筒井康隆の『モナドの領域』を読んだ。
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河川敷で女性の腕が発見される。さらに近くの公園では足が発見されて、殺人事件が想定されるミステリーなのかと思いきや・・・。
パン屋のお話しや、GODなる全知全能の神の出現に、ついていくのが精一杯。さすがに一級のストーリーテラーなので楽しく読ませるのだが、なんだかなぁな気分は拭えない。神様が出てくるなんて反則でしょ。
以下ネタバレなので未読の方は読まないように。
バラバラ殺人はパラレルワールドのお話しで、その一端がこちらの現実世界で起こっているという展開、その収拾にGODが現れたってことか?もうここまでくるとわたしにはついていくのも難しい。