3月2日(水)
この日はイオンモールKYOTOにあるT・ジョイ京都で「鹿の王 ユナと約束の旅」を観た。movieloverとか言いながら、最近は仕事を含めた生活リズムで映画を見る時間がなかなかつくれなくて、ひさびさの映画館。水曜日は割引で1,200円で観られるのが嬉しいねぇ。
上橋菜穂子のベストセラーをアニメ化した作品。原作を読んでいるので、あの壮大な物語を2時間程度にまとめるのはかなり難しそうと思っていたのだが、なんとかまとめたって感じ。ただ、その分端折っているところが多くて・・・。ピュイカの特性について説明がないのは残念だ、あれじゃただの鹿だよ。そして特に残念なのが、ミッツァルという病が感染症である説明がないので、ただの狂犬病に思えてしまうこと。感染症克服を目指す医師を描くお話で、このコロナ禍においてこそ観るべき作品だと思うのだが、そのあたりがうまく描かれていないのよねぇ。それでもうまくまとめられていて、面白く観ることができる作品。それなりに楽しめるよ。
以下少し個人的なことを書く。
実はわたし原作を読んでいるのに映画を観ることはあまりない。では何故この作品を観に行ったかというというと、監督の安藤雅司が高校3年生のクラスメイトだったから。わたし全然知らなかったのだが、安藤はかなり有名なアニメーターらしい。
ちょうど一年位前に呑んだ東京に栄転した小中高と一緒だったNT(こっそり書くがこの男、女優の高橋ひかるの父親だ)が、昨秋に突然電話してきて、
NT「高校の同級生で安藤って覚えてる?」
わたし「安藤いたよねぇ。」
NT「ジブリで監督してるらしいよ。知ってた?」
わたし「マジ?知らんかった。すごいじゃん!」
というわけで、調べてみると『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『君の名は。』などで作画監督をした業界では有名な男らしい。その男が初めて監督すると聞いたので、そりゃ行かないとと、この作品を観に行ったのだ。あの安藤がこんなに活躍してたとは全然知らなかった。知っていればもっと観に行ってたのに。彼にはこれからも素晴らしい作品を作ってほしいなぁ。もちろん観に行くよ。