塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ボージャンに見る移籍の内容

2012-10-02 23:41:15 | 日記
 昨年ローマに在籍したボージャン・クルキッチは、今季ミランに移籍しました。

 彼を見ていると、どんなに才能に秀でている選手でも、

 1・監督との意見の相違
 2・移籍した国のサッカー観

 が表だってしまうと、それに抗う術は持ち合わせる選手が少ないことを実感します。

 ボージャン自身は当然バルセロナに残留したかったはずですが、とこかでグアルディオラ
との関係にほころびが出来てしまったのでしょう。

 彼がローマにやって来たことは、ルイス・エンリケの後押しがあったからでしょうが、不
幸にも彼が1年で解任されるとは、ボージャンにとってもエンリケにとっても

 「予期せぬ出来事」

 だったはずです。

 才能に秀でた選手が場数を踏ませるというクラブの独断で、その歩みが頓挫する例はかな
りの数存在します。

 中田英寿がフィオレンティーナ在籍時に加わったポルティージョ。

 彼はレアル・マドリー在籍時、あのラウルを超える存在と評判でしたが、このイタリア移
籍はポルティージョにプラスに作用しませんでした。

 またバルセロナが獲得し、すぐさまベンフィカにトレードされたケイリソン。

 彼は

 「王国ブラジルが生んだ傑作のひとり」

 と讃えられていましたは、今どのリーグに在籍しているのでしょうか?

 無名の選手でも下部リーグから懸命に這い上がってくる選手もいれば、才能がありながら
も故障で苦しむ選手もいます。

 残酷ですが、サッカーにはこの明と暗のコントラストがあるからこそ、人々は熱狂するの
でしょうね。
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Jリーグ創世記を担ったヴェルディの存在感

2012-10-02 23:25:58 | 日記
 「本拠地で絶大な支持を得ながらも、知名度と人気は全国区」

 現在のJ1には上記のようなクラブがモデルケースが必要と言われています。

 つまりレアル・マドリーのように、首都マドリードだけでなくスペイン全域にファンが
存在する形です。

 ファンもいればアンチもいる。

 今日本サッカーには、こうした悪口、陰口を叩けるクラブ、言い換えれば日常の話題に
乏しいというわけです。

 Jリーグ創立時のヴェルディが、最もこの立ち位置に近かったことは確かですが、順序
が明らかに逆でしたね。

 ヴェルディは川崎の支持基盤が希薄でありながら、その存在感は全国区という矛盾した
存在であり、

 「東京移転」

 という形は、川崎市からすれば愚弄された気になったはずです。

 ヴェルディの首脳陣からすれば、東京という華やかな土地が目の前にある点に誘惑され
たものの、

 「FC東京」

 の存在感に苦労しているという塩梅でしょうか。

 当時の雑誌を読み直せば、巻頭特集にヴェルディと所属する日本代表選手のインタビュー
が多いことに驚かされます。

 カズや北沢のように、アスリートというよりもモデルとして生計がたてられそうな選手
が多いことも、大きく影響したのでしょうが、それだけヴェルディの記事は

 「売れ筋」

 だったことが伺えます。

 当時の選手は殆どがアイドルのような髪型でしたが、それでもヴェルディの人気が超越し
ていたことは確かです。

 ただ仮にヴェルディが川崎で本腰を入れて活動していたならば、現在のフロンターレの
意義がなくなるますし、これも時代の綾と言うべき事柄です。
 
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日本代表の底上げのために

2012-10-02 01:42:17 | 日記
 近年代表の親善試合が減る傾向にあります。

 例えば日本国内では、キリンカップとキリンチャレンジカップが、代表の底上げに大きく
貢献してきました。

 ですので、今後の親善試合のテーマとして

 1・見極めが済んでいる主力を招集しない潔さ
 2・欧州リーグ在籍だが、代表とは疎遠になりつつある選手の招集
 3・J1で結果を残した選手

 と項目をしぼってはどうでしょうか?

 2の例に当たるのがカターニャの森本、フィテッセの安田になります。

 また結果次第では、VVVの大津とカレン・ロバート、ウィガンの宮市なども当然含まれ
ます。

 3の選手の代表例が広島の佐藤と西川ですが、

 「代表キャップ1」

 の選手に、もう一度門戸を開いてほしいですね。

 例えば柏の田中、アントラーズの西、代表候補どまりですが磐田の山田がそうです。

 1試合90分通じて納得のいかない出来栄えならば、選手も落選を受け入れることができ
ます。

 しかし、途中出場、しかも10分、15分で

 「よく出来ました!!」

 と評価される結果を求めるのは酷ですし、これはプロの厳しさという範疇には全くつなが
らない代物です。

 逆に言えばこの数分で結果を出したなら代表定着が実現するかもしれませんが、終盤で相
手が疲れた時の得点は、さほど参考にならない側面があると思います。

 J1でも上記の選手以外にも、優れた選手はたくさんいます。

 仙台の赤嶺やレッズの平川などもそうでしょう。

 ザッケローニ監督の構想に口出しは出来ませんが、新鮮味が欠けてきた点は否めません。
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フットサルが切り開く新しい市場

2012-10-02 00:46:04 | 日記
 前回、ストリートバスケットとフットサルを題材にお話しをしました。

 フットサルも着実に裾野を広げていますが、プレイグランドでの普及は新しいビジネス
モデルが浮上するきっかけとなります。

 日本でも1993年、ストリート・バスケットの人気が急騰しました。

 そして新しいバスケットシューズの市場が開拓されたのです。

 オンコートでのプレイと異なり、アスファルトで戦う以上シューズにはより高い快適さ
と摩耗力が必要となります。

 従って各社が競って耐久性に優れた商品を、市場に次々投入し、新たな競争が生まれた
のです。

 その代表例が

 ナイキのエア・レイド
 コンバースのターマックス
 リーボックのブラックトップ

 になります。

 当然アディダスやアシックスも参入しましたし、各社が最新技術を投入することで大き
なうねりを見せました。

 サッカーは既に多くのブランドが参入していますが、日本でのフットサル市場がより拡
大すれば、新規も含めて多くの商品が展開されるはずです。

 フットサルは室内ですから悪天候でも楽しめるのが特徴です。

 またガムソールはグリップに秀でていますから、転倒を未然に防いでくれます。

 ポルトガル代表リカルジーニョのように、フットサルで描かれる技術には誰もが目を奪
われます。

 その見る楽しさも含めて、今後の市場に注視していきたいと思います。
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