『女が死んでいる』（貫井徳郎）

貫井徳郎の『女が死んでいる』を読んだ。

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8篇の短編を収めた短篇集。収録されているのは、「女が死んでいる」、「殺意のかたち」、「二重露出」、「憎悪」、「殺人は難しい」、「病んだ水」、「母性という名の狂気」、「レッツゴー」の8編。

いずれもミスリードを誘う系のおはなしで、「レッツゴー」以外は、殺人などの刑事事件のお話し。表題作を含めて、あっと驚く展開のお話しなのだが、いずれもちと強引な印象で、なんだかなぁといった感じ。強いていえば、お話しの展開は別として、「二重露出」はいろいろ考えさせられる作品だ。ただ、わざわざ読むほどではなかったなぁ。