ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1987年7月18日付 ザ・システム The System - Don't Disturb This Groove

2023-07-16 19:40:16 | 1987年ビルボードTop40
1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年7月18日付、2週目の1位はHeartの"Alone "。Heartですが、デビューは1975年、デビューシングルの"Magic Man"が9位、それ以降、低迷した時期もありましたが、数々のヒットを生み出し続け、この曲で通算14曲目のTop40ヒットで、7曲目のTop10ヒット、3曲目のTop5ヒット、"These Dreams"に続き2曲目のNo.1となりました。

2位は3位からアップ、Bob Segerの"Shakedown"。Bob Seger、Bon Jovi"Wanted Dead Or Alive"の記事で出てきたばかりですが、デビューは1960年代、初のTop40ヒットが1968年の"Ramblin' Gamblin' Man"、その後しばらくヒットがなかったですが、1976年の"Night Moves"以来コンスタントにヒットを重ね、この曲で18曲目のTop40ヒットで、7曲目のTop10ヒット、6曲目のTop5ヒットです。

3位は2位からダウン、2週間の1位を記録、Whitney Houstonの"I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me) "。Whitney Houstonですが、初のTop40ヒット"You Give Good Love"が3位、続いて"Saving All My Love for You"から3曲連続のNo.1、この曲でなんと4曲連続のNo.1、まだデビューから3年、6枚のシングルのうち4曲がNo.1となる、驚異の人気です。

4位は5位からアップ、The Systemの"Don't Disturb This Groove"。The Systemですが、アメリカのシンセ・ポップデュオ。デビューは1982年ですが、ファーストアルバムを1983年にリリースしてから、既に4枚のアルバムを発表、この曲はその4枚目のアルバムからのシングルヒットで、初のTop40ヒットが4位まで上がってきました。

5位は6位からアップ、Exposéの"Point Of No Return"。Exposéですが、アメリカマイアミ出身の女性ボーカルユニット。デビューアルバムからまずは"Come Go with Me"が最高位5位、この曲が2曲目のTop40ヒットで、5位まで上がってきました。

この週4位はThe Systemの"Don't Disturb This Groove"。最高位はこの週1週間の第4位。年間チャートは57位。初のTop40ヒットが大ヒットになりました。

The Systemですが、アメリカニューヨークで1982年に結成されたポップデュオ。メンバーは、ボーカルでギターのMic Murphyと、シンセサイザー・キーボードのDavid Frank。

レコードデビューは1983年、ファーストアルバム『Sweat』をリリース。このアルバムは、大ヒットにまではなりませんでしたが、アルバムチャートでは100位以内に入り、シングルも、"You Are in My System"という曲が、Top40には届きませんでしたが、Hot100に入る小ヒットとなりました。ポップデュオと書きましたが、ファンキーなところもあり、この曲、アルバムとも、R&Bチャートでは、レギュラーチャートを上回るヒットとなりました。

その後、1984年の大ヒット映画『Beverly Hills Cop』のサントラ盤、Glenn Freyの"The Heat Is On"や、Harold Faltermeyerの"Axel F" がヒットし、サントラ盤も大ヒットしましたが、その中に、"Rock 'N Roll Me Again" という曲が提供されています。この曲良かったですよ。

さて"Don't Disturb This Groove"ですが、彼らの4枚目のアルバム『Don't Disturb This Groove』からのファーストシングル。曲の作者はメンバーのMic MurphyとDavid Frank。プロデュースもThe Systemが務めています。

この曲は、レギュラーチャートでは4位ですが、なんとR&Bチャートで1位になっているのです。ポップロックというよりも、おしゃれでダンサブルなロックでした。


こちらが映画『Beverly Hills Cop』のサントラ盤に収録されていた"Rock 'N Roll Me Again" 。曲の作者は同じくMic MurphyとDavid Frankの二人。シングルカットはされなかったようですが、これはなかなか良くできた曲でした。


