塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

評価されるという正体の意義

2019-08-09 21:25:11 | 日記
 「評価」という言葉があります。

 例えば僕は毎日ネイルクリームを塗り、ハンドクリームで手も足の裏も磨きます。

 それは周囲の誰からも評価されることは無いのですが、評価は誰かからされなければ、評価されるであろう場所に映らねばならない、それがサッカーでは移籍、と言う形になります。

 例えばイタリア。

 ミランの全盛期を支えたマルディーニとバレージ

 バレージがミランとアズーリで魅せた、美しいオフサイド・トラップ
 マルディーニが魅せた、相手FWからファウル無しでボールを奪う技術。

 それはイタリア、そしてミランのファンが守備と言う動作について精通し、同時に彼らの持つ「徳」を見極める技量がある。

 だからこそ彼らはイタリアで名声を得た形になります。

 レアルもそうですよね。

 スペインはイタリアよりも明らかに攻撃の幅があるわけです。

 それはサッカーという競技が、相手ゴール前でシュートを打つことを目的にする以上、守備に時間をかけるよりも、攻撃に時間をかけるべき、という考えがあって当然だからです。

 レアルはいつの時代でも優れたアタッカーが存在します。

 アルフレッド・ディ・スティファノ
 フィレンツェ・プスカシュ
 ウーゴ・サンチェス

 など偉人達が優れた攻撃を見せてきた、だからこそ観客が攻撃の何たるかを見極める術を持つからこそ、ジダンやヴィニシウスを評価してきたというわけです。

 香川真司が2部のサラゴサに移籍する可能性があるようです。

 サラゴサは過去、アイマールというアルゼンチン代表の名手が在籍し、日本代表監督候補にも浮上したヴィクトル・フェルナンデス氏が指揮をとったこともありました。

 観客が攻撃に関して評価する姿勢が今でも崩れていないのであれば。

 彼にとって良い移籍になる気がします。
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サッカーにとって勝ち点3は何か

2019-08-09 14:35:55 | 日記
 昨日の週間パルセイロで、ギラヴァンツ北九州との一戦を見ました。

 長野から北九州まで訪れるファンがいるわけですから、当然北九州から長野を訪問するファンもいる。

 ファンにとって、愛するクラブというものは、お金、当日の天候や移動距離などは関係ない、まさに無償の存在なのだと痛感しましたね。

 そして国領、新井の充実した顔が良かったと思います。
 
 スペイン代表監督を務めたハヴィエル・クレメンテが

 「勝ち点3こそがスペクタクル」

 と語ったことがあります。

 確かに勝ち点3を積み重ねることで

 1・降格圏内とは無縁の形になる
 2・欧州カップへの参加が見えてくる
 3・代表ならば欧州選手権、ワールドカップへの参加を手繰り寄せる

 形になりますし、指揮官の座を追われません。

 クライフのように、敗れる際は潔くという格言もあるように、サッカーの難しいところは

 勝ち点3が抱える問題点にモザイクをかける
 どんなに素晴らしい試合でも、敗れてしまえば得られる勝ち点はない

 という2点に集約されます。

 前者の例は1997年の日本代表、アジア最終予選のウズベキスタンとの6-3という大雑把なスコア
 後者の例は1974年ワールドカップ、クライフ率いるオランダは名声を確立するも、優勝したのは当時の西ドイツ

 になるでしょうか。

 バルセロナのように、常に標語として

 「美しく勝利する」

 事が戦力的に困難な場合、やはり勝ち点を積み重ねる形で勝利の味を覚えていくことも不可欠でしょう。
 
 しかし、その前に実利主義が身についてしまいますと、美しいプレイをすることがより難しくなる、そんな気もします。
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初出場で一勝を狙うこと

2019-08-09 14:18:48 | 日記
 高校野球もワールドカップも、初出場で一勝を得ることは実に難しいですね。

 先ほど、長野県代表飯山高校の初戦敗退が決定したのですが、甲子園球場という日本で最も伝統ある球場で戦う際、平常心でいろというのはどんな老舗でも難しいと思います。

 酷暑の中での水分補給
 投手の球数制限や休息日の設置

 など、高校野球はインターハイ、高校ラグビー、サッカー冬の選手権よりも、その在り様が議論されています。

 野球で改善されたことが、他の競技にも浸透し、練習だけでなく栄養補給や様々な観点に波及すると良いですよね。

 ワールドカップも初出場の国は、予選突破の狂喜乱舞から、実践で冷酷な結果を受けることが多いわけです。

 1998年 日本代表
 2002年 セネガル代表
 2014年 ボスニア代表
 2018年 パナマ代表

 セネガルのように、初戦で世界王者フランスを撃破し、8強に到達する事例もありますが、これは例外中の例外で、基本は日本のように、全敗を喫して帰国という概念の方が強いと思います。

 それでも日本代表が欧州列強から冷たい視線を浴びなくなりつつあるのは

 1・ワールドカップの出場が途切れない
 2・リーグの整備を怠らない
 3.海外リーグへ選手が積極進出

 というように、選手、リーグ、協会が奮闘してきたためです。

 ですから、欧州列強が今後
 
 女子のプロ・リーグを整備し、より環境を整える
 ワールドカップを32か国で開催

 という開催案の下で強化をより図る事は間違いないでしょう。

 日本もなでしこのリーグ変革が議論されており、良い事だと思います。

 この波及効果があれば、ソフト、バレー、野球などにも通じるようになる、かもしれませんね。
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