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ニックは、LAに住んでいる友人ジョンと、三日に一度くらいスカイプする。その時間がこちらの昼どきだ。ちょうどあちらのディナータイムだ。ジョンからスカイプ電話があったとき、たまたまランチの真っ最中でも、お互い気にしない。むしろニックは、ほらほらトウフのミソスープだよ~うまいぞ~と見せびらかすのが好きだし、ジョンも一人暮らしなんで、私達が何を食べてるか見るのが楽しみだ、と言う。しかも、ニックは喋り過ぎるんで、食べてる間にジョンも喋れて、ちょうどいい。あちらもディナーの準備してから、眺め合いながら一緒に食べたら楽しいだろう。今度そう言おう。
と考えて、はっとした。
アイザック・アシモフがロボット三部作の二作目「裸の太陽」でまさしくその場面を書いたのが1956年のことだ。私が生まれる前に、アシモフは既にスカイプディナーを予測していた。すごい。