今週 先週 song / artist
1 1 ALONE / HEART
2 3 SHAKEDOWN / BOB SEGER
3 2 I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(WHO LOVES ME) / WHITNEY HOUSTON
4 5 DON'T DISTURB THIS GROOVE / THE SYSTEM
5 6 POINT OF NO RETURN / EXPOSE
6 7 FUNKY TOWN / PSEUDO ECHO
7 10 I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR / U2
8 8 SOMETHING SO STRONG / CROWDED HOUSE
9 11 I WANT YOUR SEX / GEORGE MICHAEL
10 12 RHYTHM IS GONNA GET YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
11 4 SONGBIRD / KENNY G
12 15 HEART AND SOUL / T'PAU
13 13 GIRLS, GIRLS, GIRLS / MOTLEY CRUE
14 18 KISS HIM GOODBYE / THE NYLONS
15 22 CROSS MY BROKEN HEART / JETS
16 14 EVERY LITTLE KISS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
17 20 THE PLEASURE PRINCIPLE / JANET JACKSON
18 9 HEAD TO TOE / LISA LISA & CULT JAM
19 23 I'D STILL SAY YES / KLYMAXX
20 24 HAPPY / SURFACE
21 25 WOT'S IT TO YA / ROBBIE NEVIL
22 29 LUKA / SUZANNE VEGA
23 27 MOONLIGHTING / AL JARREAU
24 28 ONLY IN MY DREAMS / DEBBIE GIBSON
25 31 BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN / STEVE WINWOOD
26 32 ROCK STEADY / THE WHISPERS
27 16 JUST TO SEE HER / SMOKEY ROBINSON
28 33 DON'T MEAN NOTHING / RICHARD MARX
29 17 IN TOO DEEP / GENESIS
30 35 HEARTS ON FIRE / BRYAN ADAMS
31 34 SEVEN WONDERS / FLEETWOOD MAC
32 19 ALWAYS / ATLANTIC STARR
33 43 WHO'S THAT GIRL / MADONNA
34 41 IT'S NOT OVER / STARSHIP
35 21 LESSONS IN LOVE / LEVEL 42
36 48 LA BAMBA / LOS LOBOS
37 36 FLAMES OF PARADISE / JENNIFER RUSH DUET WITH ELTON JOHN
38 26 DIAMONDS / HERB ALPERT
39 44 WHY YOU TREAT ME SO BAD / CLUB NOUVEAU
40 42 ONE FOR THE MOCKINGBIRD / CUTTING CREW
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レベル42 Level 42 - Lessons In Love(1987年の洋楽 Part27)

2023-07-13 20:13:08 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart27は、Level 42”Lessons In Love”。最高位は6月27日付の1週のみの第12位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Level 42ですが、1980年頃から活動を開始した、イギリス出身のバンド。ジャンルはなかなか難しいですが、元々は、フュージョン系のバンド。ブリティッシュ・フュージョン・バンドと言えば、ちょうど同じ頃活躍していたバンドがShakatak、日本ではShakatakが圧倒的な人気でした。(Shakatakといえば、大人気テレビドラマ『男女7人夏物語』で使われ、当時、ドライブのおしゃれなBGMとしてよく流れていましたね。)

Level 42の方ですが、ファーストアルバム『Level 42』を1981年にリリース、特にバンド初期のころは、ボーカル曲もありましたが、インストゥルメンタル曲が中心の、ジャズ系フュージョンバンドだったようです。母国イギリスでは、Shakatakとならぶ人気フュージョン・バンドとして、ヒットチャートに入る人気バンドでしたが、アメリカではチャートには入らず、マニアックなバンド扱いだったようです。

転機は、1983年リリースの4枚目のアルバム『Standing in the Light』から。このアルバムのプロデューサーを、アースウインド&ファイヤーのLarry Dunnが務め、ポップス色の強いアルバムとなり、イギリスではアルバムチャートでTop10に入る大ヒットアルバムとなります。

さらに、1985年の6枚目のアルバム『World Machine』では、プロデューサーにフランス人ミュージシャンWally Badarouを迎え、さらにポップス色を強め、イギリスはもちろん、アメリカでもアルバムがヒット、シングルカットされた"Something About You"は、アメリカでは最高位7位の大ヒットシングルとなりました。

