塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

フットサル、プロとアマを境を潜る

2012-10-01 23:33:43 | 日記
 バスケットボールの本場アメリカでは、頂点に立つNBAを軸に大学バスケット、そして
ストリートバスケットと、多種多様な形で人々の生活に溶け込んでいます。

 特に盛んな地域がケンタッキーとインディアナになりますが、ニューヨークの熱狂度は僕
たちの想像を遥かに超えた代物です。

 ストリートでは極端な話

 「生きるか死ぬか!」

 くらいでプレイする猛者で溢れており、ブラジルやアルゼンチンの貧しい子供たちが、い
つかサッカーで一旗揚げようとする光景と似ています。

 実際

 「プレイグランド」

 と呼ばれるストリートのコートには、コービ・ブライアントのようなオールスターも登場
しますが、彼ほどの実力者でも勝つことは簡単ではありません。

 こうしてプロとアマが垣根を超えて鍛えあう光景が、バスケットの生誕地であるアメリカ
を王国として支えているのです。

 日本ではフットサルの人口が劇的に増え、長野市周辺でもフットサルのイベントが定期的
に行われています。

 例えばテレビ信州がスポンサーである

 「マイチャン・カップ」

 がその一例です。

 カズがフットサルの代表選出を受け、Fリーグへの注目度が更に高まる今、サッカーが今
以上に生活に溶け込む可能性が広がっています。

 欧州では日本同様、テレビゲームの普及が盛んですが、南米では

 「バビー・フット」

 つまりフットサルで技術を磨く光景が今でも見られます。

 日本代表ですとグランパスエイトの金崎がフットサル出身で注目を集めたように、日本も
プロとアマの相互交流が今後の鍵を握るはずです。 
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香川に対する報道の違和感

2012-10-01 01:53:02 | 日記
 香川が日本の報道を目の当たりにしたら、正直違和感を覚えるでしょう。

 確かに彼が反転から放ったシュートは鮮やかで、ホームのファンを熱狂させたことは事実
です。

 しかし、香川のゴールを映した後でテロップで「2-3」と出てしまえば、正直うんざり
してしまいます。

 選手にとってゴールは嬉しいものですが、クラブが敗れてしまえば半減してしまいますし、
恐らく欧州では、クラブの勝敗を優先して映像を組むのでは無いでしょうか?

 香川はMFでありながら、まるでインザーギのように相手最終ラインとの駆け引きに長け
ています。

 オフサイド・トラップをかいくぐる選手が相手にいれば、最終ラインを押し上げることに
抵抗が出来ますし、リトリートして守備ブロックを形成した方がよさそうに思えます。

 そうしますとセンターハーフとの間に溝が生まれ、味方FWにボールを供給するまでに時
間がかかります。

 つまり、香川のような選手は

 「味方にとって最も心強く、相手にとっては非常に厄介な存在」

 となのです。

 日本代表のように両翼に配置された際、こうした最終ラインとの駆け引き、反転からの
シュートという一連の動きよりも、

 サイドバックとの連携
 味方FWへのクロスと、相手サイドバックへのプレッシング

 が不可欠です。

 皆がユナイテッドと同じ位置で彼の活躍を見たいと願っていますが、きっと彼の喉元にも
同様の言葉が出かかっているはずです。
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ホッフェンハイムとフランクフルト、それぞれの快進撃

2012-10-01 01:40:26 | 日記
 2008-09シーズン、ブンデスリーガではホッフェンハイムの快進撃に、ファンの
誰もが驚愕していました。

 「教授」

 の異名をとる指揮官ランクニックの下、彼らはヘルプスト・マイスターと呼ばれる秋の
王者に輝き、前半戦を首位で折り返します。

 ホッフェンハイムはこのシーズンを7位で終えますが、その威風堂々とした戦いぶりは
大きな称賛を得たことは、みなさんも覚えているはずです。

 このホッフェンハイムの快進撃と同じ痛快劇が、今季のブンデスリーガでも見られます。

 そう、既にクラブの中心軸となった乾擁するフランクフルトです。

 かつて高原と稲本が在籍していた為、フランクフルトの名前は日本でも知られていました。

 しかし、今季ほど彼らの名前を連呼する年は、今後も無いのではないかと思うほど、日本
で露出が増えています。

 僕はフランクフルトの映像をダイジェストで見ただけですが、やはり攻撃重視の姿勢がこ
の好結果に繋がっています。

 さすがに乾へのマークが厳しさを増していますが、彼にマークが集中すれば必ずフリーマ
ンが生まれ、数的優位を作ることが出来ます。

 乾としてもドリブルだけでなく、スルーパス、デコイの動きが今後は求められることが多
くなると予想します。

 ちなみに2008-09シーズンのホッフェンハイムには、今はニューキャッスルに在籍
するセネガル代表の

 「デンバ・バ」

 が在籍していました。

 数年後、僕たちも乾がフランクフルトに在籍していたことを、昔話として語るはずです。

 皮肉な話ですが、ファンは彼の活躍を喜びながら、将来巣立ってゆくことを覚悟しなけれ
ばいけません。

 (参考資料 欧州サッカー・トゥディ 完結編 2008-09) 
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