICK IN THE WALL / PINK FLOYD
18 21 STEAL AWAY / ROBBIE DUPREE
19 26 SHE'S OUT OF MY LIFE / MICHAEL JACKSON
20 27 LITTLE JEANNIE / ELTON JOHN
21 22 HEART HOTELS / DAN FOGELBERG
22 7 YOU MAY BE RIGHT / BILLY JOEL
23 25 TRAIN IN VAIN / CLASH
24 14 PILOT OF THE AIRWAVES / CHARLIE DORE
25 29 LET'S GET SERIOUS / JERMAINE JACKSON
26 5 WITH YOU I'M BORN AGAIN / BILLY PRESTON & SYREETA
27 32 WONDERING WHERE THE LIONS ARE / BRUCE COCKBURN
28 30 THE SEDUCTION (LOVE THEME) / JAMES LAST
29 67 CUPID / SPINNERS
30 33 SHOULD'VE NEVER LET YOU GO / NEIL SEDAKA & DARA SEDAKA
31 31 LET ME BE THE CLOCK / SMOKEY ROBINSON
32 34 GEE WHIZ / BERNADETTE PETERS
33 68 LET ME LOVE YOU TONIGHT / PURE PRAIRIE LEAGUE
34 46 LADY / WHISPERS
35 35 HEADED FOR A FALL / FIREFALL
36 39 I DON'T WANT TO WALK WITHOUT YOU / BARRY MANILOW
37 40 WE LIVE FOR LOVE / PAT BENATAR
38 - IT'S STILL ROCK AND ROLL TO ME / BILLY JOEL
39 43 DON'T SAY GOODNIGHT / ISLEY BROTHERS
40 44 LOVE STINKS / J. GEILS BAND

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2 コメント

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パンチがあって好きでした (ミュウ)
2016-05-29 05:32:59
ディスコサウンドなんですが、ロック・スピリットがある曲なので、よく聴きました!
デボラハリーはまるでマイケルモンローみたいな雰囲気でしたね。
返信する
コール・ミー (星船)
2016-05-31 22:23:43
ミュウさんこんばんは。
この曲、ジョルジオ・モロダーのプロデュースだけあってテンポの良いディスコ調に、ブロンディのロックがいい感じで合わさって名曲になりました。
デボラのブロンディはいろんな音楽に挑戦する素晴らしいグループでしたね。
返信する

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