そして1987年にリリースしたアルバム『Running in the Family』からのファーストシングルがこの曲"Lessons in Love"で、アメリカでは12位、母国イギリスでは最高位3位の大ヒットとなりました。

曲の作者は前述のWally Badarouと、メンバーのMark King、Rowland Charles Gouldの3人の共作。プロデュースを、Wally BadarouとLevel 42が担当しています。

曲は、ポップ・ロック・フュージョン、というのでしょうか、ポップスと、ロックと、フュージョンが合わさった、ポップでメロディアスなところもありながら、ファンキーなところもある、おしゃれな曲でヒットしました。


曲の作者でありプロデュースのWally Badarouですが、なんとこの方、1979年に、1週のみでしたが1位を獲得した"Pop Muzik"の「M」のメンバーで、キーボードやシンセサイザーを担当していた方です。
"Pop Muzik"ですが、そのシンセサイザーで始まる曲。「なんだこの曲は!」と、なぜこの曲が大ヒットするのか?当時は全然分かりませんでしたが、今聞いても新しい、不思議な曲でした。
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ビルボード 全米 Top40 1987年7月11日付 ケニー・G Kenny G - Songbird

2023-07-09 21:54:08 | 1987年ビルボードTop40
1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年7月11日付、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はHeartの"Alone "。Heartですが、デビューは1975年、デビューシングルの"Magic Man"が9位、それ以降、低迷した時期もありましたが、数々のヒットを生み出し続け、この曲で通算14曲目のTop40ヒットで、7曲目のTop10ヒット、3曲目のTop5ヒット、"These Dreams"に続き2曲目のNo.1となりました。

2位は2週間の1位からダウン、Whitney Houstonの"I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me) "。Whitney Houstonですが、初のTop40ヒット"You Give Good Love"が3位、続いて"Saving All My Love for You"から3曲連続のNo.1、この曲でなんと4曲連続のNo.1、まだデビューから3年、6枚のシングルのうち4曲がNo.1となる、驚異の人気です。

3位は前週と変わらず、Bob Segerの"Shakedown"。Bob Seger、Bon Jovi"Wanted Dead Or Alive"の記事で出てきたばかりですが、デビューは1960年代、初のTop40ヒットが1968年の"Ramblin' Gamblin' Man"、その後しばらくヒットがなかったですが、1976年の"Night Moves"以来コンスタントにヒットを重ね、この曲で18曲目のTop40ヒットで、7曲目のTop10ヒット、6曲目のTop5ヒットです。

4位は5位からアップ、Kenny Gの"Songbird"。Kenny Gですが、アメリカのジャズ、サクソフォーン奏者。1970年代初めころから音楽活動を開始、ソロでのレコードデビューは1982年、その後コンスタントにアルバムをリリース、87年にリリースした4枚目のアルバムからのシングルがこの曲で、初のTop40ヒットが4位まで上がってきました。

5位は7位からアップ、The Systemの"Don't Disturb This Groove"。The Systemですが、アメリカのシンセ・ポップデュオ。デビューは1982年ですが、ファーストアルバムを1983年にリリースしてから、既に4枚のアルバムを発表、この曲はその4枚目のアルバムからのシングルヒットで、初のTop40ヒットが5位まで上がってきました。

この週4位はKenny Gの"Songbird"。最高位はこの1週間の第4位。年間チャートは55位。Kenny G、レギュラーチャートでは初のシングルヒットが大ヒットになりました。

Kenny Gですが、ワシントン州シアトル出身のサックス奏者。70年代前半から音楽活動を開始し、Barry Whiteの Love Unlimited Orchestraの一員となっていたこともあります。
その後、ファンクバンドのメンバーや、ソロのサックス奏者として、様々なミュージシャンのレコーディングに参加するなど、活動を続けます。

ソロサックス奏者としてのレコードデビューは1982年、ファーストアルバム『Kenny G』をリリースします。その後、3枚のアルバムをリリースし、Jazzチャートはもちろん、レギュラーチャートでもアルバムはある程度のヒットを記録するようになります。

