塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

混沌としてきたドイツ代表GK選び

2009-11-12 00:55:08 | 日記
 ハノーヴァー96に在籍するドイツ代表GKロベルト・エンケが自殺したとの一報は、ドイツ中を震撼させました。僕もそのニュースを効いた時驚きの余り、「えっ!」と声をだしたくらいですから。

 僕はエンケとハノーヴァーのファンではありませんが、彼が電車に飛びこみ自殺した背景には、2年前に彼がお嬢さんを亡くしていることが関係していると聞き、彼は悲しみに耐えながら代表とクラブの仕事に集中しようと考えていたと思うと、やるせない気持ちで一杯です。

 ドイツはチリとの親善マッチを計画していたそうですが、彼の死を悼み中止にするそうです。ヨギアム・レーブ監督も、残されたエンケの家族の事を思うと胸が痛いでしょうね。それ以上に来年のワールドカップを控え、ドイツ代表の正GK選びが混沌としてきたことも事実です。
 ドイツワールドカップの正GKイエンス・レーマンは、今季終了後の引退を示唆している上、若手の有望株と呼ばれるシャルケのマヌエル・ノイアー、レバークーゼンのレネ・アトラーのふたりは、代表キャップが2桁に届いておらず、大一番での経験が絶対的に不足しています。
 
 一方バイエルン・ミュンヘンで「オリー・カーンの後継者」と期待されたミヒャエル・レンジングは、今季終了後のバイエルン退団を示唆しています。ドイツサッカー史に名を残す名GKの後釜を務めるのは生半可なきつさでは無い様で、バイエルンは新しいGKを内外から探す事になりそうです。
 
 ワールドカップ本戦までの限られた日数の中、レーブは正GKに誰を指名し最終ラインとの連携を築くつもりでしょうか。レーマン復帰というアイディアも残されてはいるでしょうが、現実にはアトラーとノイアー、どちらか一方を正GKに指名して場数を踏ませるべきでしょうね。レーマンを本戦の23枠に選んだとしても、彼はリザーブとして選ぶべきだと思います。

 最後に僕もエンケの冥福を祈りたいと思います。
コメント
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