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ミセスローゼンの上人坂日記

霜月や言葉湧き出るヨガの後

霜月の一日に、庭に初霜が降りました。
素敵じゃないですか。朝のオンラインヨガクラスの後、犬を連れて散歩に出ました。
「昔から日本人は11月を霜月と呼んでいる。その最初の日に霜が降りているなんて、素敵じゃない?」と、アメリカ人の夫に言うと、「それが当たり前だから霜の月と呼ばれるんじゃないのかい?」と言われてガッカリした。霜月の一日の初霜、この言葉のステキ感を英語で伝えられぬ寂しさ。私のガッカリ感を察知した夫は英語で、いやいやわかるよ、すごいロマンチックだよね、と慰める。が、ロマンチックじゃねえんだよ! 寂しさの中にある心の軽さと明るさなんだよ、俳句は! とまた英語でうまく伝えられない侘しさ。だけど、霜のことを延々と話して歩ける相手が居るだけでありがたい事です。




夏井いつき俳句チャンネルは、収益化通って益々面白くなったね! 正人君のツカミのツッコミもうまい。そして面白い企画が始まりましたね。俳人烈伝! 俳句水滸伝! 第一回目長嶋有! 思わずコメントを書き込んでしまいました。

私の好きな句はこれです。

ポメラニアンすごい不倫の話きく 長嶋有

無季の句ですが、私的に「不倫」には冬の季節感がある。若い頃は、春の昼、夏の浜、紅葉狩、などに不倫を感じたけど、今は冬。「蒲団」も晩冬の季語。暑いから涼しさを求め、寒いから暖かさを求める。それが季語の本意。窓の外に雪のちらつく暖房のぬくぬくしたソファに座って、すごい不倫の話を聞いている。その傍に居るポメラニアンの顔がありありと見えます。


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