シングルについても、レギュラーチャートでのヒットこそありませんでしたが、R&BチャートやACチャートでは、数曲のヒットが出てきます。

そして、1986年、彼の4枚目のアルバム『Duotones』をリリース、そのアルバムからは3曲目のシングルとなったのがこの曲"Songbird"です。

"Songbird"の曲の作者はKenny G自身。プロデュースはKenny GとNarada Michael Walden、Preston Glassの3人。Preston GlassはNarada Michael Waldenとも一緒に活動しているプロデューサーです。

Narada Michael Waldenのプロデュースの影響もあったのでしょうか、この曲はレギュラーチャートを上昇し、ついに4位を記録する大ヒットになりました。インストルメンタル曲のTop5ヒットは、No.1となったJan Hammerの"Miami Vice Theme" 以来のことでした。

この曲で主にKenny Gが演奏しているのは soprano saxophone。ACチャートでも2位を記録するヒットになりました。
このシングルヒットで、アルバム『Duotones』もジャス系アルバムでは異例の大ヒット。アルバムチャートでは最高位6位、2年連続でアルバム年間チャートに入るロングヒットアルバムとなりました。


今週 先週 song / artist
1 2 ALONE / HEART
2 1 I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(WHO LOVES ME) / WHITNEY HOUSTON
3 3 SHAKEDOWN / BOB SEGER
4 5 SONGBIRD / KENNY G
5 7 DON'T DISTURB THIS GROOVE / THE SYSTEM
6 9 POINT OF NO RETURN / EXPOSE
7 10 FUNKY TOWN / PSEUDO ECHO
8 11 SOMETHING SO STRONG / CROWDED HOUSE
9 4 HEAD TO TOE / LISA LISA & CULT JAM
10 17 I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR / U2
11 21 I WANT YOUR SEX / GEORGE MICHAEL
12 20 RHYTHM IS GONNA GET YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
13 16 GIRLS, GIRLS, GIRLS / MOTLEY CRUE
14 15 EVERY LITTLE KISS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
15 19 HEART AND SOUL / T'PAU
16 8 JUST TO SEE HER / SMOKEY ROBINSON
17 6 IN TOO DEEP / GENESIS
18 24 KISS HIM GOODBYE / THE NYLONS
19 12 ALWAYS / ATLANTIC STARR
20 26 THE PLEASURE PRINCIPLE / JANET JACKSON
21 14 LESSONS IN LOVE / LEVEL 42
22 29 CROSS MY BROKEN HEART / JETS
23 27 I'D STILL SAY YES / KLYMAXX
24 28 HAPPY / SURFACE
25 32 WOT'S IT TO YA / ROBBIE NEVIL
26 13 DIAMONDS / HERB ALPERT
27 33 MOONLIGHTING / AL JARREAU
28 34 ONLY IN MY DREAMS / DEBBIE GIBSON
29 37 LUKA / SUZANNE VEGA
30 22 ENDLESS NIGHTS / EDDIE MONEY
31 36 BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN / STEVE WINWOOD
32 42 ROCK STEADY / THE WHISPERS
33 43 DON'T MEAN NOTHING / RICHARD MARX
34 40 SEVEN WONDERS / FLEETWOOD MAC
35 39 HEARTS ON FIRE / BRYAN ADAMS
36 38 FLAMES OF PARADISE / JENNIFER RUSH DUET WITH ELTON JOHN
37 18 WANTED DEAD OR ALIVE / BON JOVI
38 25 MEET ME HALF WAY / KENNY LOGGINS
39 30 YOU KEEP ME HANGIN' ON / KIM WILDE
40 23 SWEET SIXTEEN / BILLY IDOL
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パートランド・ブラザーズ The Partland Brothers - Soul City(1987年の洋楽 Part26)

2023-07-06 20:38:52 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart26は、The Partland Brothersの"Soul City"。最高位は6月27日付の第27位。年間チャートは圏外でした。

