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ミセスローゼンの道後日記

富士桜開花いつたん延期かな

「ギャ句″宗匠杉山久子最新ギャ句″」

ギャ句″とは何ぞや? 

まだご存じない向きは、杉山久子さんブログを読んでみて下さい。

無料ならぬ世に待たれ居て卒業す 久子

この元句は、

たヾならぬ世に待たれ居て卒業す  

竹下しづの女さんの句です。
時代は1937年。日中戦争から太平洋戦争へと日本が雪崩れて行く渦中に卒業する長男を思う母。もし、しづの女さんが現代にタイムスリップしてギャ句″座を共に囲んだとしたら、「ああ。平和な時代になりましたね。」とにっこり微笑まれただろう。
「元句の作者を笑顔にさせる」それがギャ句″の本意である、と私は信じます。
「しづの女さん、そうでもないんですよ。今はコロナ感染という巨大な敵と世界中が戦をして、若者に職が無く、年金貰えず、貧富の差がハンパ無い。いつの世も庶民の暮らしは厳しいもんですね。さ、このマスクを、あなたもお掛け下さい。」
なんてしづの女さんとお話しする。このギャ句″を通じ、そんなバーチャル会話を楽しんだ春の雪の朝でした。

もっとギャ句″を読んで見たくなった向きは、『折々のギャ句″辞典』『子規をギャ句″る』の二冊も開いて見て下さい。
楽しい時も寂しい時も俳句と共に!










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