塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

イングランドにある逆転現象

2012-10-23 02:10:27 | 日記
 ただ世界最高のリーグがそこにあれば、選手は環境を変えて戦う必要がありません。

 近年イングランド代表が国際舞台で失望しか残さないのは、ある種の内弁慶なのかもしれません。

 確かに囁かれる幾つかの理由

 1・代表監督の選出
 2・外国籍の選手がクラブで若手の出番を遮っている
 3・ランパードとジェラードの起用方法、アシュリー・コールの自伝、ジョン・テリーの不倫の
   後始末など、マネージメントの拙さ

 も含まれるでしょう。

 しかしルーニーとジェラードに代表される、主力のプレミア残留がもしかしますと代表の強化には
不釣り合いだった印象を受けます。

 彼らならスペインでもドイツでも、十分信頼を得られたはずです。

 しかし、ジェラードはチェルシーへの移籍を2度決断寸前で反故にするなど、やはり生え抜きとし
ての責任感、ルーニーもユナイテッドの主軸であるということで、移籍は実現しませんでした。

 2000年代中期には、ベッカムとオーゥエンがレアルに移籍しましたが、この移籍は

 「厄介払い」

 というマイナスの要素で実現したものであり、それはジョー・コールのリールへの移籍も同様です。

 ですから、イングランド代表の主力が

 「どうしても君の力が必要だ!」

 と口説かれた形で他国へ移籍した例は、近年存在しないのではないでしょうか。

 メキシコ代表が近年安定した成績を得ているのは、選手たちが国外に出るようになった為でした。

 メキシコもサッカー人気が高く、選手の給料が高額でコパ・リベルタドーレスのような、権威ある
戦いにも参戦できたため、移籍をしなくても良い環境だったのです。

 しかしドス・サントスやマルケス、カスティージョのように国外に進出する選手が増加し、新しい
戦術とフィットネスを経験したことで、急成長を遂げることができました。

 イングランドも新しい時代を築くには、ドーバー海峡の先を見つめてはどうでしょうか。 
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プレミア。世界最高峰のリーグがそこに

2012-10-23 01:58:20 | 日記
 プレミアとリーガ・エスパニョーラ。

 現在の欧州リーグはこの2強を抜きに語れませんが、僕は前者の方が魅力あるリーグだと感じます。

 理由は単純明快で競争力にあります。

 一般論ですが、スペインではバルセロナとレアル、この2強と他のクラブとの戦力差を埋める手立
てが全くありません。

 ラ・コルーニャは4-5でバルセロナに敗れましたが、いかに彼らが攻撃サッカーを希望するとは
いえ、普通4点も取れば勝ち点3は自然に入手できます。

 しかし現実は敗戦であり、手に出来たのは

 「徒労感」

 それのみです。

 イングランドを支えているのが

 1・ユナイテッド、シティに代表される海外資本
 2・テレビ放映権

 という資金力であることは間違いありませんが、少なくとも降格に沈むクラブがチャンピオンズ・
リーグに出場するクラブを打ち負かす可能性は十分あります。

 例えばリバプールの低迷は、彼らの監督交代と選手の移籍、マネージメントが後手に回っているため
ですが、言い換えればそれだけ厳しい競争が存在する証拠です。

 チェルシーは「マタ」という、違いを生み出せる選手に加えオスカールとアザル、マタと同等の仕事
が出来る選手を補強し、トーレスの不調を帳消しにしています。

 シティもジェコが好調を維持し、マンチーニとの不和が囁かれているテヴェスも残留しています。

 主力を失って苦しむと予想されたスパーズも、ヴィラス・ボアスのもと健闘しています。

 スペインでは上位と下位しかなく、中間のクラブが無いのです。

 2位につけるアトレティコの動向が気になりますが、上位に踏みとどまるにはファルカオという大エ
ースの残留が不可欠ですね。
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シャルケ、ダービーに勝利し溜飲を下げる

2012-10-23 00:09:51 | 日記
 ルールダービーに勝利したシャルケのファンは、さぞかし気分爽快のはずでしょう。

 何しろ宿敵の黄色のジャージは

 1・2期連続ドイツ王者
 2・チャンピオンズ・リーグへの出場
 3・ボルシアMGからリーグMVP、マルコ・ロイスを獲得

 と、やる事成すこと全てが当たり続けています。

 一方自分たちを顧みると

 「ラウルのアル・サドへの移籍」
 「フンテラールの契約延長が決まっていない」

 と、情けない要素が目につきます。

 しかし、ドルトムントに勝利したことは勢いが増すはずですし、次のダービーまでは彼らをせせら笑う
事ができます。

 一時の清涼飲料水のような形で、喉を潤せます。

 ドルトムントが昨シーズンのような絶対的な強さを見せていないことは事実ですが、ダービーではお互
いの力量とそれまでの順位は一切考慮されません。

 両者が

 「同じ土俵」

 の上で戦う機会、それがダービーなのでファンも選手も命がけで戦うことができますし、ダービーでの
活躍は選手の評価がうなぎのぼりになるチャンスです。

 カズがイタリアに出かけた際、鞄に目をやると

 「ダービーでの君の得点を忘れていない。」

 と結び書きが結わえられており、さすがに驚いたと述べていましたが、同じ都市を2分することはそれ
だけの価値があるというわけです。

 ただ暴動や発煙筒が飛び交うという無視できない側面があり、警察からすれば当日の警護は厄介極まり
ないでしょうが。
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