The Partland Brothersって何者?から調べなくてはなりません。この曲もアーチストも全然記憶にはありませんでしたが、今回聞いてみて、おお、この曲良いじゃない!ということで取り上げてみました。

The Partland Brothersですが、カナダオンタリオ州出身のポップ・ロックグループ。G.P. PartlandとChris Partland兄弟が70年代後半から音楽活動を開始。1983年に兄弟が中心となって結成されたバンドです。
1986年になって、ファーストアルバム『Electric Honey』をリリース、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Soul City"です。

このアルバム『Electric Honey』ですが、プロデュースはVini Poncia。 Partland兄弟がボーカルを務め、ドラムスやベース、サックスなどのセッションミュージシャンが加わり、録音されました。
"Soul City"の曲の作者はG.P. PartlandとChris PartlandのPartland Brothersです。

この曲については、このくらいしか分かりませんでしたが、兄弟ボーカルのハーモニーが美しい、ポップで軽やかなナンバーでした。あんまりヒットしなかったですが、たまにはこんな曲もよいでしょう。
The Partland Brothersですが、この後90年代初めころまでに3枚のアルバムをリリースしますが、ヒットはこの曲のみでした。でも、現在も、メンバーにもう一人の兄弟Robin Partlandを加え、3人組で活動を続けているようです。


アルバムの中に、Jim Vallance("Don't Let Him Know"がヒットしたPrismのメンバー)プロデュースの曲"One Chance"が入っています。3枚目のシングルとして発売され、ヒットはしませんでしたが、こちらの曲の方が、よりAOR系のメロディアスなところもあり、サックスのソロもなかなか良い曲でした。
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ビルボード 全米 Top40 1987年7月4日付 ホイットニー・ヒューストン Whitney Houston - I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)

2023-07-02 20:34:13 | 1987年ビルボードTop40
1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年7月4日付、2週目の1位はWhitney Houstonの"I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me) "。Whitney Houstonですが、初のTop40ヒット"You Give Good Love"が3位、続いて"Saving All My Love for You"から3曲連続のNo.1、この曲でなんと4曲連続のNo.1、まだデビューから3年、6枚のシングルのうち4曲がNo.1となる、驚異の人気です。

2位は4位からアップ、Heartの"Alone "。Heartですが、デビューは1975年、デビューシングルの"Magic Man"が9位、それ以降、低迷した時期もありましたが、数々のヒットを生み出し続け、No.1となった"These Dreams"を含め、この曲で通算14曲目のTop40ヒットで、7曲目のTop10ヒット、3曲目のTop5ヒットです。

3位は7位からアップ、Bob Segerの"Shakedown"。Bob Seger、Bon Jovi"Wanted Dead Or Alive"の記事で出てきたばかりですが、デビューは1960年代、初のTop40ヒットが1968年の"Ramblin' Gamblin' Man"、その後しばらくヒットがなかったですが、1976年の"Night Moves"以来コンスタントにヒットを重ね、この曲で18曲目のTop40ヒットで、7曲目のTop10ヒット、6曲目のTop5ヒットです。

4位は2位からダウン、1週のみですが1位を記録、Lisa Lisa & Cult Jamの"Head To Toe"。Lisa Lisa and Cult Jamですが、アメリカ出身のポップスグループ。初のTop40ヒットは1985年に"I Wonder If I Take You Home"が最高位34位、続いて1986年に"All Cried Out"が最高位8位、この曲が3曲目のTop40ヒットで、ついにNo.1獲得です。

5位は6位からアップ、Kenny Gの"Songbird"。Kenny Gですが、アメリカのジャズ、サクソフォーン奏者。1970年代初めころから音楽活動を開始、ソロでのレコードデビューは1982年、シングルでは1986年に "Don't Make Me Wait for Love"が15位、この曲が2曲目のTop40ヒットで、5位まで上がってきました。

この週2週目の1位はWhitney Houstonの"I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me) "。1位はこの2週間、年間チャートは第4位。Hot100には18週間、Top40には14週と、そんなに長いヒットではなかったのですが、年間チャートは思いのほか上位に入る大ヒットでした。

