ミセスローゼンの道後日記

短日を響くシューマン協奏曲



長いストローで二人で飲むカクテル。
ラム・ギグル。(ギグルは、くすくす笑い。)

カザルスが指揮をして、ピアティゴルスキー先生がシューマン・チェロ協奏曲を弾いたDVDを、兄弟子が送ってくれた。そのままで見れないのを、山中湖の友人達が見れるように処理してくれた。早速二人で見て、弟子を呼んで見て、ニック一人で毎日見ていた。恩師の言葉を一つ一つ思い出しながら。
シューマン協奏曲を弾くとき、チェリストがやるべきことは多々あるが、これだけは忘れてはいけない。短い音符を命懸けで歌うこと。長い音符を歌うことは誰でもできる。短い音符のほんの一瞬を歌うことは至難の技だ。シューマン協奏曲ではそれが頻繁に要求される。誰も気がつかないかもしれないが、はっとするその瞬間は、知らぬ間に人々の心を打つ。シューマンと我々は、チェリストを通じて、そういった瞬間に繫がることができるのだ。

コメント一覧

朗善
Re:シューマンコンツェルト
典子さん。松山クラスの生徒がたくさん来てくれて嬉しかったです。弟子達の前でいい演奏ができなきゃ、いい先生とは言えないから頑張ったよ、とさっき言ってました。今度はみんながいいところをレッスンで見せて、ニックを楽しませてね!
もう一度ありがとう!みんな応援ありがとう!
上月典子
シューマンコンツェルト
凄い演奏でした。必死で聴いて とことん引き込まれて すべて終わってから涙が溢れて止まりませんでした。あんな凄いカデンツ聴いたことありません。一瞬一瞬を慈しむこと 前に前に進む勇気 命がけの演奏  あの時間を共有できたことに感謝します。
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