塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕たちは育成と簡単に言いますが

2019-08-08 17:29:10 | 日記
 日本代表における背番号10は近年、中村俊輔から香川真司に受け継がれました。

 そして今後はFCポルトに移籍を果たした、中島翔哉が担い続けることでしょう。

 そしてポルトガルもロナウドからジョアン・フェリックスへと、その顔がいずれ変化することでしょう。

 ポルトガルは1960年代

 1・サラザールの独裁とベンフィカ・リスボン
 2・エウゼビオと1966年ワールドカップ

 というふたつの象徴がありました。

 しかし、1984年の欧州選手権までポルトガルは大舞台を経験することがありません。

 ウンベルト・コエリョ、パウロ・フットレのように散発的に有名選手が登場しますが、やはり1990年代の黄金世代と呼ばれる世代が登場するまでは、同国代表の盛り上がりはありませんでした。

 ここではポルトガルと日本の事例を出しましたが、農作物と同様に常に下の世代が良い実りをもたらすとは限りません。

 現状日本は東京五輪が控えていることもあり、アンダーの世代を

 森保監督は常に視察し、注意を払っている
 久保に代表される、10代での欧州リーグへ移籍

 というように、滞らせる雰囲気ではありません。

 ただ、あのブラジルですら、

 「ロナウドやロマーリオのようなFWが現状、まるで見当たらない」
 
 とため息をつくことがあります。

 そして逆説的にゴレイロが常に不安視されているブラジルに、今エデルソン、アリソンと誰もが先発起用をどちらにするかで悩むほど、素晴らしい存在がいますよね。

 こうしてみますと、僕たちは簡単に育成と唱えますが、実際は実に困難な形であることが窺えます。
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選手の強行突破は必要か

2019-08-08 11:48:52 | 日記
 もしJリーグでも選手と代理人が移籍を強行するために

 1・開幕前の合宿や練習試合を無断欠席
 2・遅刻や早退など、意図的に無気力を示す

 という態度を取ったならば。

 本場、欧州に近づいたと思えるでしょうか。

 長野パルセイロは公式ホームページで毎日のように、学校訪問やスタジアムでの夏季キャンプ、女子選手の夏まつり訪問など、支えてくれている地域へ出向き、謝意を伝えています。

 3部のクラブですら人間性を重視する運営を心がけています。

 ですから契約年数、契約内容で選手とクラブが合意に達することがなくとも、ファンからの視線は相当厳しくなることに間違いはありません。

 Jリーグでは起こるかもしれませんが、現状は難しいと感じます。

 インテルがロメロ・ルカクの入団を希望していますが、彼もまたユナイテッドと揉めてしまい、現在に至っています。

 またインテルはマウロ・イカルディを残すようですが、コンテ新監督がユヴェントス時代の3-5-2を導入するならは、両選手を2トップの要として考えているのでしょう。

 またドルトムントからバルセロナに移籍したデンベレもそうでしたが、あれだけの強硬突破をしますと

 1・バルセロナのファンからも手厳しい歓迎
 2・こじらせたう形での決断のため、馴染む猶予すらない
 3・すぐに良いプレイを見せるという重圧

 と凄く精神面で負荷がかかりますね。

 代理人は当然、選手が心地よくプレイすることを願うわけですが、今後このような強硬策が多くなりますと、よりサッカーが競技ではなくビジネスの趣を強くしていくことでしょう。
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Jリーグに復帰する日本人選手たち

2019-08-08 11:34:04 | 日記
 ヴィッセル神戸がベルギー代表のトーマス・ベルメーレンの入団を発表しました。

 トルステン・フィンク監督からすれば、いかに外国籍選手の出場を分配するのか、また開幕前に獲得した山口、西という日本代表経験者の場数を還元すべきか。

 という点も考慮してゆくことでしょう。

 一方でどんどん海外リーグへ選手が移籍してゆくJリーグ。

 レッズが関根、ガンバが井手口、宇佐美を獲得したように、過去海外に羽ばたいた選手を再度迎え入れる。

 よくアルゼンチンで見られる光景が日本でも見られるようになりましたが、補強の一種として考えてみる価値はあると思います。

 マルティン・パレルモ ビジャレアルからボカ・フニオルス
 セバスティアン・バタクリア パレルモ同様の決断
 マルセロ・ガジャルド モナコからリーベル・プレ

 というように、国内リーグでファンと喜びを分かち合い、この瞬間、という決断で渡欧した選手たちも、最後は古巣に戻る事例がアルゼンチンでは多いですね。

 マティアス・アルメイダのように、ラツイオで活躍した後、古巣のリーベルに指揮官として就任するも、首脳陣と小競り合いが起きてしまうような、残念な事例もあります。

 しかし、ファンからすれば、新しい選手が加入するよりも、既に人物像と実力が把握できている選手が加入すること。

 こちらの方が応援しやすいのではないでしょうか。

 日本に復帰することは、森保監督とコーチ陣の視察が頻繁に受けられる、と言うメリットもあるでしょう。

 しかし、練習内容、マスメディアを含むきつさ、厳しさでは物足りないかもしれない。

 彼ら復帰した選手が諫言、還元できること、実はとても多いのではないでしょうか。
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