Whitney Houstonですが、デビューは1984年、ファーストアルバム『Whitney Houston』が特大のヒット、シングルも3位→1位→1位→1位と、大ヒットを連発、いきなりスーパースターの座を獲得しました。
一つ前のシングルヒットで、3曲目の1位となった"Greatest Love Of All"はこちらをご覧ください→→→

ファーストアルバム『Whitney Houston』ですが、このアルバムからのシングルは、明るいダンス・ソウルナンバーと、じっくりとボーカルを聞かせるソウルバラードが交互にヒット、とってもバランスの良いアルバムでした。

そして、1987年にセカンドアルバム『Whitney』がリリースされます。アルバムタイトルがファーストとわかりにくいので、日本では『ホイットニーII』となっています。こっちの方がわかりやすいですね。
このセカンドアルバムからのファーストシングルがこの曲"I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me) "。邦題は「すてきなSomebody」です。

"I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me) "ですが、曲の作者はGeorge MerrillとShannon Rubicam、プロデューサーはNarada Michael Walden。ん、この組み合わせは、というと、3曲目のシングルヒットで、2曲目のNo.1シングルの"How Will I Know"と同じですね。"How Will I Know"はこちらをご覧ください→→→

"I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me) "は、"How Will I Know"と同じく、元気なソウル・ダンスナンバー、特にサビのところがとっても覚えやすく、楽しいナンバーです。この曲でなんと4曲連続の1位。でも、まだまだその人気・勢いは止まりません、1位連続記録はこの後も続きます。


今週 先週 song / artist
1 1 I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(WHO LOVES ME) / WHITNEY HOUSTON
2 4 ALONE / HEART
3 7 SHAKEDOWN / BOB SEGER
4 2 HEAD TO TOE / LISA LISA & CULT JAM
5 6 SONGBIRD / KENNY G
6 3 IN TOO DEEP / GENESIS
7 11 DON'T DISTURB THIS GROOVE / THE SYSTEM
8 9 JUST TO SEE HER / SMOKEY ROBINSON
9 14 POINT OF NO RETURN / EXPOSE
10 16 FUNKY TOWN / PSEUDO ECHO
11 15 SOMETHING SO STRONG / CROWDED HOUSE
12 5 ALWAYS / ATLANTIC STARR
13 8 DIAMONDS / HERB ALPERT
14 12 LESSONS IN LOVE / LEVEL 42
15 18 EVERY LITTLE KISS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
16 19 GIRLS, GIRLS, GIRLS / MOTLEY CRUE
17 25 I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR / U2
18 10 WANTED DEAD OR ALIVE / BON JOVI
19 23 HEART AND SOUL / T'PAU
20 24 RHYTHM IS GONNA GET YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
21 28 I WANT YOUR SEX / GEORGE MICHAEL
22 21 ENDLESS NIGHTS / EDDIE MONEY
23 20 SWEET SIXTEEN / BILLY IDOL
24 26 KISS HIM GOODBYE / THE NYLONS
25 13 MEET ME HALF WAY / KENNY LOGGINS
26 30 THE PLEASURE PRINCIPLE / JANET JACKSON
27 29 I'D STILL SAY YES / KLYMAXX
28 31 HAPPY / SURFACE
29 34 CROSS MY BROKEN HEART / JETS
30 17 YOU KEEP ME HANGIN' ON / KIM WILDE
31 27 SOUL CITY / PARTLAND BROTHERS
32 36 WOT'S IT TO YA / ROBBIE NEVIL
33 42 MOONLIGHTING / AL JARREAU
34 39 ONLY IN MY DREAMS / DEBBIE GIBSON
35 22 THE LADY IN RED / CHRIS DEBURGH
36 43 BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN / STEVE WINWOOD
37 47 LUKA / SUZANNE VEGA
38 41 FLAMES OF PARADISE / JENNIFER RUSH DUET WITH ELTON JOHN
39 44 HEARTS ON FIRE / BRYAN ADAMS & TINA TURNER
40 45 SEVEN WONDERS / FLEETWOOD MAC
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