塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

香川の故障、ダイヤモンドの中盤

2012-10-26 21:43:02 | 日記
 香川が左ひざの負傷の為、戦列を1か月程度離れる事が確定しました。

 ではファーガソンは、中盤菱形の4-4-2を放棄するのか?

 僕はしないと思います。

 英国国内でも指摘されていますが、中盤菱形はふたりのインサイドハーフの位置取りによって、その
幅が大きく変化します。

 中央に絞ればそれだけ菱形が小さくなりますし、サイドアタックは当然サイドバックのみの形となり、
従来のプレミア像とは異なる形です。

 プレミアの多くが、中盤と最終ラインをフラットに並べた4-4-2を基盤にしていますから。

 今のやり方ではバレンシアとナニ、ヤングの居場所はありません。

 その一方でルーニーとファン・ペルシ、そしてエルナンデスの同時起用は可能です。

 特にファン・ペルシが瞬く間に新環境に馴染み、既にFWの一角を占めていることを考えますと、現実
問題ファーガソンが菱形の導入を拒むことは、無いように思えます。

 ファーガソンの脳裏にあるのは、マラガ戦で見られたように

 「4-4-2と4-2-3-1の使い分け」

 だと思います。

 昨シーズンのグループリーグでバーゼルに敗れ、決勝トーナメント進出を逃した彼らですが、指揮官は
時に

 「布陣変更の大切さ」

 を痛感したのだと思います。

 先日、ドルトムントはリーグ戦を3-5-2で戦ったと聞きましたし、シティも3-4-1-2を試し
ています。

 布陣変更により

 「出場機会がこれまで無かった選手が使える」

 という側面もあるでしょうし、ファーガソンは前向きに考えているはずです。
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ほっともっとの弁当に刻まれたあの言葉

2012-10-26 18:34:19 | 日記
 「ほっともっとはプレナス・チャレンジリーグを応援しています。」

 今日の我が家の夕食は、父がかってきたほっともっとの「海苔弁当」でしたが、割りばしが封入されて
いたビニール袋には、上記の言葉が記されていました。

 ここ最近、僕はほっともっとを全く利用していないため、いつごろからこの試みが始まったのか、正直
思い浮かびません。

 ただ一般のサッカーファン以外の方が

 「ああ、女子サッカーね」
 「川澄、沢が代表だったっけ?」

 と連想して貰えたなら、プレナスの試みは成功したと言えます。

 佐々木監督の続投が決定し、なでしこは次の大きな舞台

 1・2015年女子ワールドカップ カナダ大会
 2・2016年リオ五輪

 を目指します。

 その為にはリヨンの大滝、フランクフルトの熊谷など海外リーグ在籍の選手だけでなく、当然なでしこ
リーグのレベル向上と選手の意気込みが不可欠です。

 「プレナス」

 という冠スポンサーの存在は、リーグの安定と言う点で非常にありがたいことですし、男子の

 「ヤマザキ・ナビスコカップ」

 を支援するヤマザキ・ナビスコのように、暖かい目で見守ってほしいものです。

 2011年以降環境が激変した彼女たちですが、わずか2年とはいえここまでスポンサーが充実している
女子競技は、バレーボールとレスリングを含めても存在しないと思います。

 ですから彼女たちを支援する輪が、他の競技にも向けられると良いのですが。
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人と異なる事の意義

