今年のコンサートの曲目を一挙に決める春。決まった曲から弾き始める。今年一杯聴き続ける。コンサートが終わるまで毎日毎日。その曲のための音階とエチュードも聞く。今年は私の最も好きなバッハの無伴奏四番プレリュードを弾く。私の長女もニック本人も一番好きなプレリュード。ブラームスのチェロソナタ一番を弾くか迷っていたが、もう一年練習して来年弾くと言う。「あの曲は命がけだ。」と言う。ニック語録に、「ブラームスのチェロソナタ一番は誰でも弾けるが、うまく弾ける者は居ない。チェロソナタ二番は、もし弾けるようになれば、誰でもうまく弾ける。」がある。チェリストが聞いたら納得するに違いない。写真は、私の車ですぐ側を通っても逃げない富士山麓の鹿達。