クリスティアーノ・ロナウド130億円
カカー90億円
今夏の高額移籍のトップ2はレアルマドリーが獲得した上記2人ですが、彼らはこの金額をどのように捉えているのでしょうか。これらの金はクラブ間で動く金であって、彼らの懐を潤おす物ではありません。しかし移籍金はその額面が大きければ大きいほど、選手の両肩に重くのしかかってきます。
まず評価基準が高くなりますね。彼らはカンピオーネ(名手)ではなくフオリクラッセ(超名手)と認められたからこそこれだけの金額が動くわけです。結果がでない際の辛らつな罵声は尋常ではないでしょう。ロナウドは故障のため戦列を離れていますが、カカ、そしてベンゼマとシャビ・アロンソは額面どうりの働きをしていると思います。バルセロナでいうとイブラヒモビッチもそうですね。
移籍した選手が働かないのなら、獲得を打診したGMと会長にもしわ寄せがきます。レアルはかつてを知るふたり、フロレンティーノ・ペレスとホルヘ・バルダーノのコンビで黄金時代の再来を狙っていますが、今のところは満足しているでしょう。
しかし指揮官のペジェグリーニの心中はどうでしょうか。彼らフオリクラッセをベンチに追いやったものなら、会長とGMだけでなくファンからの突き上げも相当なはずです。怪我や親善試合での疲労の考慮、そしてカード累積による停止処分。こうした目に見えるベンチに座る理由が無い限り、フォリクラッセのコンディションが落ち気味でも使わねばならない状況が現れるかもしれません。
その時ペジェグリーニは毅然とした態度で、起用しない理由を説明できるでしょうか。どんなに熱弁を振るっても、それが正論であってもファンの全てを納得させることは困難でしょう。そしてそれ以上に選手が理解してくれるか。カカとアロンソはともかく、ロナウドとベンゼマは難しい気がします。
今のレアルはそうでなくても主力クラスがベンチに控えています。
FWならイグアインとファン・ニステルローイ。MFならグティにファンデルファールト、マハマドウ・ディアラ。こうした各国代表の起用も踏まえながら、ペジェグリーニは試合の先発11人を考えねばなりません。
難しいのは一口に試合と言っても、国王杯よりもリーグ戦やチャンピオンズリーグの方が付加価値があることが、皆わかっていることです。国王杯は序盤戦は格下が相手の時が多いですし、1発勝負のアヤでレアルでも簡単に負けてしまう時があります。
でもリーグ戦は長いシーズンの中、チームが結束し勝ち点3をいかに多く稼いだか。これが勝利の条件ですから、リーグ戦の重みは高いわけです。カップ戦の11人よりもリーグ戦の11人のほうが、プライオリティの高い選手と捉えても言い過ぎではないはずです。
一番怖いのは選手と指揮官の人間関係が瓦解し、ペジェグリーニの更迭が叫ばれるようになることです。仮に指揮官更迭となった際、果たしてレアルの指揮を任せられる指揮官はいるでしょうか。僕はいないと思いますし例え不調に陥っても、このままペジェグリーニに指揮を執らせたらよいと思います。
僕がペジャグリーニなら、選手にかける言葉が機嫌伺いになりかねません。もしどこかの雑誌でペジェグリーニのインタヴューが掲載されたなら、じっくり読んでみたいものです。
カカー90億円
今夏の高額移籍のトップ2はレアルマドリーが獲得した上記2人ですが、彼らはこの金額をどのように捉えているのでしょうか。これらの金はクラブ間で動く金であって、彼らの懐を潤おす物ではありません。しかし移籍金はその額面が大きければ大きいほど、選手の両肩に重くのしかかってきます。
まず評価基準が高くなりますね。彼らはカンピオーネ(名手)ではなくフオリクラッセ(超名手)と認められたからこそこれだけの金額が動くわけです。結果がでない際の辛らつな罵声は尋常ではないでしょう。ロナウドは故障のため戦列を離れていますが、カカ、そしてベンゼマとシャビ・アロンソは額面どうりの働きをしていると思います。バルセロナでいうとイブラヒモビッチもそうですね。
移籍した選手が働かないのなら、獲得を打診したGMと会長にもしわ寄せがきます。レアルはかつてを知るふたり、フロレンティーノ・ペレスとホルヘ・バルダーノのコンビで黄金時代の再来を狙っていますが、今のところは満足しているでしょう。
しかし指揮官のペジェグリーニの心中はどうでしょうか。彼らフオリクラッセをベンチに追いやったものなら、会長とGMだけでなくファンからの突き上げも相当なはずです。怪我や親善試合での疲労の考慮、そしてカード累積による停止処分。こうした目に見えるベンチに座る理由が無い限り、フォリクラッセのコンディションが落ち気味でも使わねばならない状況が現れるかもしれません。
その時ペジェグリーニは毅然とした態度で、起用しない理由を説明できるでしょうか。どんなに熱弁を振るっても、それが正論であってもファンの全てを納得させることは困難でしょう。そしてそれ以上に選手が理解してくれるか。カカとアロンソはともかく、ロナウドとベンゼマは難しい気がします。
今のレアルはそうでなくても主力クラスがベンチに控えています。
FWならイグアインとファン・ニステルローイ。MFならグティにファンデルファールト、マハマドウ・ディアラ。こうした各国代表の起用も踏まえながら、ペジェグリーニは試合の先発11人を考えねばなりません。
難しいのは一口に試合と言っても、国王杯よりもリーグ戦やチャンピオンズリーグの方が付加価値があることが、皆わかっていることです。国王杯は序盤戦は格下が相手の時が多いですし、1発勝負のアヤでレアルでも簡単に負けてしまう時があります。
でもリーグ戦は長いシーズンの中、チームが結束し勝ち点3をいかに多く稼いだか。これが勝利の条件ですから、リーグ戦の重みは高いわけです。カップ戦の11人よりもリーグ戦の11人のほうが、プライオリティの高い選手と捉えても言い過ぎではないはずです。
一番怖いのは選手と指揮官の人間関係が瓦解し、ペジェグリーニの更迭が叫ばれるようになることです。仮に指揮官更迭となった際、果たしてレアルの指揮を任せられる指揮官はいるでしょうか。僕はいないと思いますし例え不調に陥っても、このままペジェグリーニに指揮を執らせたらよいと思います。
僕がペジャグリーニなら、選手にかける言葉が機嫌伺いになりかねません。もしどこかの雑誌でペジェグリーニのインタヴューが掲載されたなら、じっくり読んでみたいものです。