2012-10-26 15:10:27 | 日記
 河出書房新社から発売されている

 「すぽんじニャーコ 長谷川ユキ著」

 は、人は皆違っていて当然ということを改めて僕たちに伝えてくれています。

 この本は以前ご紹介したように

 「ネコだけどスポンジ スポンジだけどネコ」

 という主人公のニャーコを織り出す物語で、設定そのものが荒唐無稽で賛否両論があるはずです。

 僕がこの物語を好むのは、僕自身と家で飼っているネコがニャーコを重なる部分がある為ですが、どこ
かイタリア・サッカーを連想します。

 4バックが時代の潮流を占める中、ナポリが3-4-2-1、ウディウネーゼが3-5-1-1で戦っ
ていることは、この国の人間が思う

 「多数派に対して少数派がいることが健全である。」

 事を示唆していると思います。

 また昨年はユヴェントスが3-3-2-2で無敗優勝を成し遂げ、今季はインテルも3バックを導入し
抜本的な改革を行っています。

 多数派と少数派。

 それは当然前者の意見の方が世論を反映していると思いがちですが、実は自分の意見に確信が持てず、
他者の意見に同調している部分も少なからずあると言えます。

 ですから少数派でも

 「私はこういう判断を下しました。
  ですからこの行動に結び付いたのです。」

 と語れることは、勇気ある決断だと思うのです。

 インテルはスナイデルとコウチーニョを活かす為の3-4-1-2、ユヴェントスはピルロを軸にビ
ダルとマルキージオを同時起用できる布陣を見出したわけです。

 その決断は尊重されるべきですし、ある意味

 「アウトサイダー」

 の彼らは注目されるべき存在です。
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武井咲、アディダスを着る

2012-10-26 14:43:34 | 日記
 アディダスの契約選手と聞いて皆さんが連想するのは

 リオネル・メッシ アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン代表)
 香川真司(日本代表)
 カカ(ブラジル代表)

 などでしょうか?

 その一方で日本の10代、20代の女性ならば武井咲さんを思い浮かべるかもしれません。

 アディダスはこれまで芸術家や俳優と深い関係を築いており、ランDMCやエグザイルがその代表例
と言えました。

 武井さんが起用されたのは、普段着だけでなくヨガやジムで汗を流す女性たちへの訴求力を考えての
事だと思います。

 北川景子さんのリーボックもそうでしょうし、少し前ならばコンバースの上戸彩さんもその一例と言え
ます。

 僕も学生時代はそうでした。

 「エアー・ジョーダン」

 というナイキの看板商品を購入したのは、まぎれもなくジョーダンの姿を重なった為であり、エアの感触
とこれと全く同じ品をジョーダンが愛用している事実でした。

 例えばアディダスのスパイクを履いた子供たちは、脳裏にメッシ、香川の姿を連想して必死に練習するは
ずです。

 「気分は憧れの選手」

 この気持ちこそが、子供たちの土台となりやる気になるのです。

 「武井咲がこれ着ていたな。」

 と思って貰えたなら、その点でアディダスにとっては成功ですし、好きな女優の服を着て汗を流せること
は若い女性にとっても気持ち良い瞬間だと思います。
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コパ・アメリカが下した決断と影響力

2012-10-26 14:30:41 | 日記
 ある種「異質」決断。

 コパ・アメリカは近年招待国を取り入れることで新たな発展を遂げ、2011年大会を辞退した
日本は、2015年チリ大会の出場が決まっています。

 アジアカップの中に

 「オーストラリア」

 というオセアニアの国が混じっていることを、他国から見れば疑問に思う声もあるでしょう。

 しかしオーストラリアで転籍は既に承認されているもので、コパ・アメリカのようなゲスト枠で
はありません。

 欧州選手権、アフリカ選手権、そしてアジアカップ。

 各大陸王者を決める大会に、ゲスト、言い換えればよそ者を加えて運営する南米は、ある意味英断
を下したと言えます。

 2016年はコパ・アメリカ誕生100周年を記念し

 1・アメリカでの開催
 2・参加国は16国。南米10か国に北中米・カリブ海6か国

 という概要が既に決定しています。

 この背景には、

 「南米に位置する国が限られており、新しい方式を導入しなければ発展が考えらない。」

 という側面があると言えます。

 アジアは西、東、東南で幾つもの国が存在しますし、アフリカも北と中央、そして南を問わずサッカー
が盛んです。

 ですから、初出場国やダークホースが現れる可能性は十分高いわけです。

 新鮮さを保てるだけの国とリーグが存在するため、改めてゲストを招いての運営は必要ない形になり
ます。

 日本は南米遠征の機会を持てずにいましたが

 2013年のコンフェデ杯
 2015年のコパ・アメリカ

 と最高の舞台を手に出来た形になります。
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