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雪が溶けて、乾き切った全山の木々が雨を求め手を伸ばすように根を伸ばしていると思ったら、また雪が降り出す。午前中ニックの車で山中湖ハムへ買い出しに行き、それから家にこもり練習と仕事とテレビ。雪は全く降り止まない。ブランチに厚さ2センチのステーキを一枚焼いて二人で食べる。生徒が来る日は厚さ3センチに切って貰う。買ったばかりの電動自転車のカバーに雪が積もって行く。早目の夕飯は、解凍した蟹をレモンと白ワインと薄切玉葱でマリネし、レタスとカニサラダにする。かぼちゃんの散歩に行けぬまま暗くなる。夜食に又ハムトマトを挟んだグリルドチーズサンドイッチを作る。何故か雪の日は空腹がいや増す。ステーキが食べたくなる。スキー場でジンギスカン食べたくなるのは体力を消耗するせいだと思ってたが、雪そのものが人間を肉へと駆り立てるのかもしれない。大昔の記憶が遺伝子に、今マンモス食べとかねえと雪に降り込められて飢えちまうぞ、と言わせているのだろうか。降る雪を見つつ、炙り、貪る肉は噛むほどに旨く滋養があり、即血肉となるような気がする。