今日本中のお笑いファンがマヂラブのMー1優勝と彼らの漫才のオモロさの中にある情熱に夢中であると言っても過言では無いと思う。野田クリは何故あれほど熱いのか、このYouTubeを聞いて納得出来た。それはひとえにお笑いが好きだから。何故漫才師になりたかったのかと聞かれた野田クリは、「僕も悲しい時、漫才で笑って元気を貰ったから。」と答えている。私が俳句を始めた動機と全く一緒。
M-1番組最後の野田クリの一言「えみちゃん辞めないで〜」には完全にやられた。野田クリの意図を一瞬に解し、ごく普通のまとめコメントをかましクライマックスを盛り上げたマヂラブ村上の縁の下のサム的力持ちにも泣けた。(※)お笑いへの情熱は野田クリだけではない、村上も熱い。松ちゃんの「上沼さんが辞めたら、僕も審査員辞めます。」発言にも心打たれました。
松っちゃんとマヂラブに共通してるのは、未来の日本に、こんなにも笑顔になれて心慰められる「お笑い」文化を守っていくという目的の前には、小さな「お笑い」論の違いや師系など問題にならない、という情熱なのです。この「お笑い」を「俳句」に入れ替えても全く通じると思うのです。
(※)縁の下のサム的力持ち:
縁の下の力持ちと言えば、ザロードオブザリングズのサムワイズ・ギャムジー、庭師のサムワイズ、通称サム。他の人に無い能力を持つ主人公のフロドを信じ、支え、偉業を達成させた影の立役者。サムの名台詞に、「僕はあなたの重荷を代わって持つことはできません。 でも僕はあなたを背負って連れていけます！」 がある。
